竹本油脂株式会社 本社R&Dセンター エントランスリニューアル

竹本油脂様は、「マルホン胡麻油」を中心とした食品事業と、界面化学を基盤とする化学品事業を展開する、創業300年の歴史を誇るグローバル企業です。

このたび当社は、本社エントランスの改修業務を担当しました。
来訪者（国内外のお客さま、地域の方、就活学生）に企業の文化や歴史を感じていただくとともに、社員のエンゲージメント向上を図り、企業のストーリーを語れる空間づくりを目指しました。

300年の歴史を持つ企業として、その重みと伝統を感じてもらえる空間にしてほしい。本物志向の企業として、素材本来の価値を大切にし、品格と重厚感のある空間をつくり上げてほしいというご要望がありました。

来訪者に創業300年という企業の歴史を空間を通して感じてもらえることを目標に、積年の重みを感じさせる大谷石の風合いと、温かみのある木目調ルーバーを組み合わせて全体空間を構成しています。伝統と現代的なデザインの融合性が竹本油脂様の長い歴史と革新し続ける技術の進化を来訪者に伝えられるようにデザインしました。中央部分の躯体丸柱は胡麻油をイメージさせるブロンズ色で全体を化粧し、ロビーのシンボルと位置付けました。
それにより、老舗企業にふさわしい、上質で落ち着きのある空間を実現できました。
また壁全面にミラーを施したことにより、空間全体を広く見せることができています。