HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotelは、新宿歌舞伎町の街の文化を象徴し、日本の経済成長とともに人々の余暇を支えてきた新宿TOKYU MILANOの跡地に建つ東急歌舞伎町タワーの18・20-38階に位置する、全538室のライフスタイルホテルです。デザインコンセプトを「まちと繋がる」ホテルとし、歌舞伎町というあらゆる個性を許容する懐の深い街の特性と歴史や文化を取り込みながら、新宿TOKYU MILANOの前身である新宿東急文化会館が建てられた1956年という時代性(ミッドセンチュリー)を参照すると同時に未来志向でもあるハイブリッドな空間をつくり上げています。
客室のテーマは「APARTMENT ROOM」です。客室は、あらゆる個性が棲みつき、新しい街の文化を牽引していってもらいたいという想いから、ミッドセンチュリーのデザイン言語をベースに、人工的な光と素材感で、新しい居住空間としてまとめ上げています。
対して JAM17 DINING & BARはさまざまな「CULTURE SOCIETY CLUB」をテーマとしています。さまざまなコミュニケーションや表現による新しい文化発信基地となる交流の場として、歴史や文化のピースをちりばめた街のベースメントフロアと位置づけました。ダイニング、バー、ロビーから客室に至るすべての流れが街とつながり、さまざまな場面展開を映画のように楽しめる、新しい宿泊体験の在り方を提案しています。
歌舞伎町という街に新しいエンターテインメント環境を創出し、日本のカルチャーを世界に発信することを目的とする東急歌舞伎町タワーに、新しいライフスタイルホテルをつくるにあたり、「街と繋がる、一体となる」文化発信拠点ともなりうるような新しい滞在の在り方を提示することが求められました。
コロナ禍によって大きな軌道修正が入りながらも、多くの人たちに愛される新しい滞在の在り方から、街の個性と交流し、さまざまな発信機能を併せ持つカルチャー発信機能としての「街のグランドフロア」をつくりだすことを目標としてプロジェクトを進行しました。
もともとこの地で長い間、人びとに愛された新宿TOKYU MILANOの歴史、街の文化遺産、音楽やファッションのカルチャーピースをちりばめながら、未来へとつながる余白を残し、あらゆる個性が表現されながら滞在し、のちには棲みつくことをイメージして、これまでになかったアクティブなホテル空間をつくりだしています。
新宿歌舞伎町という街の個性を十分に汲んで表現していただいた空間となっており、これまでにない新たなコンセプトや独自性をもつホテルとして、国内はもちろんのこと海外ゲストにご満足いただけると確信しております。
- オープン
2023
- 所在地
東京都
- クライアント
東急株式会社様、株式会社THM様
- ソリューション
企画、デザイン・設計、環境デザイン、デザイン監修、制作・内装施工
- 受賞
「第57回日本サインデザイン賞」入選
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