福井県と福井市は、2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業に向け、福井駅周辺にさまざまな恐竜コンテンツの展示物を配置し、来場者に「恐竜王国ふくい」をPRするとともに、恐竜を活用したにぎわいの創出を図るため「福井駅周辺恐竜拡大プロジェクト」を立ち上げました。福井市は、福井駅東口エリアを担当し、東口広場では親子愛をテーマとした親子のトリケラトプスのモニュメントを設置しました。親トリケラトプスは実物大の恐竜ロボットで、定刻に動いたり、鳴き声を上げたりすることで親子愛を表現しています。一方、福井駅のシェルターエリアでは陸の世界をイメージしています。スピノサウルスなどの3体の子ども恐竜に触れ合うことができ、卵のモニュメントは中に入って写真が撮れるフォトスポットになっています。また、隣接する歩行者専用道路は空の世界をイメージしています。恐竜博士を夢見る子ども恐竜が座るベンチと、「翼竜保護区」と書かれた看板を設置し、その先の道路に面したえちぜん鉄道福井駅の外壁には、20mに渡るプテラノドンの群れが描かれています。さらに高架下は海の世界をイメージし、海の青を基調とした内照式の「海竜保護区」サインと海の恐竜プレシオサウルスのレリーフを施したベンチを設置しました。このように、エリアごとにテーマ性を持たせ、見どころを変えることで回遊性を持たせています。
・来街者にとって訪れたくなる場であるとともに、市民にとっても愛着が湧く場としたい
・福井駅東口と西口をつなぎ、回遊性を持たせ、それによって街歩きを促す場としたい
・恐竜を用いることで話題性やインパクトを持たせるなど、持続可能な空間整備の視点を入れた場としたい
上記のご要望がありました。
・東西の街をつなぎ、これまで数多くの化石が発見されている「恐竜王国ふくい」を印象づける整備を行いました。主役となる恐竜は、戦いや迫力といったステレオタイプな表現にとらわれず、新しい一面である家族愛をテーマに引き出し、福井市様のブランディングに寄り添い、多くの人の共感を呼ぶものとしました。
・駅周辺に溶け込む恐竜たちの生物として懸命に生きていた姿が、時間を超えて私たち自身に重なることで、福井の街の新しいランドマークとなり、にぎわいを醸成しています。
貴社は、当プロジェクトと同じエリアにある、福井駅東口の福井市観光交流センター屋上の恐竜モニュメント整備も担当していたことから、エリアコンセプトやデザイン性に統一感を持たせることができました。
- オープン
2024
- 所在地
福井県
- クライアント
福井市様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、恐竜モニュメント設計・制作
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