“大阪の迎賓館”として国賓・皇室をはじめ多くのお客さまに愛されてきた、創業90周年の歴史を誇る由緒ある「リーガロイヤルホテル大阪」が2025年4月に開幕する大阪・関西万博の開業を控え、IHGホテルズ&リゾーツのブランドの一つである「ヴィニェット コレクション」を導入し、「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」としてグランドオープンしました。ホテルの歴史やアイデンティティを受け継ぎ、水の都ならではの周囲に広がる美しい景観の魅力を融合させ、時代を超えて愛される空間へと生まれ変わりました。今回の改装において、当社はエントランス、レセプション、パブリック、客室、宴会場、ジムの各エリアのデザインを手がけ、併せて客室エリアの実施設計・施工、アート、FF&Eも担当しました。
THE SEVEN様は、グローバル市場向けのコンテンツ企画・開発や、さまざまなエンターテインメントビジネスのプロデュースを手掛けています。このたび、さらなるクリエイティブ強化を目的とした画期的なオフィスとして増床しました。本オフィスは、一貫して、映像制作における企画から最終チェックまでの機能を一つの空間に集約することを目的とし、極めて高品質な映像に対応し続けるため、クオリティチェックの工程をひと際重要視しています。そのため、プレビュールームには、8KプロジェクターとDolby Atmos(※) 7.1.4サウンドシステムを備えることで、最高品質の映像と音響下のチェックによる、高精度な修正指示を可能とし、さらなるクオリティの向上を実現しました。意匠面では、「映像のような美しいデザイン」と「SF(Science Fiction)」というキーワードを基に、美しさと非日常性が共存するデザインを目指しました。画一的な表現を避けるべく、手描きによる感覚的なフォルムを各所に取り入れながらも、そこに一貫した規則性を持たせることで、空間が心地よいバランスを保てるように検証を重ねながらつくり上げました。デザインをTBSテレビ デザインセンター様が担当し、当社は設計業務と内装・什器・電気・給排水設備・サイングラフィック工事を担当。また、設計施工を一貫で発揮できる当社の強みを生かしながら、TBSテレビ デザインセンター様や別途施工業者との良好なコミュニケーション構築によって、円滑な推進・竣工を達成しました。※Dolby Atmos:オーバーヘッドスピーカーや上向きのスピーカーを使用し、立体的なサウンドスケープを生み出す。
千葉市動物公園内に併設された動物科学館は、築40年近くになることを踏まえ、展示エリアの全面リニューアルを行いました。生命の宝庫「熱帯雨林」をテーマに、生態系について知り、学び、そして未来のために行動することを目的とした‟ズーロジカルミュージアム”です。ゴリラや鳥類、夜行性動物など熱帯雨林に生息する動植物を間近で観察しながら、前後の展示を通して、命のつながりや地球環境の尊さを伝えます。
静岡県の伊豆半島西部に位置する旅館の改修計画です。万葉集に詠われた「明けてしまうのが惜しい、素晴らしい夜」に由来する「あたら夜 西伊豆」の第2期、第3期リニューアルのプロジェクトとなります。第1期ではスイートルームとバーを改修、今回の第2期で客室の改装をし、第3期でファサード・ロビー・ルーフトップテラス(足湯)・共用廊下・ライブキッチンを改装するなど、全面改修を当社で担当しました。若年層のカップルや夫婦でくつろげる心地よい広さの客室、足湯をしながらマシュマロを焼いて食べられるロビー、西伊豆の水平線を見ながら楽しめる足湯付きのルーフトップテラスという夜を楽しめる体験をつくり出しました。
阪神・淡路大震災から30年が経過し、震災を経験していない世代が増える中、震災直後の1997年につくられた神戸港震災メモリアルパークの改修を行いました。震災時のまま保存されている遺構と復興した神戸の街を対比して展示することで、地震の恐ろしさと街を復興させた神戸の人々の力強さを象徴的に伝えています。展示をリニューアルするにあたり、震災を経験していない若い世代にも理解しやすい内容に展示を再構成すると共に、近年増加している外国人観光客の方に向けて、展示グラフィックや映像の多言語化も行いました。また新たな展示要素として、遺構の震災前・震災時・震災後の状況を比較できるARコンテンツも制作しました。国内外・年齢問わず多くの人々にこの場所を訪れていただき、震災の記憶と教訓を未来へ継承する場所としてあり続けることを目指し、リニューアルを行いました。
仙台市にオープンしたマルハン仙台苦竹店内の「REVERSE AREA」は、パチンコホールの熱気とは対照的にくつろぎを感じることのできる、新感覚のレストスペースです。ホールの熱気とくつろぎの空間との組み合わせを連想させるものとして、サウナ・水風呂・外気浴の流れに着目し、癒しとリラックス効果のあるコンテンツを室内に採用しました。水の癒しを最大限感じられるコンテンツとして、水盤を揺らして波紋の揺らぎを空間に映し出す装置、瑞々しい森林香のアロマ、オリジナルヒーリングサウンド、椅子もリクライニングチェアとボウルタイプチェアを選定し、あらゆる感覚で“くつろぎ”に浸れる場所としました。当社は、企画・基本構想、デザイン・設計、制作・内装施工、什器制作、サイン・グラフィックデザイン業務を担当しています。
日本屈指のターミナル駅である大宮駅の西口に位置する「大宮センタービル」のリニューアルプロジェクトです。大宮駅周辺調査と竣工後30年あまり経過したビルの課題の洗い出しを行い、「品格と居心地の両立」をテーマに掲げ、リニューアルデザインを行いました。リニューアルプロセスにおいては、既存の入居テナントの満足度向上を重要な焦点とし、周辺ビルに対して機能面・デザイン面においてプレゼンスを高めることを目指しました。既存の石材ならではの「品格」を残しながら、軽快なマテリアルによって生み出される「居心地」をバランスよく調和させることで、撤去による廃材処分を極力抑え、古きよき素材と新たな素材の融合により、サステナビリティを意識しつつ費用対効果の高いデザインとしました。
宮ヶ瀬ダム 水とエネルギー館 ウォーターミュージアム「水道ゾーン」は、出展から20年以上が経過したことで改修が必要となり、開館25周年に合わせてリニューアルされました。展示のコンセプトは「水道用水供給事業」の学習機会創出(水道企業団の役割紹介)および、「水道水」に対する意識変容(水資源の再認識・地球環境学習)です。普段は知る機会の少ない、ダムに貯められた雨水が水道水として家庭の蛇口に届くまでの過程・設備・それらに関わる仕事に対する学びを通して、生活に必要不可欠な水道水への感謝や、社会インフラの重要性について学ぶことができます。また宮ヶ瀬ダムを含めた周辺地域が観光地であることから、メインターゲットは周辺の小学校の社会科見学や、休日に来館するファミリー層としています。大型スクリーンによるガイダンス映像、映像のドローンを操作して水道施設を調査するバーチャルコンテンツ、河川の水を浄化するフローのシミュレーションなど、実写とCGを組み合わせたゲーム性の高いデジタルコンテンツのほか、水道用水供給事業を支える企業団の仕事を疑似体験できる展示によって、目的層・無目的層のどちらでも短時間で楽しんでいただける内容となっています。
紀伊國屋書店様におけるおもてなしの場となるサロンを、旗艦店である新宿本店ビルの最上階に復活させるプロジェクトです。1964年のビル建設当時、創業者である田辺茂一氏によって文壇の社交場となるサロンがつくられました。その後時は過ぎ、失われてしまったその空間を現代によみがえらせるべく、2021年から2023年まで行われた新宿本店リニューアルに引き続き、今回新たなプロジェクトとして、当社はデザイン・設計、制作・施工などを担当しました。
111周年を迎える宝塚大劇場の建物エントランスからロビー(大広間)までの店舗・環境エリア全体のリニューアルです。「夢、ここから」をコンセプトに、これまで育まれてきた宝塚大劇場の魅力を大切に受け継ぎ、この先も多くのお客さまに夢をお届けし、愛され続けるような空間を目指しました。館内に足を踏み入れた瞬間から華やかな宝塚歌劇の世界観に包まれ、夢と感動へと導く “非日常感” “高揚感” を味わえるような空間となっています。内装環境のデザインを統一し、館内全体で宝塚歌劇の世界観を創出することで、観劇前後の時間をより快適に、そして観劇以外のお客さまも楽しめるような空間を計画しました。宝塚歌劇の舞台・ショーの要素や大劇場の建物から、「宝塚らしさ」を表すモチーフを抽出し、現代のデザインとして再構築することで、これまでのファンにより一層愛され、さらには新たなファンも取り込めるよう、これからの宝塚歌劇を見据えたブランド価値向上につながる空間を実現しました。
小田急ホテルセンチュリー相模大野7階にオープンするオールデイダイニング「MONDO 相模大野」のプロジェクトです。200坪を超える豊かな空間はレストラン「MONDO」の象徴となる巨大な薪窯を持ち「山からテーブルへ」をテーマに、薪火調理で素材本来の味を引き出し、シンプルで革新的な味わいを提供します。手づくりのこだわりパンをメインとしたランチビュッフェや、薪窯で焼き上げるステーキを中心に、本格的なイタリアンを気軽に楽しめます。また、レストラン内には本格カクテルや希少なオールドウイスキーをカジュアルに愉しめる「BAR ROJY」、焼きたてパンや焼き菓子が購入できる「こがさかベイク相模大野」も併設し、自由で温かな唯一無二のレストラン体験を街の皆さまへ提案いたします。
本プロジェクトは2022~2024年の約3年にわたり段階的に行ったリニューアルプロジェクトです。3期目となる今回は、46階「SKY VIEW」と「エントランス」の改修を実施し、新たなにぎわいと交流を生み出す場として生まれ変わりました。
1998年に品川港南地区のビジネスと文化の中核を担うエリアとして開発された超高層大型複合ビルである品川インターシティのオフィス共用部のリニューアル計画です。本施設は南北に細長く、3つのオフィス棟と商業店舗棟、ホール棟からなる、ひとつの街のような複雑な構成となっているため、「風と人がめぐる街」というコンセプトを基に、ビルのさまざまなスペースを活用することで人を循環させ、「風」をモチーフに複数の棟に統一感を出すデザインとしました。周辺のオフィスビルとの競争力強化のため、高級感を意識しながら、目の前に広がるセントラルガーデンの心地良さにつながる木を基調とした空間は、穏やかな風が吹き込んでくるような壁や天井の曲線、連続する縦のラインにより、訪れた人をビルの先へと誘導しています。また、入居者がオフィス以外に心地よい場所を見つけて多様な使い方ができるよう、現在も新たな環境づくりを計画中です。
高知県の足摺岬の突端に位置するホテル「TheMana Village」の改装プロジェクトです。旧足摺パシフィックホテルをアジア屈指のリゾートホテル「TheMana Village」として生まれ変わらせるべく、2020年から始動しています。本プロジェクトでは新たに2タイプの客室と共用部、インフィニティデッキのバリューアップ工事を行いました。新たな客室は7部屋の和室と、ホテルスタッフと当社デザイナー双方が若手同士で手掛けたコンセプトルームで構成され、「アートのような新しい海の楽しみ方」を提供すると共に高知の魅力を発信し、高知とお客さまとの縁をつなぐことを目指しました。時間をかけて丁寧に改装を重ねていくことで、ホテルが生まれ変わっていく様を宿泊されるお客さまとも共有しながら、期待感を増幅させていく、現在進行形のプロジェクトです。
ZOE銀座は、銀座並木通り沿いの商業施設ビルとして竣工から20年が経過し、本プロジェクトでリニューアル計画を行いました。当社は、外装と1階/エレベーターホール、各階環境のデザイン・設計、施工を担当しました。
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