スポーツオーソリティ豊川店

新コンセプト店舗1号店となる「スポーツオーソリティ豊川店」では、単なるスポーツ用品店としてでなく、誰でもふらっと立ち寄りたくなるみんなの「居場所」になる空間を目指しています。
あえてスポーツ店らしい店づくりにせず、誰にでも開かれた親しみやすさや和み、寛ぎを感じさせる雰囲気を大切にし、「縁側」をシンボルモチーフとしたデザインでお店の「内」と「外」をつなぎ、ファミリー層からシニア層まで幅広いお客さまが誰でも寛ぎながらショッピングやコミュニケーションを楽しめる空間を提供しています。

スポーツオーソリティが日本に出店して30年近く経つ中で、売り場の構成やデザインに変化が必要となっていました。
またショッピングモールに出店している店舗が多いため、平日や休日、時間帯によって客層が変わるという特性があることに加え、健康志向によるライトスポーツ需要の増加に伴い、より多くの客層を取り込める店舗にしたいというご要望がありました。
一方、物流の精査や売場運営の改革も同時に進めており、新しい業態に対応できる店舗設計についても求められていました。

ショッピングモールに出店しているという特性を強みと捉え、スポーツ用品店という目的性を高めるのではなく、コミュニケーションを重視した誰にでも開かれた場所をつくることを目指しました。
ファサードには縁側をモチーフとしたシンボリックなベンチを設置しすることで、休憩や社交のためのパブリックスペースとして開放し、誰でも立ち寄りやすい場所であることを印象付けるようにしています。

また広い店内にも各所に縁側を設け、休憩やコミュニケーション、ディスプレイの拠点として活用できるようにしています。
デザインテイストも入りやすさや居心地の良さを重視し、地域ごとの特性を生かしたサインを取り入れるなど、他のスポーツ店にはない独自性を表現するようにしています。
バックヤードや動線も精査し、什器の高さを抑え陳列量も調整することで、スタッフの目が行き届き、お客さまも回遊しやすい店舗へと生まれ変わりました。