2025大阪・関西万博に向けて、2021年から関西国際空港第1ターミナルビルのリノベーション工事を行っています。関西の玄関口として「国際線キャパシティの拡大」「エアサイドエリアの充実」「旅客体験の向上」を目指したプロジェクトです。これまで同空港では、航空会社ごとにラウンジを用意していましたが、これをひとつに集約し、スペースの効率化によってより広い空間を提供しています。
その中で、本プロジェクトは大規模リノベーションのフェーズ3に該当し、総面積2970㎡、座席数658席となる「古都と都市」をテーマとした国際線のビジネスラウンジです。館内は「ノースサイド」「サウスサイド」のコンセプトの異なる2エリアに分かれています。
基本設計は梓設計様、当社は内装(FF&E)、設備の実施設計・施工、アート監修業務を担当しました。
①工期短縮
②空港ならではの課題対策(天井高の確保/床の不陸調整)
③ハイクオリティーの担保
以上のご要望がありました。
ご要望に対して、以下の工夫と提案を行いました。
①工期短縮
・工期短縮を見据えた意匠性を損なわない素材変更の提案
・設備管種の変更による施工性の向上
・関係各社との積極的な工程調整および協力
②空港ならではの課題対策(天井高の確保/床の不陸調整)
・最新技術の活用(3Dスキャンで現場を撮影し、各所のレベル設定をデータ上で検証)
・本体工事業者様と密にコミュニケーションをとり、設備機器の取り付け位置の調整を行い、最大限の天井高を確保
③ハイクオリティーの担保
・小まめなモックアップ確認会の開催による完成イメージの共有
・お客さま、設計会社様同行による輸入什器の検品(造作什器)の実施
お客さまと関係各社が一体となって「できる方法」を考え、協議し、竣工することができました。
- オープン
2025
- 所在地
大阪府
- クライアント
関西エアポート株式会社様
- ソリューション
実施設計、什器制作、制作・内装施工
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