東武スカイツリーラインの沿線価値向上に向けたシンボルプロジェクトとして、獨協大学前エリアに、“カラダとココロの五感を満たすみんなに「心地よい暮らし」”を提案する場所をコンセプトとした商業施設「TOBU icourt/トーブ イコート」が開業しました。
本施設には、獨協大学をはじめとした教育・文化施設や松原団地記念公園などが位置するこのエリアの特徴を生かし、食生活提案型の大手スーパーマーケットのほか、多様化するライフスタイルのデイリーニーズを満たす全24店舗で開業しています。 また、行政や住民・大学など地域との更なる連携を図りながら、地域の魅力を高めるまちづくりを推進する拠点としての役割も担い、隣接する公園を使ったイベント開催など、本施設とともにイベントを通じた交流から生まれる新たなつながりによって、地域のにぎわいが継続されていくことを目指しています。
当社は、本施設の開発企画・リーシング・デザイン/設計監修・施設ネーミング/ロゴマーク開発を担当しました。
<沿線ブランド/まちづくり-エリアバリューアップ->
・「住んでよし、訪れてよし」の拠点開発として東武沿線におけるブランドの核となる開発プロジェクト
・知的で上質な“大学のあるまち”というイメージを醸成、定着させ、エリアの価値を高める
・東武鉄道・UR都市機構・獨協大学・民間連携のエリアマネジメントを促進する地域交流拠点としてエリアコミュニティを形成し、まちのにぎわいの活性化に寄与する
<商業開発-ライフスタイルバリューアップ->
・2012年開業の東京ソラマチ(東京スカイツリータウン)に続く、ポストコロナ時代の次世代商業施設開発
・駅ビル・駅ナカ・高架下ではない、東武鉄道初の住宅立地の商業開発および新郊外拠点づくり
・商業施設に隣接する、東武ソライエシリーズの住宅販売を促進し、新規住民を地域に誘引しながら、新郊外型ライフスタイルを発信する
以上の課題・ご要望がありました。
<沿線ブランド/まちづくり-エリアバリューアップ->
エリアの中心的な公園と隣接しているため、公園とのリレーションを意識した開発計画に基づき、開かれた商業施設を設計・デザインしました。また、エリアマネジメント強化および商業施設開発のプレイベントとしての位置付けで、オープン前よりマルシェイベントを開催し、オープン後も定期的にイベントを実施することで、エリアのコミュニティ形成を目指しました。
<商業開発/ソフト-ライフスタイルバリューアップ->
エリアのライフスタイルバリューを高め、住宅・マンションへの新規移住を考える若年層や大学生に対して訴求するために、日常的に使ってもらえる店舗を揃えることを意識しました。また、商業施設のネーミングやロゴマーク開発により、施設自体のブランディングも高めています。
<商業開発/ハード-ライフスタイルバリューアップ->
ポストコロナ時代に合ったヒューマンスケールで開放的な「分棟施設デザイン」とし、隣接する公園を最大限生かしてオープンな環境づくりを体現した「立体テラス」を設けました。また、そぞろ歩きの楽しい多種多彩な「マルチストリート」を施設全域に巡らせながら、公園と施設に挟まれた車道の歩専化から景観と環境を一体的に計画し「グリーンバインド」を連続させています。加えて、地域住民、大学生、来場者という三者の交流を促し、地域活動にも利用できる全天候型と半屋外型の「交流スペース」を計画しました。
- オープン
2023
- 所在地
埼玉県
- クライアント
東武鉄道株式会社様
- ソリューション
企画・基本構想、リーシング、デザイン・設計
- ※ NAU (NOMURA ARCHITECTS UNIT)
「建築」の機能を起点に、乃村工藝社の空間領域を拡大するデザインチームです。
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