Worksすべての実績

TheMana Village(ザマナヴィレッジ)

TheMana Village(ザマナヴィレッジ)

本プロジェクトは、全国で宿泊事業や地方創生を手がける株式会社ARTHグループ(土佐清水リゾート合同会社)が、高知県足摺岬で長年親しまれてきた老舗旅館「足摺パシフィックホテル花椿」をアジア屈指の滞在型リゾート施設「TheMana Village(ザマナ ヴィレッジ)」として再生し、土佐清水市全体の活性化を目指すものです。 当施設は、足摺宇和海国立公園という自然豊かな地域に位置します。絶景を臨むものの、ホテルは昭和から時間が止まったかのような古い内装がそのまま残っている状態でした。当初、小さなカフェエリアを設置するという計画から始まりましたが、打ち合わせを重ねていくなかで、ホテルだけでなく高知全体や土佐清水市を盛り上げたいというARTH様のビジョンが広がりました。足摺の自然を体感できるラグジュアリーな空間の、イタリアンレストランを含む複合施設へと生まれ変わりました。 当社は、施設の魅力向上に向けた企画デザインの構想段階から参画し、ホテルの顔となるファサード・ロビー共用部・客室・レストランの空間プロデュースを担当しました。(客室・イタリアンレストランはデザイン監修) 2021年に担当した「LOQUAT 西伊豆」(古民家をオーベルジュに改装)をはじめ、当社はARTH様のクリエイティブ・パートナーとして、魅力ある街づくりや活性化につながる空間プロデュースを手掛けています。

#ホスピタリティ
名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク やなせたかし劇場・おおきな木とあそびの森

名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク やなせたかし劇場・おおきな木とあそびの森

2010年にオープンした名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パークの10周年を記念し、今後の10年を担うパワーアップ施策として「やなせたかし劇場」の増築と「おおきな木とあそびの森」の改装を当社で担当させていただきました。当施設は全国のアンパンマンこどもミュージアムの中でもキャラクターのショーとグリーティングに特に力を入れており、本格的なショーを実施できる専用劇場と親子で参加できる遊び・イベントを行う広場のプロジェクトとなります。 “やなせたかし劇場”「子供部屋で遊んでいたらアンパンマンたちがやってきた」をコンセプトに、温かみのある木質空間とし、幼児たちの玩具として親しみのある積み木をモチーフとした演出としています。積み木は全体で大きな演出となるよう、建築内外共、建築躯体と一体で構成しています。加えて室内は、アニメに登場する乗り物・メカ・パン工場を積み木で構成することにより、幕間でも親子の会話が生まれるような演出としています。 “おおきな木とあそびの森”「アンパンマンたちがさっきまで遊んでいたひろば」をコンセプトに、中央にシンボルツリーを配し、その周りを親子が遊んだり、スタッフがイベントを実施できる自由なスペースとしています。天井面は森の1日を楽しめるよう、青空・虹・夕焼けを照明により演出しています。それらを取り囲むようにトンネルやすべり台・のぞき穴といった固定遊具を配し、森の中で親子が遊びを発見していくような空間としています。

#エンターテインメント
パデル東京ミズマチ

パデル東京ミズマチ

【プロジェクト概要】 小田城天守閣は、昭和35年に鉄筋コンクリートで外観復元されて以来50年以上が経過しており、平成27年に建物の全面的な耐震改修工事事業「平成の大改修」を行いました。これに伴い、天守閣内の展示についても全面リニューアルが行われ、当社では基本設計・実施設計(共に建築設計会社様下請け)および、展示制作業務をお手伝いさせていただきました。 【お客様の課題】 今回のプロジェクトは、「歴史観光の拠点として小田原城を中心に、小田原の歴史的魅力を発信する」ことがテーマであり、そのために、正しく小田原城と小田原市の歴史を理解していただくための展示を整備し、その結果、歴史観光施設としての小田原城の魅力を高めることがミッションでした。 課題としては、小田原北条氏一族が「小田原合戦」で豊臣秀吉勢に敗れたため、世間一般では「敗者の武将」というイメージが強く、小田原北条氏が五代百年をかけて小田原で目指した国づくりの理想や功績が十分に伝わっていませんでした。 北条氏が小田原に残してくれたものを伝えたいという思いが小田原市にはあり、このことをどうわかりやすく来館者に伝え、小田原北条氏ファンを増やせるかが課題でした。 【解決策】 この課題に対し、まず1階の最初の展示ゾーンでは、ここ小田原城が近世(江戸時代)に作られた天守であることを伝えるため、江戸時代の華やかな城下絵図を導入に天守雛形模型を眼玉として配置しました。 「全国天守高さ比べTOP10」など、誰もが知っているお城と小田原城を比較することで、自分の知識と小田原城を結びつけることで、来館者の理解と興味を引き出す仕掛けとしました。グラフィック解説は絵や図版を中心に、外国人の方にも文字を読まなくても理解できるよう工夫しています。 また、小田原北条氏ファンを増やすために、北条五代の功績とその歴史を、大河ドラマを彷彿させる重厚な「ドラマ仕立て」とし、そこにあったであろう親子の心情を描き出すことで、人としての北条氏親子像に迫り、来館者の心に響く映像となっています。 映像コンテンツは、ほかにも「旅番組仕立て」とするなど、一般の観光客や子どもも飽きずに最後まで楽しく観覧することのできる演出手法にこだわりました。また、出演俳優に地元出身の俳優を起用したり、館内装飾に地元の伝統工芸である寄木細工や地元産材を利用するなど、地域の人々の力や材料を活用しながら展示を作り上げたことも本プロジェクトの大きな特徴です。 特に最上階における摩利支天像(城の守り神)を祭る祭壇の復元工事には、地元の木材業協同組合や工務店が主体となり、古の匠の技を現代に蘇らせた小田原城天守閣最大の目玉となっています。

#アーバン & リテール
富士スピードウェイホテル / 富士モータースポーツミュージアム

富士スピードウェイホテル / 富士モータースポーツミュージアム

日本を代表するモータースポーツの拠点「富士スピードウェイ」に隣接した敷地に新築された、「ホテル」と「モータースポーツミュージアム」を融合した施設です。「モータースポーツの魅力と価値」と「ハイアットブランドが提供するホスピタリティー」の融合により、唯一無二の体験を提供する場となっています。「内装(ホテルインテリア)」と「展示(ミュージアム)」の垣根を越え、空間におけるすべてを「モータースポーツの魅力と価値」を伝えるメディアと捉えたデザインワークを展開しています。施設全体に散りばめられたアートワークは、モータースポーツに関する膨大なリサーチやデータから構築されたメッセージを持つことで、素人から玄人まで楽しめるものとなっています。またミュージアムとしては世界で初めて「メーカーの垣根を越えてモータースポーツを通史で展示・紹介」しています。解説文中心の説明的な展示ではなく、モータースポーツ文化が歴史の中で社会にもたらしてきた価値を直感的に捉えられる展示を目指すため、車両と時代背景を組み合わせることで変遷を回遊しながら俯瞰できる展示構造としました。中でも特にメインとなるゾーンは映像音響を含んだ臨場感あるシアター型展示などで印象的に演出しました。

#ホスピタリティ
小村寿太郎記念館 リニューアル

小村寿太郎記念館 リニューアル

「みんなでつくるまちごとミュージアム」で市民参加型展示をつくり、飫肥の魅力を伝えます。宮崎県日南市飫肥は藩制から続く風光明媚な重要伝統的建造物群保存地区の城下町であり、旧武家屋敷改装のホテルができるなど、民活利用による活性化が進んでいます。本プロジェクトは当地で著名な小村寿太郎の記念館リニューアルを行い、「展示50%+周遊50%」のコンセプトのもと、来訪者の知的好奇心や滞在満足度を向上し、街の周遊につなげることを主眼としました。館内は2つの展示室があり、【飫肥へようこそ】展示では街の周遊促進を図るショールーム展示とし、体験的手法で城下町に息づく歴史文化や武家屋敷の魅力を紹介します。【小村寿太郎ヒストリーコレクション】は寿太郎の生涯をたどった「大型絵本の物語空間」と「市民参加映像」を製作し、小村寿太郎を初めて知る方にもドラマチックで楽しい展示となっています。また、本プロジェクトは「みんなでつくるまちごとミュージアム」を掲げ、一年を通じて市民と一緒に展示づくりを行いました。子供たちとのワークショップで見つけた街のお宝の展示化や、小村寿太郎映像で100名超の市民が役者やメイク・着付けの裏方に関わっています。これらを踏まえて記念館が市民に誇りを与え、自らが関わったという証と共に地元や来訪者に長く愛されることを目指しました。 

#パブリック
杜の街プラザ

杜の街プラザ

「瀬戸内の大らかな自然を体現した食空間」瀬戸内は、多くの島々が織りなす美しい風景や温暖な気候、豊かな自然に恵まれています。複合型施設『杜の街グレース』の商業・ヘルスケア施設棟『杜の街プラザ』。そのなかにある、岡山・瀬戸内の魅力を結集したオンリーワンの大型フードホール(約2800㎡)。このフードホールでは、その大らかな自然から着想を得て、心地よく伸びやかな食空間を計画しました。約70mの吹き抜け空間には、瀬戸内の穏やかで雄大な波動を想起させる天井ルーバーを計画。ゆったりと伸びゆくウェーブデザインが店内全体をつなぐとともに、客席全体を寛容に包み込みます。また中央には、1階と2階を地形のようにつなぎ、新たなコミュニティを生み出す「丘」を設けました。さまざまな用途に利用できる集いの場として、軽食をとったり、読書をしたり、くつろいだり、各々が好きな場所を見つけて過ごせる場所となります。さらに椅子やソファには、この地ならではの魅力を体感できるよう、岡山の産業を代表するデニムを使用しました。このフードホールが『杜の街グレース』全体の豊かな環境と調和しつつ、人々が瀬戸内の魅力を楽しみ、食を通じてつながり、未来への希望を育むことができる食空間として、長く愛されることを願っています。

#アーバン & リテール
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