概要
新潟県上越市に位置する「上越科学館」は、子どもから大人まで「みて、ふれて、たしかめて楽しむ」をコンセプトにした体験型のサイエンスミュージアムです。
昨年12月、くらし・環境・エネルギーゾーンに、新規アイテム“元素シューター”を整備しました。
モニターに表示された元素周期表に照準を合わせてシュート(選択)し、元素と化合物の世界をひもといていく「化学を遊びながら学ぶ」展示です。「元素を学ぼう!(単体の検索モード)」と「化合物をつくろう!(クイズ形式の対戦モード)」の2種類のコンテンツを選択できます。
約半年の短期間で、当社はプランニングから制作まで推進しました。
課題・要望
1. 科学館の要望
元素に関する展示は「元素周期表(ショーケースおよび実物)」が一般的ですが、子どもたちへのアピール力や魅力をより高める斬新な手法を取り入れることで、自分、モノ、街、そして宇宙までも形づくる「不思議な化学の世界」への興味・関心につなげたいとのご要望がありました。
2. 市の要望
設計初期に、市のスローガン「市民の自然科学に関する教養を高め、市民の文化向上に寄与する」の推進のため、今回の整備を有効活用したいとのご要望がありました。子どもたちだけでなく多様な市民が参加でき、展示を通じた「多様な学びのきっかけづくり」が求められました。
3. デザイン
新たに整備するアイテムに注目が集まるシンボル性に加え、周辺の既存デザインとの調和性や、周囲との動線配慮について留意することが求められました。
解決策
○コンテンツと演出の検討
元素周期表とシューティングゲームを組み合わせ、ゲーム感覚の“インタラクティブ・コンテンツ”を実現しました。堅苦しい周期表のイメージを、ゲームボードのようなデザインとすることで親しみやくすし、遊びながら無意識のうちに元素記号や周期表上の配置を覚えられるよう工夫しました。これにより、知らず知らずのうちに化学への敷居が下がり、身近になっていくことを実感できます。
〇コミュニケーション検討
“クイズ対戦演出”を採用することで、多様な競争や交流が生まれました。ゲームに慣れ親しんだ子どもたちは、しばしば両親や先生を負かすこともあるようです。世代を超えた対話や時間の共有は、さらなる「化学への興味」を深めていくことにつながります。
〇科学情報の解説検討
太古から現在に至る「元素探求の歴史」を、大人も楽しめる“マンガ解説”で紹介しています。「ラボアジエ」「 錬金術」といった忘れがちだった断片知識を1本に紡ぎ、レアアースをはじめとした先端科学技術までつながっていることを再確認できます。
○デザイン検討
100インチ大型モニターを2台採用した圧倒的なインパクトとビジュアル性、既存デザインとの調和性、またアクティブ状況の滞留・動線確保や周囲からの視認性を考慮し、注目を集め、ワクワクする展示を実現しました。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2025
- 所在地
新潟県
- クライアント
上越市様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工
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