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イベント企画展「Waste-Go-Round ~ゴミは環る~」に「SCRAPTURE」巡回展示・トークセッション登壇|5月25日(土)から渋谷ヒカリエにて開催

ニュースリリース
2024.05.17
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乃村工藝社は、2024年5月25日(土) ~2024年5月30日(木)に渋谷ヒカリエで開催される、アップサイクルや循環をテーマにした企画展「Waste-Go-Round ~ゴミは環る~」に「SCRAPTURE」を巡回展示・セミナー登壇します。

 


本企画展は「アップサイクルラウンジ」をキーワードに、「openmaterial」の新たなアップサイクルの仕組みや交流のある企業のゴミの循環の取り組みを紹介します。また、取り組みによって生まれたアップサイクル素材を使用した家具や什器を展開します。乃村工藝社は「SCRAPTURE」を巡回展示します。

 

期間中にはトークセッション企画「幸せなサステナブルデザインmeet-up Vol.3」が開催され、5月28日(火) 19:00から担当デザイナー亀田 奈緒と小川 直人が登壇します。「サステナブル素材とデザイン」をテーマにサステナブル素材の可能性やそれに伴うデザインについてなどについてお話しします。
詳細・お申し込みはこちらから
https://ssd-vol3.peatix.com/

 

展示会コンセプト

リサイクルやリユース、アップサイクルといった方法で、廃棄されるものに次のライフサイクルを提案する動きが世界的に行われています。サステナブルという言葉が一般化され、社会全体が大量生産の時代から適量生産(必要な分をつくり余剰をなくす)の時代へと移り変わりつつあります。
素材や製品が一度でも社会を経由し役割を終えると、そのあとはゴミになるしかないのでしょうか?数が少なすぎたり、回収ルートが整っていないものでも、素材としてまだ使えるとわかっているのであれば、捨てる以外の可能性を考える時がきています。今ある回収と再利用の取り組みの多くは、回収効率と素材のクオリティの観点から工場廃材や既製品の在庫を使ったものが一般的ですが、それらの取り組みだけでは見逃されてしまう素材がたくさんあります。廃棄される素材にネクストライフを提案する新たなアップサイクルシステム「openmaterial(オープンマテリアル)」が扱う素材も、一度社会で消費されたもので、しかも回収が困難であったために今までは再利用されてこなかったものたちです。現状の廃棄ルールにはない視点で、回収から再利用までのプロセスを再構築し、素材の可能性を広げ、マテリアルリサイクルする必要があります。

 

■ 展示紹介
アップサイクルラウンジを彩るサステナブル素材を使った様々な取り組み

OOH(屋外広告)再生プロジェクト(openmaterial)】
OOHは素材としての耐久性に優れ再生の可能性があるにも関わらず、知財の問題でそのほとんどが廃棄されいます。そこで知財を隠すシークレット地紋パターンを施すことで知財の問題を解決し、アップサイクルすることでまち由来の個性ある素材という価値を生み出しました。openmaterialでは、役割寿命*2 と素材寿命*3 のキャップに注目し、デザインの力を使って廃棄される素材のネクストライフを提案していきます。

ARCHISONIC(R) Felt(アーキソニック(R)フェルト)/インパクトアコースティック】
「アーキソニック(R)フェルト」は、使用済みペットボトルから再生されたペット素材を使った、環境に優しい高性能の吸音フェルトパネルです。工業的な生産過程で出たペット素材ではなく、使用済みの(ポストコンシューマー)ペットボトルを再生し製品を作ることで、より環境保護に貢献することができます。インパクトアコースティックは、ペットボトルなどを持続可能な吸音製品にアップサイクルしているスイスのメーカーです。

SCRAPTURE(SCRAP MATERIAL UPCYCLE PROJECT)/株式会社乃村工藝社】
普段は目にすることのない内装にまつわる廃棄物を身近に感じ、感情と記憶に訴えかける実用かつ持続的なメッセージアートとして制作されたプロダクト。従来のスクラップ&ビルドのメッセージ発信とは異なり、新たな内装材として次代にアップサイクルし、共創の輪を広げるメディアとして循環させていきます。オフィス、国際的な会議やアートイベントなどに巡回展示を行い、多くの方々とより良い未来を考えるきっかけとなることを目指しています。「Sky Design Awards 2023」金賞(Multimedia & Visual included Exhibition部門)、「第57回日本サインデザイン賞」金賞・手塚由比賞 ほか受賞。

オフカットパルプ/山伝製紙株式会社】
「オフカットパルプ」は、廃棄されるイベント什器や間伐材、木材をパルプ化し紙に生まれ変わらせ、廃棄素材の配合率の向上、循環型社会にさらに貢献できる紙の開発を目標とした仕組みです。オフカットパルプで抄紙した紙は、廃棄木材含有率70%~80%を実現しています。この高い再生率は、紙原料のパルプが木材由来の素材ということに注目し、パルプ原料を廃棄木材に置き換える仕組みを構築することで可能となりました。また、この仕組みを支える技術には、日本の伝統産業である機械抄き和紙の技が使われ、サステナブルな和紙技術の利用を目指しています。

Display2.0/株式会社光伸プランニング】
Display2.0は、什器のデザインだけでなく、素材や色の選択から循環プロセスの設計まで、モノづくりの工程そのものをアップデートする新たな試みです。3Dプリントを活用した循環型製造システムを運用することで、今まで廃棄対象となっていた試作サンプルや使用済み什器を再び原材料として活用することが可能となりました。また、木材から抽出されたセルロースと酢酸を原料としたバイオマス素材「酢酸セルロース」を造形樹脂に選択することで、環境負荷への低減も期待できます。光伸プランニングは、これからも3Dプリント×循環システムによる次世代型モノづくりへの挑戦を続けていきます。

Colour Recycle System(カラーリサイクルシステム)/株式会社colourloop】
毎年200万tにもおよぶ廃棄繊維。その3/4がゴミとして焼却されています。“Colour Recycle System(R)”は「色で素材を循環する」をコンセプトに、素材分別が難しい廃棄繊維を、色で分けて、リサイクルすることによって魅力的な素材に生まれ変わらせる持続可能な社会に向けての新しいリサイクルのかたちです。株式会社colourloop(カラーループ)は、素材開発パートナー Colour Recycle Networkと共に持続可能な社会に向けて、より魅力的な廃棄繊維のアップサイクルを目指します。

世界にひとつだけの、パッケージアップサイクル/カンロ株式会社】
カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロ株式会社は、廃棄包材のアップサイクルでサステナブルな取り組みにチャレンジしています。カンロではこれまでフューチャーデザイン事業の取り組みとして、サステナビリティ・ウェルビーイングの2軸で異業種他社との協業を行ってきました。このプロジェクトでは、単にかわいい雑貨を作るのではなく、カンロだからこそできる取り組みを模索した中で辿り着いたのが、製造上どうしても出てしまう廃棄予定のパッケージ包材を使いアップサイクルする取り組みです。

 

■ トークイベント企画
幸せなサステナブルデザイン Meet Up ーVol.3 サステナブル素材と循環のデザインー

昨今では、多種多様なサステナブル素材が注目されています。生産者や企業には、資源を無駄にしないものづくりを行い、循環型のビジネスモデルを構築することが求められ、消費者には、消費を減らすためのリユースやリデュース、環境に配慮してつくられた代替製品を選ぶといった身近なことから実践できることに取り組むことで資源を無駄にしないライフスタイルが求められています。デザインで幸せの循環を作るという考えを基に、作り手、顧客、参加者、環境、地域社会など関わるすべての人が幸せな相互関係をつくり成長していくにはどうすべきかをデザインの視点から考えます。

日時 : 5月28日(火)
場所 :  Shibuya Hikarie Creative Space 8/ 渋谷ヒカリエ8階
時間 :  開場18:30  イベント開始19:00~20:30  交流会20:30~21:00(名刺交換など交流) 
主催 :  株式会社ペーパーパレード
参加費 :  無料
登壇者 :  
片居 木亮氏 (インパクトアコースティック)、亀田 奈緒 (乃村工藝社)、小川 直人 (乃村工藝社)、守田篤史氏 (Paper Parade Inc.)
モデレーター 横石崇氏 (&Co.代表取締役/プロジェクトプロデューサー)
詳細・申し込みURL :  https://ssd-vol3.peatix.com/
※当日の模様は、レポート記事、SNSなどで掲載される可能性があるほか、広報活動(ニュースサイト等の取材・情報提供を含む)で使用される場合がございます。
※開始&終了時刻は、当日の都合により、延長などで変更になることもございます。
※ オンライン配信は行いません

 

【登壇者プロフィール】

亀田 奈緒
株式会社乃村工藝社 no.10 デザイナー
多摩美術大学卒。乃村工藝社入社後、ショールームや専門店等のコミュニケーションデザイン、ホテルやラウンジなどのホスピタリティー空間をはじめ、個人住宅等幅広い市場での設計を担当する。2020年度よりクリエイティブチームno.10 配属となり、複数の海外案件を担当。世界中に展開しているコーヒーブランド『% Arabica』のプロジェクトでは、個人として年間10物件程度のスピードで、各店舗異なるコンセプトのもとデザインを手掛けている。

 

小川 直人
株式会社乃村工藝社 デザイナー
工学院大学大学院卒。2019年入社後、富裕層向けレジデンスを中心に、「アニヴェルセル表参道」などのホスピタリティ施設、富裕層向け会員制サロン、オフィス案件と幅広い市場を担当。「予定不調和」を念頭に課題を本質的に見つめ直すことで、豊かな空間性と体験性をつくり上げる。「SCRAPTURE」を筆頭にストーリー性を重視したサステナブルな活動も積極的に行う。

関連情報

名称

「Waste-Go-Round ~ゴミは環る~」

開催期間

2024年5月25日(土) ~ 2024年5月30日(木) 11:00 ~ 20:00 ※最終日17:00まで

開催場所

Shibuya Hikarie 8/ COURT

入場料金

入場無料

セミナー事前登録方法

https://ssd-vol3.peatix.com/

主催

openmaterial(一般社団法人530, 株式会社ペーパーパレード)
https://openmaterial.jp/

協力

 Shibuya Hikarie Creative Space 8/、株式会社インパクトアコースティックジャパン、株式会社乃村工藝社、 株式会社光伸プランニング、山伝製紙株式会社、株式会社ショウエイ、カンロ株式会社、株式会社colourloop、パールヨット株式会社 (順不同)

お問合せ

info@openmaterial.jp

公式サイト

https://newsrelea.se/7MQY3y

関連リンク

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