2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内のレストラン「ラウンジ&ダイニング」のデザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、設計監理、内装監理、什器制作、施工を担当しました。本施設は、国内外から訪れるゲストを迎え入れる「おもてなしの場」として、上質な空間演出と快適性を両立させたデザインとなっています。世界中から集う人々の記憶に残る、特別な体験を生み出す空間となることを目指しました。
西武鉄道様の社員の安全教育を目的に、2009年に設置された西武研修センター内「事故情報展示室」のリニューアルです。これまでの「展示エリア」に加えて、「学習エリア」を新たに設置し、過去の事故から学び、二度と事故を起こさないために、社員一人ひとりが、自ら考え、行動し、安全構築にむけて意識共有することを目的に「安全共育室」として整備しました。「展示エリア」では、これまでに蓄積された事故情報をもとにして西武鉄道の「安全最優先」を再確認すると共に、事故の教訓を学びます。「学習エリア」では、ヒューマンエラーに着目し、最新の安全マネジメントの考え方を導入しています。体験展示やワークショップを通し、課題をどう解決するのかを自ら考え、グループで話し合うことで社員の安全への意識共有を目指しました。当社は、企画・コンセプト、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、デザイン監修、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工を行いました。
2025年日本国際博覧会会場内にオープンしたローソン様の新店舗は、会場最寄りの「夢洲駅」(Osaka Metro中央線)に直結する東ゲート入口前に立地しています。 47都道府県を表現したのれんアートや、ローソンが目指す未来「ハッピー・ローソンタウン」をイメージにした壁面アートにより、日本全国に展開しているローソンと各地域とのつながりによる共生社会を表現しています。また、博覧会終了後の利活用を想定し、木材や単管などのサステナブルな建材を多く取り入れています。 さらに、一号店のロゴやミルク缶など1975年に開業したローソンのルーツをデザインに取り込むことで独自性を表現し、過去から未来に向け地域と共に生きる「マチのほっとステーション」としての本質的な価値を発信しました。
街中のケヤキ並木が新緑に覆われ、仙台がもっとも美しい“杜の都”になる5月に“伊達の粋を競う”時代まつり「仙台・青葉まつり」が開催されます。この祭りは、伊達政宗没後350年にあたる1985年に、江戸時代の仙台藩の祭りを復活する形で始まりました。第4回となる1988年の祭りでは、当時の山鉾(やまぼこ)巡行を再現するべく5基の仙台山鉾が制作され、巡行が復活しました。翌年にはさらに5基が加わり、1995年にはもう1基が制作され、11基となりました。当社東北支店では初期段階から山鉾の制作に関わり、そのご縁で今でも毎年、支店員一丸となって毎年の巡行サポートを行なっています。そして2025年、この祭りに30年ぶりに新たに12基目の山鉾「五穀豊穣山鉾」が加わることになりました。新しい山鉾をつくるためには、相応の費用がかかります。さらに曳き手・踊り手なども合わせると100人以上の参加が必要となり、協賛社は、かなり規模の大きい地元の組織・団体であることが求められます。そのような中、仙台・宮城に拠点を置いているアイリスオーヤマ様の協力で、新たな山鉾が実現することとなりました。当社は「仙台・青葉まつり」の長きにわたるご縁で、そのデザイン、制作業務を担当させていただきました。※開催期間:毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間
明治後期より多くの文豪に愛された愛知県蒲郡の料理旅館「常磐館」。その離れとして建てられた「梅別館」が時を経て、蒲郡クラシックホテルの一棟貸しの宿泊施設「THE COVE(コーヴ)」として生まれ変わりました。「三河湾を取り巻く地域の恵みと出会い、五感で味わう時間を」というコンセプトを掲げ、穏やかな三河湾に浮かぶ竹島に面した小高い丘に佇む、登録有形文化財である名建築とそこからの眺望を最大限生かしました。さらに、必要な個所へ「新しさ」を加えることで心地よい対比による非日常の宿泊体験を創出しています。地域で続く伝統的な技術を用いたアートワークを採用し、また地域の素材を使い地域の人の手によりつくられたオリジナルドリンクの開発を行うなど、地域の魅力を数多く詰め込みました。
株式会社セラヴィリゾート泉郷様は国内11カ所の地域でホテル・コテージ・愛犬リゾート施設を展開しています。このたび当社では、北アルプスに抱かれた山岳リゾート「AMBIENT 安曇野ホテル」のレストランリニューアルを担当しました。計画の背景には、地下1階と1階の2つの階に分かれていたレストランを1階に増床・集約することによる運営オペレーションの効率化と、1階展望テラスから眺められる雄大な北アルプスによってリゾート気分を醸成し、顧客体験価値を向上するという目的がありました。地域独自の文化・歴史・工芸が感じられる空間・家具・装飾品を用いて非日常を演出し、地元食材を生かしたご当地ならではの調理法を演出するライブキッチンを新設するなど、また宿泊したくなるための要素を随所に打ち出す計画としました。
総合学院テクノスカレッジ 東京工学院専門学校(東京都小金井市)のゲームクリエーター科の実習室のリニューアル案件です。当社は、デザインから什器制作、内装施工を担当しました。5年後にゲーム会社で働いている姿を想像できる教室にしたいという当初のご要望からスタートし、先生方へのヒアリングを重ねていく中で「ゲーム業界に囚われずに自分たちの将来を想像してほしい」という想いがその根底にあることがわかってきました。そこで、生徒がゲームという領域に囚われず、一人のクリエイターとして将来の自分を想像できるよう「Game Creator’s labo」というデザインコンセプトを打ち立てた提案を行いました。
総合学院テクノスカレッジ 東京エアトラベル・ホテル専門学校 ブライダル科で使用する「ブライダルルーム」および「プレゼンテーションルーム」の2教室のリニューアル案件です。‟マリアージュ(調和)”をテーマに、「ブライダルルーム」では、利用者が結婚式の打ち合わせを通じて、将来のライフスタイルまで自然に思い描けるような、温かく華やかな空間を目指しました。また、学生にとっても、利用者の思いを具現化する想像力や提案力を育む、実践的な学びの場となるよう整備しています。また「プレゼンテーションルーム」では、全学科の学生が集い、意見交換や創造的な活動を行える「出会いと発想のハブ」となる空間を構築しました。マテリアルは自然素材を採用しながら、調光・音響の演出により、ライフイベントをプロデュースする力を育てるための、調和の取れた学習環境を実現しています。
2025大阪・関西万博に向けて、2021年から関西国際空港第1ターミナルビルのリノベーション工事を行っています。関西の玄関口として「国際線キャパシティの拡大」「エアサイドエリアの充実」「旅客体験の向上」を目指したプロジェクトです。これまで同空港では、航空会社ごとにラウンジを用意していましたが、これをひとつに集約し、スペースの効率化によってより広い空間を提供しています。その中で、本プロジェクトは大規模リノベーションのフェーズ3に該当し、総面積2970㎡、座席数658席となる「古都と都市」をテーマとした国際線のビジネスラウンジです。館内は「ノースサイド」「サウスサイド」のコンセプトの異なる2エリアに分かれています。基本設計は梓設計様、当社は内装(FF&E)、設備の実施設計・施工、アート監修業務を担当しました。
「日和佐うみがめ博物館カレッタ」は、徳島県の大浜海岸にある世界でも珍しいウミガメの博物館で、この地域では最古のアカウミガメ保護活動の聖地として親しまれてきました。また同時に、地元・美波町の回帰率向上計画の拠点施設としての役割も担っています。今回の改修では、動物福祉の観点からウミガメにとって住みやすく、訪れる人にも⼼地よい空間を提供することで、ウミガメを通じて⼈と⾃然の共⽣について学び、次世代の担い手を育成する場を実現しました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で関西パビリオン内に出展する三重県ブースを計画しました。三重県ブースは「日本のこころの原点」をテーマに、豊かな自然、歴史、多彩な文化、そして食といった、“美(うま)し国みえ”の魅力を体感できる空間として構成しました。万博でしか出会えない貴重な展示やコンテンツを通じて、訪れた人々に五感で三重を感じてもらう、体験型のブースとなっています。
約5年におよぶ全面リニューアル工事を経て2025年3月に完成したプロジェクトです。新規にスタンド(一般客や来賓者など幅広い客層向けの観覧施設)、入場門、日本の競馬場初の両面パドックビジョン、芝生広場を設置し、市民や競馬初心者など、多くの方々に「開かれた競馬場」を感じてもらえる施設としてオープンしました。
2025年7月、静岡県掛川市にオープンした新たな屋内遊び場「mirocco(みろっこ)」は、子どもたちが思いきり遊びを楽しむだけでなく、家族や地域の人々も一緒に楽しめる場所を目指しています。本施設は掛川市満水の22世紀の丘公園にある屋内施設「たまりーな」にあったプール・温浴施設を改修し、全天候型の遊び場に再整備を進めてきました。当社は、地域活性化と施設事業のノウハウを生かしながら、コンセプト策定から設計、内装・遊具・装飾の施工、運営まで総合的に担当しました。また本施設では、DBO*事業の自主事業として、当社が民間投資を実施し、遊具、造作家具什器、サイン・グラフィックなどの追加整備により、施設の魅力向上を実現しました。施設コンセプト/空間デザインについて施設コンセプトは「ココロはずむ、毎日をつくろう」。365(3=み/6=ろ/5=こ)日通いたくなる、みんなが集まる施設になるように、という意味を込めてネーミングは「mirocco(みろっこ)」に投票で決まりました。 主なエリアは遊具を使って遊ぶ「ぐるぐるのやま」、静かに遊べる「わくわくベース」、大人もくつろげる「ひとやすみラウンジ」、赤ちゃんが安全に遊ぶことができる「ハイハイのはら」の4つです。これらのエリアに加え、たまりーな内には新たに静岡県内で店舗展開する「This Is Cafe」が出店し、さまざまな年齢層のお客さまが利用しやすいメニューを提供しています。また、施設の内装や遊具、ベンチなどのインテリアは、地域資源を採用し、県産伐採材を活用したベンチ、端材・廃材マテリアルを工作材料として利用する工作スペース、掛川の“土”を利用した左官壁など、各所に環境を配慮した素材を使用しています。 *DBO:Design Build Operate(設計・建設・運営)の略で、公共施設を整備する際の事業方式の一つ。公共が民間事業者に施設の設計・建設・運営を委託する。
静岡市に本社を持ち『世界に挑戦する「偉大な中小企業」として社会の持続的発展に貢献する』をパーパスとする、スター精密様のオフィスリニューアル計画です。7階建の本社屋は、1階から6階までが開かれたオフィス、7階は格式高いシークレットな役員フロアとして、2017年にグランドオープンしました。そこから7年が経った2024年、社員数の増加や働き方の変化に対応するため、7階もオフィススペースとして運用していく方針が決定、依頼に基づき、スター精密様のプロスペリティパートナーでもある木内建設様と共にご提案、設計、施工を行い、2025年2月にリニューアルオープンしました。フロア中央の光庭を挟んで、東側に40席の執務クワイエットエリア、西側には活発な議論が行われるアクティブエリア、南側には役員個室、北側に役員会議室(通常時は執務エリア)を配するプランは、開放性を有しながらも適度な距離感を確保できています。
アイネック様は、名古屋市中村区名駅にある環境に配慮した先進的なオフィスビル「フロンティア名駅」に本社を移転しました。シンボルカラーである“アイネックブルー”と光が織りなす空間で、新たな一歩を踏み出し、希望に満ちた未来を感じられるよう、コンセプトを「光線の希望」としています。環境配慮とデザイン性を融合させた先進的なオフィス空間を特徴とし、「光」「青」「環境配慮型素材」をデザインエレメントに、企業のパーパスとビジョンを体現する場を実現しました。アイネック様のブランディングを担当している、IZA代表の田中タキ様のディレクションの元で、LUCENT Inc代表の松尾高弘様(アートワーク)、NOiR inc代表の黒瀧節也様(サウンドデザイン)とのコラボレーションにより、シンボルとなる“光”のアートをレセプションに設えました。また、オフィス全体をアイネックブルーがやさしく包み込むことで、ここに集う全ての人に一体感とつながりをもたらします。加えて、OAフロアでは、既存の下地を洗浄してそのまま使用し、仕上材を省くことで環境負荷を軽減し、壁材には、火力発電所の石炭灰や使用済みコーヒー豆などの廃棄物を再利用したセメントタイルを採用しています。当社は設計・施工を担当しました。
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