空間創造によって
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乃村工藝社
WE ARE NOMURA

自分の可能性を試したい。建設業界での知見を武器に、大規模空間を牽引する制作管理の矜持

2020年に乃村工藝社へ中途入社した山﨑 圭一。制作管理職として、デベロッパーやゼネコンが関わる大規模プロジェクトに携わっています。ゼネコン時代に培った知見を武器に丁寧な対話と綿密な計画で現場を牽引し、難解な空間の実現を支え続けるプロフェッショナルである山﨑が仕事のリアルとやりがいを語ります。

高度な調整が求められる現場の最前線。プロジェクトを成功へ導く「対話」と「計画」

営業推進本部 第一事業部 プロダクト・ディレクション1部 第2課に所属する山﨑。10名のメンバーで構成される同部署は、主にデベロッパーやゼネコンと協業し、新たな空間づくりを担っています。

山﨑 「最近は再開発の案件がかなり増えており、そうした大規模なプロジェクトに携わることが多くなっています。短くても半年、長ければ1年以上にわたって1つのプロジェクトに向き合います。

現在は2つの大きな案件を担当しており、1つはローマ教皇大使館の新築工事です。ゼネコンとパートナーシップを組みながら全体の監督管理を遂行しています。もう一つは東京駅周辺の再開発に伴う『日本一高いビル』の部分的なフロアの施工計画です。こちらも現在はゼネコンと連携して計画を練っている段階ですが、現場が稼働し始めれば現地に常駐して施工管理を行う予定です」

多くのステークホルダーが関わり、高度な調整が求められる現場。その最前線でプロジェクトを円滑に動かすために、山﨑が常に心がけていることは大きく2つあります。

1つめは、周囲とのコミュニケーションを重ね、盤石な信頼関係を築くことです。

山﨑 「「早めにお互いの信頼関係を築いていくことを何より大切にしています。コミュニケーションが不足すると、現場での困りごとが共有されず、問題が大きくなってから発覚するリスクがあります。それを未然に防ぎ、実務を円滑に進めるのが大きな目的です。

そのために心がけているのが、密な対話ができる機会です。例えば、現場の仕事の後に食事へ行き、仕事の話ばかりではなく、プライベートな話題や日々の関心事などを通して、お互いの人柄を知るようにしています。そうすることで、報告や相談がしやすい距離感を作っています」

そして2つめが、プロジェクトを確実に完遂させるための、徹底したスケジュール管理です。

山﨑 「計画の段階から時間がかかる作業を後回しにするのではなく、先んじて対応し、後半の工程に余裕を持たせるスケジューリングを心がけています。後半のスケジュールが逼迫してしまうと、イレギュラーな事態に臨機応変に対応できなくなるため、常に余裕を持って臨めるよう計画を立てています」

建設業界から内装の世界へ。過去の知見が活きる、制作管理という新たな挑戦

スターバックス(R) ロースタリー

▲ 『スターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京』

山﨑の乃村工藝社に入社するまでのキャリアは、建設業界での経験が軸となっています。

山﨑 「約20年にわたり、規模の大小はありますが、賃貸マンションや老人ホーム、幼稚園など、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の新築現場で監督を務めてきました。工程、安全、品質、原価管理といった施工管理全般を一通り経験しています」

さまざまな現場の監督を経験してきた山﨑ですが、次第に内装への関心を深めていきます。

山﨑 「ゼネコンではさまざまな建築に携わってきましたが、徐々に、屋内空間を細部まで緻密に創り上げる内装の仕事に魅力を感じるようになりました。そんな折に『スターバックス リザーブ(R)ロースタリー 東京』が乃村工藝社の実績であることを知り、その意匠性が高く複雑な内装に驚き、強く興味を惹かれました。

これまで経験したことのないような、こだわりの詰まった空間づくりを通じて新しい挑戦をしてみたいと考えたのです。有名な物件も数多く手がけており、乃村工藝社ならさらに幅広い経験が積めると確信して入社を決めました」

2020年に中途入社した山﨑。入社後に直面した課題は「各部署との連携構築」でした。

山﨑 「現場に出ると長期間になるため、社内との関わりがどうしても少なくなりがちです。そのため、どの業務をどの部署に相談すべきか、関係性を構築していくことが最初の課題でした。わからないことはまず上司に相談し、適切な窓口を確認したうえで、各部署の方々に自ら声をかけて地道に関係を築いていきました」

相談や協力がしやすい社内カルチャーにも助けられ、少しずつ社内のネットワークを広げていった山﨑。新たな環境に戸惑う反面、過去の経験が確かな支えになることもあったと言います。

山﨑 「ゼネコン側の視点や求めている工程が理解できるため、先回りしてサポートすることで、関係性が非常にスムーズに構築できます。『この図面が後工程で必ず必要になる』『ここを先に進めれば他の協力会社も入りやすくなる』といった提案を積極的に行っています。

そうした働きかけを続けることで、チーム全体への厚い信頼へとつながり『乃村工藝社に任せるよ』と言っていただけるようになります。ゼネコン時代の経験が活かせる環境ですし、知識を活かして貢献できるところにやりがいがあります」

難解な空間づくりは学びの連続。デザインをカタチにするプロセスにこそ面白さがある

▲山﨑が担当したハイクラス レジデンスの共用部

入社以来、山﨑は多岐にわたるプロジェクトを手がけてきました。ホテルのVIPルームの内装工事や、レジデンス「パークウェルステイト鴨川」の内装、外資系テクノロジー企業の大規模オフィス改装、さらには都心の大型複合施設の商環境施工など、手がける空間のジャンルは実にさまざまです。

そうしたプロジェクトの中で、山﨑が確かな手応えを感じた成功体験として挙げるのが2025年竣工のハイクラス レジデンス プロジェクトです。直線があまりない複雑な構造が続く難易度が非常に高い空間づくりを実現し、社内表彰も受けました。

山﨑 「曲面が多く、壁の位置を正確に出していく工程に非常に苦労しました。協力会社と共にどこを基準にするか、詳細な施工図面を作成して進めました。とくに高さ10mほどの天井への三角形の造作物の取り付けは、下地の構造から深く考え抜きました。安全性はもちろんのこと、いかに効率よく美しく取り付けるかを徹底的に検証しました。

最終的には、三角形の造作物を組み合わせることで光が屈折し、美しい陰影が生まれる非常に印象的な空間が完成しました。幾多の調整を経て、思い描いた通りに綺麗に納まった時の安心感と達成感は、言葉にできないほど大きなものでした」

こうした難易度の高い空間をカタチにする挑戦の連続が、山﨑にとっての新たな学びと原動力になっています。

山﨑 「装飾物や重量物を取り付けるための『下地』作りに関しても、これまでの知識をアップデートさせながら向き合っています。内装独自の工法や材料など、新しく学ぶべき領域に触れるのは非常に新鮮で、楽しく取り組めています。

どうすれば後のメンテナンスがしやすく、安全性を長く担保できるか。新しい材料が出れば、全社でメーカーを招いて勉強会を開くなど、常に知識のアップデートを欠かしません」

デザインをカタチにするプロセスそのものが、自身のやりがいそのものだと山﨑は語ります。

山﨑 「制作管理ならではの面白さも日々実感しています。似たような用途の施設でも、デザイナーの意図によって作り方やアプローチがまったく異なります。案件ごとに新しい挑戦があり、常に新鮮な気持ちで取り組めるのが魅力です。何もない場所から徐々に空間が仕上がっていく過程を見届けるのが好きで、完成時の達成感はひとしおです」

「できない」とは言わない。スペシャリストとしての矜持を胸に、次なる大舞台へ挑む

さまざまな現場を乗り越えてきた山﨑には、今後挑戦してみたい目標があります。

山﨑 「未だかつてない規模のビッグプロジェクトに挑戦してみたいですね。再開発案件が増えている中で、現在の担当領域からさらに施工範囲を広げ、より大規模な空間づくりを手がけてみたいと考えています。自分自身がどこまでできるのか、限界を超えて自分の可能性を試し、広げていく挑戦を続けていきたいです。

その挑戦の根底には、常にスペシャリストであり続けたいという思いがあります。自身の専門性を高め、困難な要望に対しても安易に『できない』と言わず、どうすれば実現できるかを模索し続ける姿勢を大切にしたいです。そのために、これからも多様な知識を吸収し続けていきたいと考えています」

熱い想いを語る一方で、チーム内での自身のスタンスについては、サポート役としての役割を大切にしています。

山﨑 「私はチームの中で最前線に立つよりも、全体を俯瞰し、プロジェクトを円滑に推進する役割に自身の強みがあると考えています。まだ経験の浅いメンバーをフォローし、培ってきた知識やノウハウを伝えていくサポート役を担っていきたいです」

そんな山﨑から見て、乃村工藝社や制作管理職にマッチするのは「前向きで真面目、そしてオープンマインドな人」だと言います。

山﨑 「困難な状況でも、主体的に前向きに取り組む姿勢がなければ、現場での状況を好転させることはできません。また、真面目で誠実な対応を積み重ねることでしか、関係者の信頼は得られないからです。

さらに、単に話すのが得意なだけでなく、相手の意図を正確に汲み取れる傾聴力も求められます。相手が本当に求めていることを理解し、寄り添うオープンな姿勢があってこそ、周囲としっかり協調し、プロジェクトを適切な方向へ導いていけるのだと思います」 

最後に乃村工藝社で働く魅力について、山﨑はこのように語ります。

山﨑 「「社内には明るくユーモアのある人が多く、真摯に仕事に向き合いながらも、気軽に相談し合える温かい環境があります。また、各事業部が手がけるプロジェクトの領域が本当に多岐にわたっているのも魅力です。エンターテインメント施設から文化施設、そして私が担当しているような再開発の商業エリアまで、お客さまの業界も空間の性質もまったく異なります。事業部ごとに扱う空間が違うからこそ、幅広い挑戦の場が広がっているのが当社の魅力ですね」

確かな技術と知見をもとに、山﨑はこれからも未だかつてないスケールの空間づくりへ、スペシャリストとしての矜持を持って挑み続けます。

※ 記載内容は2026年2月時点のものです

山﨑 圭一(やまざき けいいち)
 

学生時代に建築設計を学び、卒業後は複数のゼネコンでマンションや老人ホームなどの新築工事に従事。唯一無二の空間作りにあこがれ、2020年乃村工藝社に入社。主にデベロッパーやゼネコンと協業し新たな空間づくりを行う部署で、ゼネコンでの経験・知識が生きる、スケールの大きなプロジェクトを任されている。

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