仙台市にオープンしたマルハン仙台苦竹店内の「REVERSE AREA」は、パチンコホールの熱気とは対照的にくつろぎを感じることのできる、新感覚のレストスペースです。
ホールの熱気とくつろぎの空間との組み合わせを連想させるものとして、サウナ・水風呂・外気浴の流れに着目し、癒しとリラックス効果のあるコンテンツを室内に採用しました。
水の癒しを最大限感じられるコンテンツとして、水盤を揺らして波紋の揺らぎを空間に映し出す装置、瑞々しい森林香のアロマ、オリジナルヒーリングサウンド、椅子もリクライニングチェアとボウルタイプチェアを選定し、あらゆる感覚で“くつろぎ”に浸れる場所としました。
当社は、企画・基本構想、デザイン・設計、制作・内装施工、什器制作、サイン・グラフィックデザイン業務を担当しています。
今回の仙台苦竹店でいかに魅力的な「場」を創出するかを考えた際に浮かんだのが今までにない休憩所でした。来店されるお客さまへのアンケートを実施しても、休憩所を充実してほしいという声は常に上位に入ります。
私達の提供価値のひとつとして“やすらぎ”を掲げていますが、休憩所自体は均質化しており、“やすらぎ”について本質的なものを提供できていないのではというジレンマがありました。
また、社会に目を向けると多くの方がストレスを抱え、余暇に“やすらぎ”を求めており、ファンにも社会にもニーズがあるというピースを集めると、今までにない休憩所が新たな価値創造につながると考えました。
既存顧客を中心に利用されていた漫画とマッサージチェアだけの休憩室を、マルハンならではのリラクゼーションを楽しめる場所とすることで、ユーザーに対しては満足度の向上を、ノンユーザーに対しては来店・滞在の動機づくりを実現しました。
パチンコホールならではのライティング演出が室内に入り込まないように、水の泡をイメージしたパーテーション壁をデザインし、外部の光を遮りつつも気泡から内部がのぞきこめる、遊びごころを感じられる仕掛けにも挑戦しました。
この実現においては、工期が限られていたことから、デジタルファブリケーションを得意とする協力社と連携し、スケッチドローイングからのスピーディーな具現化を可能としました。
- オープン
2024
- 所在地
宮城県
- クライアント
株式会社マルハン 北日本カンパニー様
- ソリューション
調査、企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、内装監理、什器制作、制作・内装施工
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