北海道の豪雪をかき分け、物流・人流をもたらした電気機関車「ED76形509号」の偉業を伝える展示施設です。
北海道の国鉄電化の黎明期に活躍した電気機関車ED76形は、車両の部品に環境への影響が懸念されるポリ塩化ビフェニル(PCB)が使用されていたことから、撤去・処分作業のため、車両を解体せざるを得ませんでした。解体が計画される中で、貴重な文化遺産を後世に残すため、頭部の部分保存ならびに、展示施設の制作に至りました。
全国の鉄道系博物館でも同様の頭部展示は行われていますが、本施設では失われた胴体部分を屋外仕様のグラフィックパネルで原寸再現することで、頭部だけでは伝わり切らない車両の「力強さ」を来館者に体感してもらうことを狙っています。ED76形の形、色、大きさをもって、車両が北海道にもたらした偉業と価値を来館者に伝えます。
前頭部のみの保存となった電気機関車「ED76形509号」の歴史的価値を後世に伝える展示設備の整備が課題でした。
前頭部以外の解体処理された胴体部分を原寸大のグラフィックパネルで再現し、豪雪地帯である北海道の物流・人流を支えた「ED76形509号」の歴史的価値を、力強く来館者に伝える展示施設を設計・施工しました。
- オープン
2024
- 所在地
北海道
- クライアント
小樽市様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、設計監理、制作・展示施工
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