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ブノワ・ニアン 銀座

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概要

株式会社カネカ様が手掛ける「ブノワ・ニアン 銀座」です。
当店舗は、元エンジニアという経歴を持つベルギー出身のカカオ職人ブノワ・ニアン氏が2005年に立ち上げたチョコレートブランド「ブノワ・ニアン」の日本初の旗艦店であり、日本国内での新規ファン獲得の場であると共に、カネカのブランド発信基地としての機能も備えています。
ブノワ・ニアンは「単一農園」「単一品種」のカカオを用いたシングルオリジンが特長で、自らの工房で焙炒から製品まで一貫生産しています。ショコラティエである前に“カカオ職人”でありたいという思いから生まれた「CRAFTSMANSHIP」という精神・哲学を、今回のショップデザインに反映しました。ベルギーの工房の風景からデザインエレメントを抽出し、コンチングマシンのブルーや秤のブロンズなど、色や質感をデザイン要素として取り入れ、日本でのブランドキーカラーを新たに設定しました。
また、店内照明にはカネカの製品「カネカ有機EL照明(カネカOLED照明)」を取り入れることで、ショールームとしての役割を付加しました。カネカOLED照明は、面で発光するやわらかな光と、対象物の影ができにくいことが特徴です。
ショコラトリーと照明のショールームという2つの目的が両立する空間をデザインしました。

課題・要望

・日本第1号となる旗艦店のデザインをオリジナルで構築すること
・ブノワ・ニアンの哲学、チョコレート作りへの想いを体現し、情報発信基地となるような場所を創出すること
・顧客接点を増やし新たなファンを獲得すること
などの課題がありました。


加えて、ブノワ・ニアンの店舗としてだけではなく、カネカOLED照明のショールームとしても機能させたいというご要望がありました。

解決策

ブノワ氏の哲学である「CRAFTSMANSHIP」をテーマに、ベルギーのアトリエから抽出した要素を用いて店の世界観を構築しました。数々の有名ショコラティエが集まる銀座において、コンセプトに基づいたデザイン要素やマテリアルを取り入れながら、ブランドの世界観を表現することで競合店舗との差別化やブノワ・ニアンらしさを生み出しました。
カネカOLED照明のショールーム機能を付与するために、1階は直接光にLEDを使用し、やわらかな光の陰影を描く間接照明としてカネカOLED照明を採用しました。地下1階は全てカネカOLED照明で構成し、面発光でやわらかく浮遊感のある光で空間をつくり、LEDにはない、天窓から差し込むような自然の光により近い感覚を体験できる場としました。
ブノワ・ニアンの今後の日本での店舗展開を見据え、ブランドの軸となるオリジナルのデザインを構築し、さらにはカネカOLED照明の光の特徴を生かした空間デザインを行い、お客さまがその光を体感することを通して製品の魅力を訴求できる場を創出しました。

プロジェクトメンバー
営業・プロジェクトマネジメント
荒木 皓平
デザイン・設計
明石 梨沙、山崎 康正、髙畑 庄蔵
制作・施工
木村 基、柳川 健一
基本情報
オープン

2023

所在地

東京都

クライアント

株式会社カネカ様

ソリューション

企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、テナント内装設計、設計監理、什器制作、制作・内装施工

掲載内容は施設オープン時点の情報です。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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