富士フイルムビジネスイノベーション様の「Green Park FLOOP」は、大人の新たな発見と子どもの学びや自由な発想が循環する場として、さまざまな複合機関連の技術を体験しながら、環境問題や富士フイルムビジネスイノベーションの技術をわかりやすく学び、サステナブルな地球の未来を探究する体験型施設として2024年にオープンしました。4つの体験展示ゾーン(Studio、Technology、Think、Action)では、未来の街づくりや複合機技術、環境問題についてインタラクティブに学べます。併設のCafe&Co-workは「循環」をコンセプトに環境配慮型メニューを提供しています。施設全体を通じて、同社の環境への取り組みや技術革新を表現しつつ、来場者がサステナブルな未来について考え、行動するきっかけを提供しています。大人から子どもまで楽しく学べる、地域に開かれた新しい学びの場を目指しました。
明治記念大磯邸園は、2017年に「明治150年」関連施策の一環として設置することが閣議決定されたもので、歴史的建造物である邸宅と庭園を一体的に見せるものとして整備が進められています。2024年11月に公開となった大隈・陸奥地区では、邸宅の建築的特徴や見どころ案内、ゆかりの人物の功績や人柄を伝える展示、歴史的建築物の補修・強化を図る改修プロジェクトを紹介する映像コンテンツの企画・制作を行うと共に、家具調度品や室内装飾品類の補修も当社で手掛けました。模型を用いて、かつての建物と現存する建物の違いを分かりやすく視覚的に表現し、その屋根部分を昇降可能とすることで外観だけでなく部屋割りの違いも見て取れる展示は、来園者にも好評を博しています。
パリのフレンチレストラン「Restaurant KEI」の小林 圭シェフと、室町時代後期創業の和菓子屋「とらや」がつくるレストランとして、2024年4月にオープンしました。伝統と新しさが共存し多様な食文化が楽しめる東京・銀座で、フランス料理の域を超え、何にもとらわれず、自由な発想で、美食の革新を追求するレストランをつくりたい。料理人に限らずここで働く人誰しもが食材を学び、研究し、美食の真髄を来店されたお客さまと分かち合い、料理だけでなく、ここでの体験全てがお客さまの心を満たすものであってほしい。小林 圭シェフのそんな思いを体現した、いわば“美食の研究所”、それが「ESPRIT C. KEI GINZA」です。レストランは、料理を生み出す要であるオープンキッチンを中心としたライブ感のあるカウンター席と木のデザインで覆われたテーブル席を持つメインダイニング、そして研究所をイメージしたプライベートキッチンの個室で構成しています。フランスは石の文化、日本は木の文化といわれています。このレストランは両国の文化を織り交ぜながら、石と木が調和したフランスと日本の文化が出会う新しい空間です。フロア全体にわたって設えた天井デザインは伝統市松パターンから、洞窟のような革新的インスタレーションへと変化するダイナミックな構成で伝統と革新を表現しています。
1586年創業のフランスのクリスタルメゾン「Saint-Louis(サンルイ)」と小林 圭シェフが織りなす新しいスタイルのバーです。伝統に裏打ちされた「Saint-Louis」のクリスタルグラスで提供されるドリンクと共に、シェフが創造する料理とデセールを堪能できます。サービススタッフとシェフがつくり上げる2列構成の新しいバースタイルで、伊達冠石(だてかんむりいし)で構成した特注のカウンターは調理シーンと共に舞台のように浮かび上がります。バーの奥にはテラス席を計画し、日本庭園をベースに上り庭を配し、屋上への階段と共に立体的にデザインしています。「Saint-Louis」と「とらや」、日仏を代表する老舗ブランドのもつ伝統や歴史を空間に表現するにあたり、本物の素材にこだわりながら仕上げています。1列目カウンターの天板には2000年を超え地中に眠り化石化した木といわれる神代杉、2列目カウンターには同じく長い年月の地殻変動によって生み出された伊達冠石を用いて構成しています。フランスと日本、両国の文化が出会うことで石と木が調和した空間に、随所に散りばめられた「Saint-Louis」のクリスタルの輝きが、フランスのエスプリを添えています。
マツダの首都圏におけるブランド体感・交流を目的としたメーカーショールームの、デザイン・設計・制作施工を担当しました。「MAZDA TRANS AOYAMA」の「TRANS」には「変える、越える」という意味があり、「前向きに変わる、そのきっかけになる場所でありたい」という意味が込められています。1階は広島の宮島で創業した伊都岐珈琲(いつきコーヒー)監修のカフェやグッズショップのある、ブランドを体感できる特別な空間、2階はアートの展示や、イベント・ワークショップが開催できる居心地のよい空間となっています。
日本屈指のターミナル駅である大宮駅の西口に位置する「大宮センタービル」のリニューアルプロジェクトです。大宮駅周辺調査と竣工後30年あまり経過したビルの課題の洗い出しを行い、「品格と居心地の両立」をテーマに掲げ、リニューアルデザインを行いました。リニューアルプロセスにおいては、既存の入居テナントの満足度向上を重要な焦点とし、周辺ビルに対して機能面・デザイン面においてプレゼンスを高めることを目指しました。既存の石材ならではの「品格」を残しながら、軽快なマテリアルによって生み出される「居心地」をバランスよく調和させることで、撤去による廃材処分を極力抑え、古きよき素材と新たな素材の融合により、サステナビリティを意識しつつ費用対効果の高いデザインとしました。
宮ヶ瀬ダム 水とエネルギー館 ウォーターミュージアム「水道ゾーン」は、出展から20年以上が経過したことで改修が必要となり、開館25周年に合わせてリニューアルされました。展示のコンセプトは「水道用水供給事業」の学習機会創出(水道企業団の役割紹介)および、「水道水」に対する意識変容(水資源の再認識・地球環境学習)です。普段は知る機会の少ない、ダムに貯められた雨水が水道水として家庭の蛇口に届くまでの過程・設備・それらに関わる仕事に対する学びを通して、生活に必要不可欠な水道水への感謝や、社会インフラの重要性について学ぶことができます。また宮ヶ瀬ダムを含めた周辺地域が観光地であることから、メインターゲットは周辺の小学校の社会科見学や、休日に来館するファミリー層としています。大型スクリーンによるガイダンス映像、映像のドローンを操作して水道施設を調査するバーチャルコンテンツ、河川の水を浄化するフローのシミュレーションなど、実写とCGを組み合わせたゲーム性の高いデジタルコンテンツのほか、水道用水供給事業を支える企業団の仕事を疑似体験できる展示によって、目的層・無目的層のどちらでも短時間で楽しんでいただける内容となっています。
紀伊國屋書店様におけるおもてなしの場となるサロンを、旗艦店である新宿本店ビルの最上階に復活させるプロジェクトです。1964年のビル建設当時、創業者である田辺茂一氏によって文壇の社交場となるサロンがつくられました。その後時は過ぎ、失われてしまったその空間を現代によみがえらせるべく、2021年から2023年まで行われた新宿本店リニューアルに引き続き、今回新たなプロジェクトとして、当社はデザイン・設計、制作・施工などを担当しました。
閑静な住宅街の一角にあり、近隣に住む子どもたちが集う中野区立江古田図書館児童コーナーのデザイン設計・内装改修・什器制作を担当したプロジェクトです。1階では、老朽化した内装材を新調し、大型本や紙芝居などが配架できる児童コーナーならではの本棚を制作しました。また、保護者が楽しめるような雑誌エリアも設け、親子一緒に過ごせる空間づくりを行いました。東京都指定無形民俗文化財である「江古田獅子舞」をモチーフとした図書館オリジナルキャラクター「ししまる」と「えごたん」が出迎えるこの空間で、図書館は楽しいところだという印象を子どもたちに抱いてもらうことを目指しました。2階では、カウンターとイスを新設しました。カウンターの一部にアクリル材を使用したことで、太陽の光の暖かさをほのかに感じつつ、静かに読書ができるスペースとなっています。
日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2024」(テーマ「Reframing -転換のはじまり-」)に、「Being 家具が居ること」を出展しました。「Being 家具が居ること」は、人と物との関係性について再考するプロジェクトです。私たちは空間をデザインするプロジェクトの中で日々多くの物をつくり出していますが、その裏側では、それらがまだ十分に使える状態で廃棄されてしまうことや、使われなくなってしまうことに対して、大きな課題を感じています。一つの物が長く大切に使われるという状況を考えてみると、物に対する愛着が芽生えるような関係性が生まれていることがしばしばあります。そのようなとき私たちは、「所有して使っている」感覚から、いつしか物を気にかけて「一緒に居る」感覚になっていることに気がつきました。そこで、この感覚の変化に気づくことが、課題解決のためのひとつの方法ではないかと考えました。プロジェクトが提示する家具はとりわけ頑丈なわけでも、機能的に優れているわけでもありません。むしろ、どこか不安定さや気まぐれさがあり、気にかけたくなる性質を持っています。家具が“ある”から“居る”という存在に変わったら、私たちはどのように彼らと接するか、本プロジェクトにおける一連の実験的デザインによって、人と物の間の価値変容を社会に問いかけます。当社は「一人ひとりの『クリエイティビティ』を起点に空間のあらゆる可能性を切り拓く」をビジョンとし、人々の心が豊かになる空間づくりに取り組んでいます。その一環として、私たちは直面する社会課題にクリエイティブな視点で挑戦し、アウトプットを通した発信・交流・イノベーションの循環をつくるため、国内外のデザインイベントへの出展を続けています。
小田急ホテルセンチュリー相模大野7階にオープンするオールデイダイニング「MONDO 相模大野」のプロジェクトです。200坪を超える豊かな空間はレストラン「MONDO」の象徴となる巨大な薪窯を持ち「山からテーブルへ」をテーマに、薪火調理で素材本来の味を引き出し、シンプルで革新的な味わいを提供します。手づくりのこだわりパンをメインとしたランチビュッフェや、薪窯で焼き上げるステーキを中心に、本格的なイタリアンを気軽に楽しめます。また、レストラン内には本格カクテルや希少なオールドウイスキーをカジュアルに愉しめる「BAR ROJY」、焼きたてパンや焼き菓子が購入できる「こがさかベイク相模大野」も併設し、自由で温かな唯一無二のレストラン体験を街の皆さまへ提案いたします。
禁酒法が施工されていた1920年代のアメリカを時代背景に、その当時、美容室や法律事務所などを装って裏で酒を密売する文化“スピークイージー”をコンセプトとしたバーです。コンセプトを面白いと思ってくれた人たちだけが集まる場として、このスピークイージーの仕組みを取り入れた、シークレットバー「JANAI」シリーズの3店舗目となるのがJANAI HOTELです。一見扉とは思えない絵画を開けると、暗証番号を解読した人だけがたどり着ける秘密のバーに入店することができます。当社はデザイン・設計、テナント内装設計を担当いたしました。
本プロジェクトは2022~2024年の約3年にわたり段階的に行ったリニューアルプロジェクトです。3期目となる今回は、46階「SKY VIEW」と「エントランス」の改修を実施し、新たなにぎわいと交流を生み出す場として生まれ変わりました。
相鉄不動産が展開する住宅ブランド「Gracia(グレーシア)」の情報発信拠点として、ブランドの世界観を実物や映像で体験できる常設型総合販売ギャラリーの新装計画です。横浜の地域に根ざし、親しまれてきた相鉄線が、東急線との相互直通運転で結ばれ利便性が向上したことで、都心住むお客さまにも来場しやすいサロンとして、相鉄不動産の本拠地である横浜と他県とをつなぐHUB機能を有する新横浜にオープンしました。施設内には、イベントも開催できるラウンジや各物件をVRで体験できるプレゼンテーションルーム、グレーシアブランドの「上質さ」を表現したコンセプトルームが配置されています。当社は内装デザイン、造作什器制作、ディスプレイを担当しました。
“誰もが過ごせる「インクルーシブスタジアム」の実現”に向けたトライアルとなるプロジェクトです。2024年9月22日(日)開催のプロ野球イースタン・リーグ公式戦にて、主催される読売新聞社様・日本テレビ様・東京ドーム様ご協力のもと、「センサリーフレンドリーチケット」を初めて販売しました。
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