概要
「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」は、新潟県の首都圏情報発信拠点です。
地下1階から地上3階と8階の全5フロアで、物販、日本酒試飲コーナー、イベントスペース、レストラン、移住相談窓口など多彩な機能を備えています。当社は地下1階から地上3階までの設計施工業務および施設ブランディング企画・ブランドロゴ開発を担当しました。
「米」「酒」「雪」といった新潟がもつ豊かな魅力に加え、「アート」を企画・デザインの軸に据え計画を行いました。
随所にちりばめられた新潟由来の素材や展示企画により、新潟の魅力を感じてもらい、新潟に足を運ぶきっかけになるような施設を目指しました。
課題・要望
①新潟県の強みである「米」「雪」「酒」「アート」を想起させるデザインとすること
②新潟県産材や新潟県の伝統工芸品の魅力を伝えられるようなデザインとすること
③名産である日本酒を魅力的にPRできる機能を設けること
以上が、お客さまからの主なご要望でした。
解決策
①施設テーマとして、「米」「酒」「雪」といった従来の新潟の強みに「アート」という新たな要素も加えた県内各エリアの魅力を発信する拠点づくりを目指し、内装デザインにとどまらず、施設ブランドロゴおよび地域の多彩な魅力を訴求するビジュアルモチーフを開発しました。空間デザインをはじめ案内サイン、ツールアイテム、情報発信などあらゆる場面にビジュアルデザインを展開し、施設全体における世界観の統一と、魅力発信の機会拡大を図りました。
②床仕上げに新潟県を流れる川砂利を床材に混ぜ込んだほか、商品陳列用の什器を新潟県産の杉材で制作するなど、手の触れる箇所を中心に、新潟由来の素材を配置し、リアル空間でしか感じられない価値を生み出しました。内装材以外に、日本酒試飲を行うカウンターテーブルは、新潟県の企業が製品を作る際に出る廃材を再利用したアップサイクル什器として制作しました。
また、1階の壁面には新潟のものづくりを紹介するミュージアムスペースを計画しました。職人が実際に使用する大工道具の展示やWEB連動の解説機能を設け、工芸を知るきっかけづくりと、新潟ならではのものづくりの魅力を発信します。
③各酒蔵の特徴が出る、日本酒の酒瓶が美しく見えるように、日本酒試飲機と冷蔵ケースをオリジナルで設計しました。試飲機にはICT連動機能を設けることで、データ分析に基づく販売計画や各酒蔵との情報交換を行える機能を実装させています。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2024
- 所在地
東京都
- クライアント
公益財団法人にいがた産業創造機構様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、制作・内装施工
- 受賞
「日本空間デザイン賞 2025」LongList
「第59回日本サインデザイン賞」金賞
「Sky Design Awards 2025」ShortList
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