空間創造によって
人々に「歓びと感動」を届ける

乃村工藝社
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-6
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-1
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-2
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-3
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-4
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-5
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-6
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-1
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-1
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-2
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-3
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-4
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-5
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」 2026-6

概要

街路を彩るケヤキ並木が新緑に包まれ、仙台が一年で最も美しい“杜の都”となる5月に、伊達文化の粋を今に伝える「仙台・青葉まつり」が開催されます。当社東北支店は、祭りの象徴である山鉾(やまぼこ)の制作に初期段階から携わってきたご縁により、現在も毎年、支店員が一丸となって巡行を支えています。
そして2026年、この祭りに31年ぶりとなる12基目の新たな山鉾「五穀豊穣山鉾」が完成しました。山鉾の新造には多額の費用に加え、100人を超える曳き手や踊り手などの参加が必要となるため、地域に深く根差した大規模な組織や企業の支援が欠かせません。今回、この取り組みに共感いただいたアイリスオーヤマ様のご協力により、新たな山鉾が実現しました。

当社は、この山鉾のデザイン・制作を担当しました。2024年5月から構想を開始し、2025年には、制作途中の姿も地域の皆さまと共有したいというアイリスオーヤマ様の想いから、塗装前の白木の状態で巡行に参加しました。そして約2年に及ぶ緻密な制作工程を経て、このたび完成形としてお披露目を迎えました。
 

※開催期間:毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間

課題・要望

アイリスオーヤマ様は、多彩な事業を展開する総合企業です。2011年の東日本大震災を契機に食品事業へも参入し、精米やパックごはん、飲料水などを通じて地域の暮らしを支えてきました。全国有数の米どころである仙台・宮城に根差す企業として、「東北の農業への感謝と豊作への願いを山鉾に込めたい」。そのような想いから、地場産業のさらなる発展を祈念し、「五穀豊穣」をテーマとした山鉾の制作をご要望いただきました。
その想いを受け止め、豊かな実りを育む人々の営みや地域の絆、そして未来への希望を象徴する山鉾として、「五穀豊穣山鉾」をデザインしました。

解決策

山鉾を彩る天水引(てんみずひき/屋根の下に掛けられる装飾幕)には、実りへの感謝と豊かな未来への願いを込めて、田おこしから田植え、稲刈り、脱穀へと続く稲作の営みを絵巻物のように描きました。そこには、人々が力を合わせて支え合う「結(ゆい)」の姿が息づいています。豊かに実る稲穂のまわりでは、伊達家の家紋「竹に雀」や「仙台すずめ踊り」にちなんだ雀たちが軽やかに舞い、山鉾に温かな賑わいを添えています。下水引(演者が乗る欄縁の下に掛けられる装飾幕)にも実りの象徴である稲穂と雀を描き、山鉾全体でひとつの物語を紡ぎました。これらの水引は、京都・祇園祭の山鉾も手掛ける西陣織の職人たちによって制作されています。
また、稲穂と雀をモチーフにした飾り金物は、浅草の職人による手仕事から生まれました。細部まで丹念に打ち出された意匠には、今にも雀が羽ばたき、稲穂が風に揺れるかのような生命感が宿ります。
山鉾全体の色彩は、曳き手や踊り手が身にまとうアイリスオーヤマ様のコーポレートカラーの赤色の法被や旗と呼応するように構成しました。祭りに関わる人々と山鉾が調和し、街全体を包み込むような大きな一体感を生み出すことを目指しました。

プロジェクトメンバー

営業・プロジェクトマネジメント
佐藤 充宏
企画・基本構想
森藤 崇
デザイン・設計
森藤 崇、板橋 悦子
制作・施工
澤口 将也

基本情報

オープン

2026

所在地

宮城県

クライアント

仙台・青葉まつり協賛会様
アイリスオーヤマ株式会社様

ソリューション

企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、環境演出装置設計・制作、制作・展示施工、運営管理、保守管理

リンク

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