「Marunouchi Street Park(以下MSP)」は、東京・丸の内仲通りの今後のあり方や活用方法を検証する社会実験プロジェクトです。2019年のスタートから7回目の開催となった「MSP 2022 Winter」は、これまでの丸の内仲通りから、展開エリアを東京駅前の行幸通りにまで拡大し、過去最大となる規模での実施となりました。当社は総合企画パートナー・運営担当として参画いたしました。
今回のテーマは、「MSP Twinkle Street」です。
丸ビル前のブロック1は「Twinkle Party」をテーマに、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアの店舗などと連携したクリスマスマーケットをデザイン・設計し、メリーゴーランドベンチ、光の輪投げ、樹木を囲むホットベンチなど、心温まる仕掛けが詰まった冬のハレの場を創出しました。
丸の内二丁目ビル前のブロック2は「Twinkle Terrace」をテーマに、毎回人気のストリートピアノ演奏空間や、イルミネーションを背景に写真が撮れるスポット、ロングホットベンチなどを設置し、来街者が冬のイルミネーションを楽しみながら寛げる空間を設えました。
そしてMSPとして初めての展開となる東京駅前の行幸通りでは、環境配慮型の樹脂製スケートリンクを使用した「Marunouchi Street Rink」を設置することで、老若男女を問わず多くの来街者が屋外で楽しむスケートの魅力を体験でき、好評を博しました。(開催期間:2022/11/29~12/25)
クリスマスマーケットを開催するにあたり「キッチンカーが並ぶだけでは味気ない」とのお客さまのご要望に対し、千代田区では初となる短期固定型臨時営業を保健所に申請し、設営したグラスハウス内で調理加工・販売が行える環境を整えました。
また、メリーゴーランドについてはレンタル品を置く形での要望をいただいたものの、エリア周辺に訪れる年齢層を鑑みて、馬ではなくフカフカのベンチとフラワーアレンジメント・イルミネーションを施すことで華やかな演出提案を行い、人気コンテンツとして盛況を博しました。
社会課題としては、去年の経験からもクリスマス・イルミネーションの集客効果によって連日大勢の人でにぎわうことが予想できていたため、例年以上に滞在できるホットベンチの数を増やし、仲通りに温かく滞在できる場所を提供しました。
- オープン
2022
- 所在地
東京都
- クライアント
特定非営利活動法人 大丸有エリアマネジメント協会様
- ソリューション
調査、企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、環境デザイン、デザイン監修、建築設計、設計監理、什器制作、環境演出装置設計・制作、制作・展示施工、運営管理、保守管理、PR業務
- 受賞
「日本空間デザイン賞 2023」LongList(09.公共生活・コミュニケーション空間)
- 備考
掲載内容はイベント開催時点の情報です。最新の情報はイベントウェブサイトをご覧ください。
What’s New新着実績から探す
お問い合わせ/お見積もり依頼/資料請求は下記よりお気軽にご連絡ください。
お問い合わせの多いご質問や、よくいただくご質問は別途「よくあるご質問」ページに掲載しておりますので、
ご活用ください。