株式会社セラヴィリゾート泉郷様は国内11カ所の地域でホテル・コテージ・愛犬リゾート施設を展開しています。このたび当社では、北アルプスに抱かれた山岳リゾート「AMBIENT 安曇野ホテル」のレストランリニューアルを担当しました。計画の背景には、地下1階と1階の2つの階に分かれていたレストランを1階に増床・集約することによる運営オペレーションの効率化と、1階展望テラスから眺められる雄大な北アルプスによってリゾート気分を醸成し、顧客体験価値を向上するという目的がありました。地域独自の文化・歴史・工芸が感じられる空間・家具・装飾品を用いて非日常を演出し、地元食材を生かしたご当地ならではの調理法を演出するライブキッチンを新設するなど、また宿泊したくなるための要素を随所に打ち出す計画としました。
2025大阪・関西万博に向けて、2021年から関西国際空港第1ターミナルビルのリノベーション工事を行っています。関西の玄関口として「国際線キャパシティの拡大」「エアサイドエリアの充実」「旅客体験の向上」を目指したプロジェクトです。これまで同空港では、航空会社ごとにラウンジを用意していましたが、これをひとつに集約し、スペースの効率化によってより広い空間を提供しています。その中で、本プロジェクトは大規模リノベーションのフェーズ3に該当し、総面積2970㎡、座席数658席となる「古都と都市」をテーマとした国際線のビジネスラウンジです。館内は「ノースサイド」「サウスサイド」のコンセプトの異なる2エリアに分かれています。基本設計は梓設計様、当社は内装(FF&E)、設備の実施設計・施工、アート監修業務を担当しました。
「日和佐うみがめ博物館カレッタ」は、徳島県の大浜海岸にある世界でも珍しいウミガメの博物館で、この地域では最古のアカウミガメ保護活動の聖地として親しまれてきました。また同時に、地元・美波町の回帰率向上計画の拠点施設としての役割も担っています。今回の改修では、動物福祉の観点からウミガメにとって住みやすく、訪れる人にも⼼地よい空間を提供することで、ウミガメを通じて⼈と⾃然の共⽣について学び、次世代の担い手を育成する場を実現しました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で関西パビリオン内に出展する三重県ブースを計画しました。三重県ブースは「日本のこころの原点」をテーマに、豊かな自然、歴史、多彩な文化、そして食といった、“美(うま)し国みえ”の魅力を体感できる空間として構成しました。万博でしか出会えない貴重な展示やコンテンツを通じて、訪れた人々に五感で三重を感じてもらう、体験型のブースとなっています。
約5年におよぶ全面リニューアル工事を経て2025年3月に完成したプロジェクトです。新規にスタンド(一般客や来賓者など幅広い客層向けの観覧施設)、入場門、日本の競馬場初の両面パドックビジョン、芝生広場を設置し、市民や競馬初心者など、多くの方々に「開かれた競馬場」を感じてもらえる施設としてオープンしました。
2025年7月、静岡県掛川市にオープンした新たな屋内遊び場「mirocco(みろっこ)」は、子どもたちが思いきり遊びを楽しむだけでなく、家族や地域の人々も一緒に楽しめる場所を目指しています。本施設は掛川市満水の22世紀の丘公園にある屋内施設「たまりーな」にあったプール・温浴施設を改修し、全天候型の遊び場に再整備を進めてきました。当社は、地域活性化と施設事業のノウハウを生かしながら、コンセプト策定から設計、内装・遊具・装飾の施工、運営まで総合的に担当しました。また本施設では、DBO*事業の自主事業として、当社が民間投資を実施し、遊具、造作家具什器、サイン・グラフィックなどの追加整備により、施設の魅力向上を実現しました。施設コンセプト/空間デザインについて施設コンセプトは「ココロはずむ、毎日をつくろう」。365(3=み/6=ろ/5=こ)日通いたくなる、みんなが集まる施設になるように、という意味を込めてネーミングは「mirocco(みろっこ)」に投票で決まりました。 主なエリアは遊具を使って遊ぶ「ぐるぐるのやま」、静かに遊べる「わくわくベース」、大人もくつろげる「ひとやすみラウンジ」、赤ちゃんが安全に遊ぶことができる「ハイハイのはら」の4つです。これらのエリアに加え、たまりーな内には新たに静岡県内で店舗展開する「This Is Cafe」が出店し、さまざまな年齢層のお客さまが利用しやすいメニューを提供しています。また、施設の内装や遊具、ベンチなどのインテリアは、地域資源を採用し、県産伐採材を活用したベンチ、端材・廃材マテリアルを工作材料として利用する工作スペース、掛川の“土”を利用した左官壁など、各所に環境を配慮した素材を使用しています。 *DBO:Design Build Operate(設計・建設・運営)の略で、公共施設を整備する際の事業方式の一つ。公共が民間事業者に施設の設計・建設・運営を委託する。
静岡市に本社を持ち『世界に挑戦する「偉大な中小企業」として社会の持続的発展に貢献する』をパーパスとする、スター精密様のオフィスリニューアル計画です。7階建の本社屋は、1階から6階までが開かれたオフィス、7階は格式高いシークレットな役員フロアとして、2018年に運用開始しました。そこから6年が経った2024年、社員数の増加や働き方の変化に対応するため、7階もオフィススペースとして運用していく方針が決定、依頼に基づき、スター精密様のプロスペリティパートナーでもある木内建設様と共にご提案、設計、施工を行い、2025年2月にリニューアルオープンしました。フロア中央の光庭を挟んで、東側に40席の執務クワイエットエリア、西側には活発な議論が行われるアクティブエリア、南側には役員個室、北側に役員会議室(通常時は執務エリア)を配するプランは、開放性を有しながらも適度な距離感を確保できています。
アイネック様は、名古屋市中村区名駅にある環境に配慮した先進的なオフィスビル「フロンティア名駅」に本社を移転しました。シンボルカラーである“アイネックブルー”と光が織りなす空間で、新たな一歩を踏み出し、希望に満ちた未来を感じられるよう、コンセプトを「光線の希望」としています。環境配慮とデザイン性を融合させた先進的なオフィス空間を特徴とし、「光」「青」「環境配慮型素材」をデザインエレメントに、企業のパーパスとビジョンを体現する場を実現しました。アイネック様のブランディングを担当している、IZA代表の田中タキ様のディレクションの元で、LUCENT Inc代表の松尾高弘様(アートワーク)、NOiR inc代表の黒瀧節也様(サウンドデザイン)とのコラボレーションにより、シンボルとなる“光”のアートをレセプションに設えました。また、オフィス全体をアイネックブルーがやさしく包み込むことで、ここに集う全ての人に一体感とつながりをもたらします。加えて、OAフロアでは、既存の下地を洗浄してそのまま使用し、仕上材を省くことで環境負荷を軽減し、壁材には、火力発電所の石炭灰や使用済みコーヒー豆などの廃棄物を再利用したセメントタイルを採用しています。当社は設計・施工を担当しました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展されたマレーシアパビリオンは、“INTERWOVEN - 調和のとれた未来を編む”をテーマに、多民族国家であるマレーシアが内包する伝統・多様性・先進性を統合的に表現した空間です。館の中心にはシンボルとなる高さ約10mの「Tree of Harmony」を配し、葉はサステナブルな天然素材を用いてマレーシア各地の職人によって手織りされたもの、幹は成長の早い竹をらせん状に編み上げた有機的な構造で構成されています。この造形の形態言語は展示床・照明・グラフィックにも展開され、館全体を編むようにつなぐネットワークの象徴となっています。多様性が交差しながら一つの大きな物語を紡ぐパビリオンとして、調和のとれた未来への希望を体現する場となりました。
アンリ・シャルパンティエの新ブランド、フィナンシェ専門店「BEAN to FINANCIER」の第1号店です。コンセプトである“焼き色” を焼成ムラのあるタイルなどを用いて店舗全体で表現しました。さらに、フィナンシェのルーツである、パリの金融街の金塊を模したディテールをちりばめています。“焼き色”のグラデーションに包まれた厨房から商品がお客さまの目の前に並ぶまでのストーリーを象徴的に見せ、ブランドを五感で体験できる店舗としました。
“大阪の迎賓館”として国賓・皇室をはじめ多くのお客さまに愛されてきた、創業90周年の歴史を誇る由緒ある「リーガロイヤルホテル大阪」が2025年4月に開幕する大阪・関西万博の開業を控え、IHGホテルズ&リゾーツのブランドの一つである「ヴィニェット コレクション」を導入し、「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」としてグランドオープンしました。ホテルの歴史やアイデンティティを受け継ぎ、水の都ならではの周囲に広がる美しい景観の魅力を融合させ、時代を超えて愛される空間へと生まれ変わりました。今回の改装において、当社はエントランス、レセプション、パブリック、客室、宴会場、ジムの各エリアのデザインを手がけ、併せて客室エリアの実施設計・施工、アート、FF&Eも担当しました。
グラングリーン大阪に開業した「sorappa(ソラッパ)」はダイニング、ワークスペースを兼ねたカフェ、テラスで構成されたワーカー専用ラウンジです。ダイニングは、天井高7mの窓から「うめきた」の公園の景色を一望できる開放的な空間で、団体でも周りを気にせず利用することが可能です。カフェからテラスへは開放的な空間が広がり、天気の良い日は美しい景色を眺めながら、ゆったりとしたカフェタイムを楽しめます。
百年留学生記念館は、20世紀初頭に日本を訪れ、新たな知識と技術を求めて学んだアジア人留学生の若者たちの物語を、未来へとつなぐ文化交流施設です。展覧会の開催をはじめ、異なる文化や価値観が交差し、人々が対話を重ねながら相互理解を深める場となることを目指して開館しました。当社は、百年留学生記念館の企画・基本構想をはじめ、デザイン・設計、制作・内装施工を担当。また開館を記念した特別展「青年周恩来の東京足跡展」における展示設計・施工も担当しました。
THE SEVEN様は、グローバル市場向けのコンテンツ企画・開発や、さまざまなエンターテインメントビジネスのプロデュースを手掛けています。このたび、さらなるクリエイティブ強化を目的とした画期的なオフィスとして増床しました。本オフィスは、一貫して、映像制作における企画から最終チェックまでの機能を一つの空間に集約することを目的とし、極めて高品質な映像に対応し続けるため、クオリティチェックの工程をひと際重要視しています。そのため、プレビュールームには、8KプロジェクターとDolby Atmos(※) 7.1.4サウンドシステムを備えることで、最高品質の映像と音響下のチェックによる、高精度な修正指示を可能とし、さらなるクオリティの向上を実現しました。意匠面では、「映像のような美しいデザイン」と「SF(Science Fiction)」というキーワードを基に、美しさと非日常性が共存するデザインを目指しました。画一的な表現を避けるべく、手描きによる感覚的なフォルムを各所に取り入れながらも、そこに一貫した規則性を持たせることで、空間が心地よいバランスを保てるように検証を重ねながらつくり上げました。デザインをTBSテレビ デザインセンター様が担当し、当社は設計業務と内装・什器・電気・給排水設備・サイングラフィック工事を担当。また、設計施工を一貫で発揮できる当社の強みを生かしながら、TBSテレビ デザインセンター様や別途施工業者との良好なコミュニケーション構築によって、円滑な推進・竣工を達成しました。※Dolby Atmos:オーバーヘッドスピーカーや上向きのスピーカーを使用し、立体的なサウンドスケープを生み出す。
千葉市動物公園内に併設された動物科学館は、築40年近くになることを踏まえ、展示エリアの全面リニューアルを行いました。生命の宝庫「熱帯雨林」をテーマに、生態系について知り、学び、そして未来のために行動することを目的とした‟ズーロジカルミュージアム”です。ゴリラや鳥類、夜行性動物など熱帯雨林に生息する動植物を間近で観察しながら、前後の展示を通して、命のつながりや地球環境の尊さを伝えます。
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