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% Arabica Traveling Chameleon Kiosk

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概要

世界中の置かれる場所・時間・環境に合わせて表情が変わる、スライド可動式のキオスク(Kiosk)です。
キッチンユニットとさまざまなシーティング形式のユニットを必要数組み合わせて構成するスタイルのデザインは、設置場所の広さにとらわれない展開が可能です。最大の特徴は、閉じていると周囲の環境に溶け込み、開くとカフェ空間が現れる点です。ミラーのファサードは周辺環境を映し込み、カメレオンのように表情を変えていきます。世界展開する% ArabicaならではのKioskとして、どの国のどんな場所の店舗であっても、全くのコピー&ペーストのデザインではなく、その土地ならではの姿となります。写真は1店目としてオープンした Ningbo Heyi Avenueにある、4つのユニットで構成された店舗です。洗練されたその姿は高級ショッピング施設のアトリウムという環境に溶け込んでいます。
昨今のパンデミック下でカフェの在り方について考えさせられるなか、屋外でコーヒーを楽しめるKioskの需要は増えています。スタンド方式でただ販売だけを行う従来のKioskではなく、営業中はスライドして開くとユニット内は半屋外のシーティングとなり、またその周囲にもシーティングエリアを設けられる新しい考え方の店舗です。

課題・要望

本プロジェクトは、コロナ禍において飲食店の在り方が変わりつつあるなかで生まれました。半屋外など換気ができている場所での飲食やtake away需要の高まり、世界展開する% Arabicaとしても、コーヒーをより気軽に楽しめるKisok型店舗を進化させる時でした。% Arabica traveling Chameleon Kioskでは、従来のKiosk型店舗のように、ただコーヒーを販売して終わりではなく、コーヒーショップにおいて大切なその空間や周辺でのコミュニケーションは失われない画期的な形態をつくることが課題でした。置かれる場所が限定的でないKioskは、空間的な汎用性とともに意匠的にもあらゆる場にフィットする必要がありました。

解決策

今回のデザインでは、ユニットを組み合わせて、Kioskそのものの大きさやシーティングのパターンを変化させることができる形式を採用し、また部分的に開くなど開き方によってもさまざまな空間構成をつくることができます。閉じると存在感の消えるミラーのファサードはシンボリックでありながら、どこに置かれても圧迫感を与えることなく周囲の環境と美しく共存します。デザイナーがつくった時点でデザインが完結するのではなく、世界展開していくなかでそれぞれ異なるデザインとなり、さらに時間の流れとともに表情を変える美しいデザインです。

プロジェクトメンバー
営業・プロジェクトマネジメント
渡部 慎平
デザイン・設計、デザイン監修
no.10(※)
基本情報
オープン

2021

所在地

海外

クライアント

Arabica International Limited様

ソリューション

調査、企画、デザイン・設計、デザイン監修

受賞

「iF Design Awards 2023」(Interior Architecture部門)

※ no.10 (Number Ten)

空間のデザインを通じてグローバルに活動し、国内と海外の境界をなくしていくことを主軸にした乃村工藝社のデザインチームです。

備考

掲載内容は施設オープン時点の情報です。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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