2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の大林組の取り組みをPRする目的で、万博現場事務所内にビジタールームを設置し、大林組様のステークホルダーと、博覧会協会様のゲストに対しアテンドを行う施設を計画しました。展示構成は万博の大屋根リングをイメージさせる円形シアターを中心に、周囲には万博の開催概要や大林組様施工のパビリオンの解説とモックアップを展示しています。展示什器は木製単管で制作し、プロッター出力したグラフィックをクランプを用いて掲示するなど、現場事務所という背景を生かした「現場感」と、この場所で万博がリアルタイムにつくり上げられていく「臨場感」を表し、現場の「今」が展示できるように更新性を持たせた計画としています。また、大屋根リングの実証実験で使用したCLTパネルを再利用したマテリアルや、図面枠をモチーフにしたグラフィックや最新の工事写真を展示し、大林組様らしさを出すデザインと万博の開催まで現場とともに成長していく展示空間を目指しました。