概要
仙台駅直結のホテルメトロポリタン仙台の2階にある、日本料理・鉄板焼「はや瀬」の個室2部屋、“松淵”と“貞山”のリニューアルプロジェクトです。
別邸と名付けられた個室エリアを、VIPを最大限にもてなす母屋からの離れと位置づけ、客人を迎え入れる茶室のエッセンス(わびさびの精神)をデザインに取り入れました。
宮城を代表する茶室であり、伊達政宗が豊臣秀吉から譲り受けたと伝わる「松島 観瀾亭(かんらんてい)」が松島の雄大な自然と共に客人をもてなしたように、この個室を観瀾亭に見立て、プロジェクションマッピング映像と坪庭により季節のうつろいを感じながら食事が楽しめる、記憶に残る上質な空間としてデザインを一新しました。
課題・要望
VIP用個室の付加価値として映像などを使って演出できないか、また2室を繋げて1室として利用できないかとのご要望がありました。
解決策
各部屋の名称から連想されるテーマを設定し、松淵は「淵」、貞山は「山」のイメージから、それぞれ「水の部屋」、「石の部屋」とし、象徴的な壁面レリーフと坪庭で部屋の環境を整えました。
特別な体験をお客さまに提供するため、水の部屋には「枯山水」、石の部屋には「石畳」をモチーフとした壁面レリーフを設え、そこに季節のうつろいを感じさせるプロジェクションマッピング映像による演出を加えました。
「枯山水の壁」には、ゆったりと流れる波紋と、静寂の中に息づく生命として、春は桜が舞い、夏は緑葉が流れ、秋には紅葉に変化し、冬の訪れとともに雪が降る映像が投影されます。
「石畳の壁」には、時の記憶を感じさせるようにゆっくりと光が差し、そこに緑が芽生え、春の訪れと共に花が咲き、蝶が舞い、折々にスズメが訪れ、赤とんぼが飛ぶころには秋の気配を感じさせる映像へと変わっていきます。
このような情緒的な映像とともに、そのイメージを増幅させるような障子越しの坪庭を、各部屋のテーマに合わせて設えました。加えて間仕切りを開けると2つの演出が同時に体験できるサプライズなど、最大限にVIPをもてなす空間としました。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2026
- 所在地
宮城県
- クライアント
仙台ターミナルビル株式会社様
- ソリューション
デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、コンテンツ設計・制作、制作・内装施工
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