概要
日本発祥ブランドであるYAKINIKU JUMBO(焼肉ジャンボ)のインドネシアフランチャイズ1号店です。ポストコロニアル様式が色濃く残る建築が建ち並び、趣のあるジャカルタ グナワルマンは、ハイエンドでトレンド感のあるエリアとされています。強い日差しやスコールを避けるための工夫がなされ、湿気を考慮し風通しをコントロールしてきたジャカルタの建築特性から、「風」というテーマを掲げ、JUMBOのブランド背景を掛け合わせて空間を構成しました。日本家屋において雨避けや遮光、風通しをコントロールしてきた「簾(すだれ)」を纏った建築は、風と光を適度に取り入れます。また、縁側的通路や中庭などによる視線が抜けるゾーニングや、フワッと風が吹いたようなディテールからは、風の存在を感じ取ることができます。
課題・要望
ジャカルタは熱帯モンスーン気候に属しており、特殊な気候条件下においてポストコロニアル時代の建築は、強い日差し、湿気、そしてスコールに影響を受けない工夫がなされています。具体的には、天井高を確保して暖かい空気を逃がす、外壁と居室の間に中間領域を設けて断熱性や遮光性を高める、傾斜屋根にしてスコールを想定した雨避けを行うなどが挙げられます。また、何より湿気を考慮して、「風」の通り抜けをコントールすることが必要不可欠です。本プロジェクトでは、こうした特殊な気候条件における建築的工夫をしっかりと継承することを大事にしています。
解決策
ファサード(建物外観)は、日本建築やインテリアにおいて古くから雨避けや遮光、そして風通しをコントロールするために使用されてきた簾と縁側をモチーフにしています。日本の伝統家屋の建築構成である母屋(もや)や垂木(たるき)の組み手法を用いることで、建築スケールに転換した簾のようなファサードデザインを生み出しました。縦桟と横桟からなるシンプルな組木によって生まれたランダムかつリズミカルな隙間が、風と光を適度に取り入れています。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2025
- 所在地
海外
- クライアント
PT. Jumbo Yakiniku Indonesia様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、建築設計、設計監理
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