JR郡山駅に隣接するエスパル郡山の本館1階南側ゾーンをリニューアルオープンしたプロジェクトです。デイリーユースの回遊性を高め、お客様の多様なシーンに応え、暮らしのコーディネートができる多数のショップが出店しています。
提案した環境デザインコンセプトは【RAMBLING STATION TOWN】です。「ぶらぶら街歩きを楽しむように、駅に集い、心地の良いトキを過ごす都市型ショッピングセンター」をテーマに、モードかつ優しげな雰囲気で全体を包みました。具体的には施設ファサードに福島県郡山市=音楽活動の盛んな“楽都”から連想される、間接光をまとった『リズムラインボーダー』を配置しました。駅コンコースを包み込むように展開し、街行く人びととエスパル郡山の新しいパティオを作り出します。また施設内には『譜面』をデザインエレメントとした木と白のリズムラインで構成された折り上げ天井を中島テナント環境と連動させて配置しました。リズムある導きで、人びとを施設奥へ誘引します。エスパル郡山は都市型ショッピングセンターとして、幅広い年代のお客様に支持される場を目指します。
【社会課題/お客様の課題/ご要望】
・2020年秋のコロナ禍と同時期に推進していたこともあり、集客商業の在り方が問われました。
・2021年春の震災もあり、安全設計が強く求められました。
・主動線を変えず既存リースラインを利用する環境のアップサイクルが求められました。
【解決策】
回遊動線のラインは既存ながら、床マテリアルを石畳風に一新し、一部に施設全体をつなぐ木マテリアルを取り込み、ぶらぶら街歩きを楽しむようなストリートとしました。施設の縦回遊の軸となる吹き抜け環境では既存意匠に“楽都”から連想される『リズミカルラインゲート』を追加することで施設全体のデザインシンボルとなる、“新・センターコート”としてリニューアルし、来館者に“モノ× コト× トキ” を複合したナチュラルでシンボリックなパーク環境を提供しています。街行く人びととエスパル郡山の新しいステージをつくり出しました。
<当社プロジェクトメンバー>
【プランナー】岡崎 広子、綿本 有里
【営業・プロジェクトマネジメント】上杉 宏之
【デザイン・設計】鈴木 健一、三浦 牧雄
【制作・施工】齋藤 丈平
- オープン
2021
- 所在地
福島県
- クライアント
仙台ターミナルビル株式会社様
- ソリューション
デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、環境デザイン、デザイン監修、設計監理、制作・内装施工
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