誰もが過ごせるインクルーシブスタジアム実現に向けたトライアル ｜「センサリーフレンドリーバッグ」展開開始

乃村工藝社は、サステナビリティ方針に掲げている「誰にでも使いやすい空間づくり」の実現に向けてR&D活動を進めています。現在、様々な理由から外出に困難がある、外出先での体験をあきらめている方々に向けて、研究者・当事者・専門家の方々とパートナーシップを組みながら、調査研究、「センサリールーム」のスタジアム設置、体験装置・デザインアイテム開発など、誰もが安心・快適に過ごせる空間づくりに取り組んでいます。

イースタン・リーグ 2024 in TOKYO DOME（9/22)　「センサリーフレンドリーチケット」販売について

このたび東京ドーム様とともに、 “誰もが過ごせる「インクルーシブスタジアム」の実現”に向けたトライアルを実施します。9月22日（日）開催のプロ野球イースタン・リーグ公式戦にて、主催 読売新聞社様・日本テレビ様・東京ドーム様ご協力のもと、「センサリーフレンドリーチケット」を初めて販売※します。

本チケットは、誰もが安心して楽しく過ごすことをサポートするもので、①密集しないエリア（3階バルコニー席）での観戦、②⼼地よい感覚を追求するアイテムが入った、乃村工藝社企画・プロデュースのオリジナルバッグ「センサリーフレンドリーバッグ」のプレゼント、③苦手な感覚をケアし落ち着きを取り戻すことに効果があるアイテムの貸し出し、④ビュッフェ料理がセットになっています。
本トライアルでこれまで野球観戦に一歩を踏み出すことが難しかった方々の潜在的なニーズを探り、今後の体験価値向上に活かしていきます。

乃村工藝社は今後もパートナーと共に、スポーツ・エンターテインメント観戦、商業・公共施設などあらゆる場における外出先の安心と、インクルーシブ空間における感動体験をお届けできるよう活動を進めてまいります。

※2024/9/17 現在、予定枚数販売終了しました 

 

センサリーフレンドリーバッグについて

バッグデザインとロゴデザインは、乃村工藝社IVDが担当。バッグに施すアートは、福祉実験ユニット「ヘラルボニー」とのコラボレーション。

チケット購入特典として提供する「センサリーフレンドリーバッグ」には、ハンドスピナーやスクイーズボールなどのセンサリーアイテムが封入されています。

バッグデザインとセンサリーフレンドリーのロゴデザインは乃村工藝社IVDが担当。バッグの柄には乃村工藝社と様々なコラボレーションを行っている福祉実験ユニット「ヘラルボニー」が契約する作家が描いたアートを施しています。バッグのデザインにおいても、誰もが外出しやすい社会づくりに貢献したいとの思いから、イベントの場に限らず、普段使いもできることを目指しています。

乃村工藝社 IVD（INTEGRATED VISUAL DESIGN）https://www.instagram.com/ivd_official/
ビジュアルの視点から空間へアプローチしていくクリエイティブスタイルにより新しいブランド価値を創出する、ビジュアル・グラフィックデザインのプロフェッショナルチームです。

株式会社ヘラルボニー　https://www.heralbony.jp/
主に知的障害のあるアーティストが描くアートデータのIPビジネスを軸に、障害のイメージ変容をめざす企業。「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、契約作家によるアートをさまざまな形でビジネスに展開しています。乃村工藝社とヘラルボニーは、様々なプロジェクトでパートナーとして取り組みを続けています。

貸し出しアイテム／食事について

貸し出しアイテム　：　サングラス／イヤーマフ／ブランケットなど
「苦⼿な感覚」も「⼼地よい感覚」も⼈それぞれです。貸し出しのアイテムでは「苦⼿な感覚を防ぐ・遠ざけるアイテム」と「感覚を守る・⼼地よい感覚を追求するアイテム」を用意しました。

食事　：　ビュッフェ
リニューアルした3階席ラウンジエリア内のビュッフェスタイル。バルコニー側に並んだ座席と試合中継映像用モニターにより快適な野球観戦も可能です。