ロワジールホテル 品川シーサイドは、全フロアが高層階にあり、16階のフロント・会議室と17階から22階の客室の7フロアで構成されています。このたびのリニューアルで当社は18階の客室50室の改修を担当しました。立地の特性を生かすとともに、観光地へのアクセスの良さに着目しながら、宿泊時の最初の体験にデザインを反映しました。「旅の一歩を刻む始まりの空間」というコンセプトのもと、宿泊体験を細分化し、その“最初の行動”にデザインを添えることで、訪れたお客さまにホスピタリティを感じていただける空間づくりを目指しました。また、この土地ならではの景色を生かすため、FF&Eにはホテル前に広がる港湾地区のコンテナターミナルの色彩を取り入れ、外の風景を借景的に空間に組み込みました。
東京・有明のパナソニックセンター東京が2024年12月に閉館したことに伴い、ビジネスのお客様向け展示を東京・汐留に移転し、パナソニックグループの歴史や最新のソリューション、未来像などを実感できる場として「パナソニックコーポレートショウルーム」をリニューアルオープンしました。法人・官公庁などのVIPを対象とし、パナソニック様のこれまでの歴史と未来へのさまざまな取り組みについて、おもてなしや映像を通してプレゼンテーションしながら、共感から共創を促す場となっています。当社は、デザイン・設計・制作施工を担当しました。
キャラクター雑貨、玩具の企画製造販売およびコンサルティング事業を手がけるトーマントイズ様の東京本社移転プロジェクトです。急速な事業成長を背景に、オフィスの拡張と企業リブランディングを目的としてスタートし、当社はデザイン設計から内装・造作工事の施工を担当しました。トーマントイズ様のこれまで積み上げられた「クリエイティブ力」と築き上げられた「信頼」を強固な土台とし、親しみやすく柔らかな企業イメージを大切にしながら、今後の成長を見据えた新たな会社の顔を創出しています。レイアウトプランでは、距離感の近さや親しみやすさという社風を空間構成に反映しています。デザインでは、木を基調としたワントーンカラーの素材の組み合わせで、アイディエーションカンパニーとしての知的な雰囲気を表現しました。また、北欧家具をベースとしたFF&Eコーディネートにより、企業イメージの柔らかな空気感を醸成しています。アクセントとして随所に取り入れたコーポレートカラーが空間全体に統一感を持たせ、唯一無二のオフィスを実現しました。
横浜ランドマークタワー30周年を契機としたプロジェクトです。横浜・神奈川にゆかりのあるシェフ監修の店舗や地元企業とのコラボレーション店舗など、魅力的な3つのバルが集積し、県内の食や生産者の魅力を来場者へお届けする、新たな「食」の発信拠点として2025年5月29日にオープンしました。店舗内装の一部には神奈川県産の木材を利用し、神奈川在住のアーティスト・山下良平氏の壁画アートにより空間を彩るなど、当社は企画からデザイン、施工までを担当しています。
西武鉄道様の社員の安全教育を目的に、2009年に設置された西武研修センター内「事故情報展示室」のリニューアルです。これまでの「展示エリア」に加えて、「学習エリア」を新たに設置し、過去の事故から学び、二度と事故を起こさないために、社員一人ひとりが、自ら考え、行動し、安全構築にむけて意識共有することを目的に「安全共育室」として整備しました。「展示エリア」では、これまでに蓄積された事故情報をもとにして西武鉄道の「安全最優先」を再確認すると共に、事故の教訓を学びます。「学習エリア」では、ヒューマンエラーに着目し、最新の安全マネジメントの考え方を導入しています。体験展示やワークショップを通し、課題をどう解決するのかを自ら考え、グループで話し合うことで社員の安全への意識共有を目指しました。当社は、企画・コンセプト、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、デザイン監修、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工を行いました。
総合学院テクノスカレッジ 東京工学院専門学校(東京都小金井市)のゲームクリエーター科の実習室のリニューアル案件です。当社は、デザインから什器制作、内装施工を担当しました。5年後にゲーム会社で働いている姿を想像できる教室にしたいという当初のご要望からスタートし、先生方へのヒアリングを重ねていく中で「ゲーム業界に囚われずに自分たちの将来を想像してほしい」という想いがその根底にあることがわかってきました。そこで、生徒がゲームという領域に囚われず、一人のクリエイターとして将来の自分を想像できるよう「Game Creator’s labo」というデザインコンセプトを打ち立てた提案を行いました。
総合学院テクノスカレッジ 東京エアトラベル・ホテル専門学校 ブライダル科で使用する「ブライダルルーム」および「プレゼンテーションルーム」の2教室のリニューアル案件です。‟マリアージュ(調和)”をテーマに、「ブライダルルーム」では、利用者が結婚式の打ち合わせを通じて、将来のライフスタイルまで自然に思い描けるような、温かく華やかな空間を目指しました。また、学生にとっても、利用者の思いを具現化する想像力や提案力を育む、実践的な学びの場となるよう整備しています。また「プレゼンテーションルーム」では、全学科の学生が集い、意見交換や創造的な活動を行える「出会いと発想のハブ」となる空間を構築しました。マテリアルは自然素材を採用しながら、調光・音響の演出により、ライフイベントをプロデュースする力を育てるための、調和の取れた学習環境を実現しています。
約5年におよぶ全面リニューアル工事を経て2025年3月に完成したプロジェクトです。新規にスタンド(一般客や来賓者など幅広い客層向けの観覧施設)、入場門、日本の競馬場初の両面パドックビジョン、芝生広場を設置し、市民や競馬初心者など、多くの方々に「開かれた競馬場」を感じてもらえる施設としてオープンしました。
アンリ・シャルパンティエの新ブランド、フィナンシェ専門店「BEAN to FINANCIER」の第1号店です。コンセプトである“焼き色” を焼成ムラのあるタイルなどを用いて店舗全体で表現しました。さらに、フィナンシェのルーツである、パリの金融街の金塊を模したディテールをちりばめています。“焼き色”のグラデーションに包まれた厨房から商品がお客さまの目の前に並ぶまでのストーリーを象徴的に見せ、ブランドを五感で体験できる店舗としました。
“FUEGUIA 1833”は、ブエノスアイレスでジュリアン・ベデル氏により2010年に創業されたパフュームブランドです。当社は国内3号店となる麻布台ヒルズギャラリーの施工業務を担当しました。当店舗では「ツリーハウス」をコンセプトに据えデザインされており、それはパフュームテーブルの中心から天井に伸びる木の幹や、窓ガラスに描かれたアンデス山脈が象徴しています。天井や壁は国産杉の無垢材を使用しており、ほのかな杉の香りが漂います。壁面什器には日本の伝統建築で用いられる焼杉が使用され、床材は実際の工事現場で使用された杉の足場板を再利用しています。パフュームテーブルの先にあるインフュージョンバーでは、デザイナーセレクトの赤ワインが提供され、文字通り、五感を刺激する唯一無二のショップとなっています。
百年留学生記念館は、20世紀初頭に日本を訪れ、新たな知識と技術を求めて学んだアジア人留学生の若者たちの物語を、未来へとつなぐ文化交流施設です。展覧会の開催をはじめ、異なる文化や価値観が交差し、人々が対話を重ねながら相互理解を深める場となることを目指して開館しました。当社は、百年留学生記念館の企画・基本構想をはじめ、デザイン・設計、制作・内装施工を担当。また開館を記念した特別展「青年周恩来の東京足跡展」における展示設計・施工も担当しました。
THE SEVEN様は、グローバル市場向けのコンテンツ企画・開発や、さまざまなエンターテインメントビジネスのプロデュースを手掛けています。このたび、さらなるクリエイティブ強化を目的とした画期的なオフィスとして増床しました。本オフィスは、一貫して、映像制作における企画から最終チェックまでの機能を一つの空間に集約することを目的とし、極めて高品質な映像に対応し続けるため、クオリティチェックの工程をひと際重要視しています。そのため、プレビュールームには、8KプロジェクターとDolby Atmos(※) 7.1.4サウンドシステムを備えることで、最高品質の映像と音響下のチェックによる、高精度な修正指示を可能とし、さらなるクオリティの向上を実現しました。意匠面では、「映像のような美しいデザイン」と「SF(Science Fiction)」というキーワードを基に、美しさと非日常性が共存するデザインを目指しました。画一的な表現を避けるべく、手描きによる感覚的なフォルムを各所に取り入れながらも、そこに一貫した規則性を持たせることで、空間が心地よいバランスを保てるように検証を重ねながらつくり上げました。デザインをTBSテレビ デザインセンター様が担当し、当社は設計業務と内装・什器・電気・給排水設備・サイングラフィック工事を担当。また、設計施工を一貫で発揮できる当社の強みを生かしながら、TBSテレビ デザインセンター様や別途施工業者との良好なコミュニケーション構築によって、円滑な推進・竣工を達成しました。※Dolby Atmos:オーバーヘッドスピーカーや上向きのスピーカーを使用し、立体的なサウンドスケープを生み出す。
千葉市動物公園内に併設された動物科学館は、築40年近くになることを踏まえ、展示エリアの全面リニューアルを行いました。生命の宝庫「熱帯雨林」をテーマに、生態系について知り、学び、そして未来のために行動することを目的とした‟ズーロジカルミュージアム”です。ゴリラや鳥類、夜行性動物など熱帯雨林に生息する動植物を間近で観察しながら、前後の展示を通して、命のつながりや地球環境の尊さを伝えます。
富士フイルムビジネスイノベーション様の「Green Park FLOOP」は、大人の新たな発見と子どもの学びや自由な発想が循環する場として、さまざまな複合機関連の技術を体験しながら、環境問題や富士フイルムビジネスイノベーションの技術をわかりやすく学び、サステナブルな地球の未来を探究する体験型施設として2024年にオープンしました。4つの体験展示ゾーン(Studio、Technology、Think、Action)では、未来の街づくりや複合機技術、環境問題についてインタラクティブに学べます。併設のCafe&Co-workは「循環」をコンセプトに環境配慮型メニューを提供しています。施設全体を通じて、同社の環境への取り組みや技術革新を表現しつつ、来場者がサステナブルな未来について考え、行動するきっかけを提供しています。大人から子どもまで楽しく学べる、地域に開かれた新しい学びの場を目指しました。
明治記念大磯邸園は、2017年に「明治150年」関連施策の一環として設置することが閣議決定されたもので、歴史的建造物である邸宅と庭園を一体的に見せるものとして整備が進められています。2024年11月に公開となった大隈・陸奥地区では、邸宅の建築的特徴や見どころ案内、ゆかりの人物の功績や人柄を伝える展示、歴史的建築物の補修・強化を図る改修プロジェクトを紹介する映像コンテンツの企画・制作を行うと共に、家具調度品や室内装飾品類の補修も当社で手掛けました。模型を用いて、かつての建物と現存する建物の違いを分かりやすく視覚的に表現し、その屋根部分を昇降可能とすることで外観だけでなく部屋割りの違いも見て取れる展示は、来園者にも好評を博しています。
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