Works#コンバージョン

LOQUAT Villa SUGURO

LOQUAT Villa SUGURO

静岡県伊豆市小土肥地区に古くからある古民家を一棟貸しの宿泊施設への改修計画です。この地区は古くは代官が住まう静かなエリアであり、ゆっくりとした時間の流れを時を超えて体感できるよう、周囲の環境を取り込んだ滞在を提供できるような計画としました。 母屋には厨房を設けて出張シェフによるディナーや可動式バーによるアルコールの提供などのサービスを備えています。内装に関しては地域の素材を活用し、地元の土を用いた土壁や、地元産の桜の木を用いたダイニングテーブルなど、江戸当時と同じように地場の素材による空間構築を試みました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 一棟貸の古民家を最大限生かすため、敷地の特徴を読み込み、魅力的な空間デザインをご要望いただきました。 【解決策】 既存の建物が持つ魅力を活かしつつ、周囲の眺望を最大化させる空間構成や地元の土などを活用した仕上げなどを盛り込みました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 平塚 慎也、八木 信之 【全体監修】 小糸 紀夫 【企画】 二宮 咲 【デザイン・設計】 井上 裕史 ~関連リンク~ 【リリース】 ・乃村工藝社のソーシャルグッド活動:LOQUAT Villa SUGUROの事例 地域の魅力が彩るオーベルジュの空間づくり ・乃村工藝社が空間デザインを手掛けたプロジェクトが「日本空間デザイン賞2022」にて銀賞ほか多数受賞   【関連実績】 ・LOQUAT 西伊豆

#ホスピタリティ
Nazuna 京都 椿通

Nazuna 京都 椿通

京都四条大宮にほど近く、築110年以上の町家が並ぶ路地一体を旅館に再生したプロジェクトです。 レセプション棟を通り抜けると、石畳の路地沿いに23棟の客室棟、倉庫棟、レストラン棟が立ち並び、江戸時代の花街を思わせる絢爛な景色が広がります。客室は全5タイプで京都の自然美がテーマとなっており、有形文化と無形文化の両面で地域の魅力を体感できます。 路地中央に建つレストラン棟には和牛料亭があり、食も含めた日本文化を世界に発信する唯一無二の空間となっています。敷地は木造建築26棟を含む約1400㎡となり、京都市も注目する京都史上最大規模の再生プロジェクトとなりました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 路地を囲むように残されていた24棟の築100年超になる町家が、ホテルの開発により取り壊されようとしているなか、その奇跡的な素材を生かしながら新しい価値を見出すためにプロジェクトが動き出しました。 新しい開発に対して周辺住民の方々とのさまざまな調整が必要になっていました。 【解決策】 数名の住民の方が住まうなか、既存の調査から参画し、元からある素材をいかに生かすかをクライアントと議論を重ね一緒につくり上げました。 敷地など権利関係の調整をまとめ、路地一体をデザインしながら新築棟2棟(レセプション棟・レストラン棟)を設計施工、既存の客室棟はデザイン監修およびコストオン方式で工事を請負い、全体をまとめながらつくり上げました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクト統括】 八木 信之 【営業・プロジェクトマネジメント】 坂田 守也 【全体デザイン監修】 谷 高明 【建築デザイン監修】 小糸 紀夫 【建築設計(レセプション棟・レストラン棟)】 小糸 紀夫 【インテリアデザイン・設計】 谷 高明 、小杉 今日子 【VIデザイン】 IVD:萩谷 綾香・豊田 真由 【FFEデザイン】 二宮 咲、和順 菜々子 【制作・施工】 平山 暁生、中山 貴裕、葛城 利美

#ホスピタリティ
Nazuna 飫肥 城下町温泉

Nazuna 飫肥 城下町温泉

宮崎県日南市、飫肥城の城下町に残る築140年以上の武家屋敷を、町の観光拠点兼温泉旅館に再生したプロジェクトです。 全5室の客室は、部屋毎に地域の特徴をテーマにデザインし、町の色「本紫」、産業を支える「杉」、生垣に植える文化「茶木」、市の柑橘種「橙」、そして町の景観に重要な「苔」で構成しました。本プロジェクトは「商店街活性化・観光消費創出事業」の補助金を活用した事業で、当社は観光拠点機能として地元商店とエリア周遊を促すカードやマップの制作、料理体験の開発や本宿を起点とした街路灯としての提灯新設など、ハードからソフトまで幅広くプロジェクトに参画しました。今後のまちづくりの中核的存在としての再生を果たしています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 個人から市が譲り受けた、築140年にもなる母屋などの既存建築を利活用して、市の観光活性に寄与すること。 経済産業省の「商店街活性化・観光消費創出事業」として、商店会と共に進めるプロジェクトであること。 伝統的建造物等保存地区内での制約、市の文化財課による建物に対する変更の制約がある中で、いかに良いものを作り上げられるか。そして、滞在の体験をいかに良くできるかといった総合的な検討が求められました。 【解決策】 既存建築物の調査より参画し、違反建築物である状態から建築主事と用途変更の道筋を立て、市との工事費負担などの調整を経て、デザインから建築内装設計施工を担当しました。 用途変更確認申請を経て、経済産業省の補助金の基準を満たし、市の文化財課との協議を重ねるといった調整を行いながら改装工事を実現させました。伝統的建造物の利活用を通した地域創生事業として、地元産の飫肥杉をふんだんに使い、地元経済の循環にも寄与しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクト統括】 八木 信之 【営業・プロジェクトマネジメント】 坂田 守也 【全体デザイン監修】 谷 高明  【建築デザイン・設計】 小糸 紀夫 【インテリアデザイン・設計】 谷 高明、和順 菜々子 【FFEデザイン】 二宮 咲 【制作・施工】 藤井 一弥

#ホスピタリティ
セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店

セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店

恵比寿ガーデンプレイスの商業棟で営業していた三越恵比寿店が幕を降ろし、新名称「センタープラザ」として生まれ変わりました。 2022年秋のグランドオープンに先駆けて、B2階に「フーディーズガーデン」が立ち上がり、その一角に旗艦店となる「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」がオープンしました。 当社は「フーディーズガーデン」オープンに至るリーシングから店舗デザイン、内装施工、商品陳列什器の制作までをサポートさせていただきました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 株式会社ライフコーポレーション様より旗艦店セントラルスクエアの開業に向けて、出店場所である恵比寿ならではのエッセンスを取り入れつつ、セントラルスクエアのブランドを踏襲し、今まで以上に魅力ある店舗づくりを行いたいとのご要望をいただきました。 【解決策】 店舗ファサードのデザインに恵比寿の歴史的モチーフである、ビール工場、駅舎から着想を得た「レンガ壁」を取り入れ、恵比寿の歴史を彷彿とさせる素材を活かし、旗艦店らしい格調あるファサードデザインを実践しました。 店舗内のデザインには、セントラルスクエアで使用されているグラフィック、サインデザインのフォーマットを活かし、セントラルスクエアのイメージを踏襲し恵比寿ならではの店舗づくりとセントラルスクエアのVI(※)との融合を実現しました。 (※)VI:Visual Identity(ヴィジュアル アイデンティティ)の略。ロゴマークやシンボルマークの図案を指す。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発・リーシング】 川井 政和 【営業・プロジェクトマネジメント】 饗庭 健介 【デザイン・設計】 松本 麻里、蛭田 彩子、岡田 愛裕美、佐藤 あや、開澤 あゆ子 【サイン・グラフィック】 蛭田 彩子、伊藤 友美 【制作・施工】 黒澤 幸司、大原 由香、山川 雄一 / ノムラアークス:岡﨑 裕大

#アーバン & リテール
東洋紡ビル

東洋紡ビル

数々の歴史的建造物と豊かな自然が趣にあふれた、大阪の堂島川沿いに佇む東洋紡ビルの改装計画です。堂島川は“水の都”と呼ばれた大阪を代表する魅力的な景観の河川であるため、この立地の心地良さを味わいながら、生き生きと働くことができる場を目指しました。 広場は、川沿いのデッキが建物まで延びているかのような外構で、シンボルツリーとして揺らめく柳の木を配置することで、川風を視覚的に感じられます。ファサードには、堂島川の雄大さや波の疎密から着想したデザインを取り入れました。ビル外壁を柔らかなウエーブ意匠で包むことで建物との調和を図りながら、新しい街のシンボルともなるよう意図しています。 ロビーラウンジはファサードと協調した意匠とし、内外の連続性を持たせ、さまざまなかたちのソファやオリジナル音響を採用することにより、快適さを創出しています。また、中央の柱に温度や風など外の環境を可視化するビジュアルアートを施すことで、川風の心地よさを屋内でも感じることができるよう演出しました。 各フロアには、多様な表情を見せる堂島川の写真を、またトイレ空間には波を繊細に表現したオリジナルのアートを配し、フロアごとの異なるカラーパレットが見る人に驚きを与えます。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 本リノベーションでは、洗練されたデザインによって新規テナント候補への訴求力を向上させることにより、新規テナントリーシングを成功させ、当ビルの資産価値を高めることを目的とします。 またオフィスビルの共用部として機能するだけでなく、川辺の魅力を高め、街の人びとにとっても活用できる場となることで、地域の活性化に貢献したいとのご要望がありました。 【解決策】 多様な働き方が次々と生まれる中で、川辺特有の心地良さを味わいながら働くことができる場を目指しました。「リバーサイドワーケーション」のコンセプトの下、周辺の環境や自然を取り入れたデザインによって癒し効果を生み出し、人びとが豊かな生活を送れることを目標としました。 また、オリジナルの音響やアートを各所に計画することで、ビルの資産価値を高めることを試みています。今回のリノベーションによって、川辺の魅力を生かして、周辺の活性化につなげています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】坂田 守也、加藤 優至 【デザインディレクション】RENS:松浦 竜太郎 【デザイン・設計】RENS:中川 絵理香、石澤 拓郎、山川 淳 【アートコーディネーション】松浦 麻基 【実施設計】髙畑 庄蔵、山本 竜也 【プランニングディレクション】西 達子 【プランニング】長鋪 愛沙 【グローバルプロジェクトディレクション】塚原 卓 【制作・施工】向山 吉嗣、徳田 洋之介、丸地 力斗、奥野 貴史 <協力> 植栽計画:SOLSO イラストレーション:田辺 ヒロシ 映像アート:松尾 高弘(LUCENT Inc.) アート:大洲 大作 音響デザイン:近藤 忠 サインデザイン:川西 純市(サインズプラン) 照明計画:大光電機株式会社 村西 貴洋、北野 真哉

#コーポレート
福島市クリエイティブビジネスサロン

福島市クリエイティブビジネスサロン

福島市クリエイティブビジネスサロン整備事業は令和3年7月に公募型プロポーザルとしてコンペが開催され、当社東京本社が受託し、設計を東北支店が引き継いだプロジェクトです。 JR福島駅に近接する福島駅西口複合施設コラッセふくしま2階の福島市産業交流プラザ常設展示室を改修し、新たなビジネス交流拠点として、コワーキングスペースとシェアオフィスなどを整備し、ビジネスマン、フリーランス、大学生などが快適に利用できる施設へとリノベーションすることを目的とした事業で、広さは床面積約755平方メートルにおよびます。 福島は特に写真活動が盛んで、市民カメラマンによる地元の豊かな自然と四季の風景や歳時記、福島人の豊かな感性が発揮された文化、アートなどを展示するギャラリーをコワーキングスペースの壁面に設けました。福島の歳時記×福島人の豊かな色彩感から「四季彩ギャラリー」を当サロンのデザインコンセプトとし、福島市民と一緒につくり上げていくギャラリーとして、よりくつろぎながら鑑賞できる場をつくりました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ポストコロナを踏まえたゆったりとしたレイアウトが求められながら、収益を考慮したゾーニングのあり方や席数の確保も求められました。 シェアオフィス、ビジネス交流スペース、コワーキングスペース、ミーティングルームそれぞれの場に応じた床、壁、天井の環境のテイストや、ビジネスマン、フリーランス、大学生といったさまざまなユーザーが快適に利用できる施設として、それぞれの使い勝手に応じたレイアウトや家具選定を求められました。 【解決策】 あたらしいビジネスを生み出していく創造の場として、施設面積の大きさを活かし、全体を2つのイメージのゾーンで展開しました。 ビジネス交流スペースはアクティブで明るくナチュラルな居心地の良いカフェをイメージしたゾーンとして、企業PR展示の壁面と床は白を基調としながら木の温もりを感じられる環境とし、セミナーや交流会といったさまざまな用途に応じた可動しやすい家具で構成しました。 コワーキングスペースは落ち着いたラウンジゾーンとしてグレーを基調としながら、ニッチな壁面にこげ茶や濃色の木材を施したメリハリのある環境とし、ゆったりくつろげるソファーやBIGテーブル、独りで集中できるカウンター席など個々人のさまざまな使い勝手に応じた家具構成としました。 また地域とのつながりやコミュニティ形成として企業PR展示スペースの機能の充実を図り、福島市民と一緒につくっていく「四季彩ギャラリー」の展示も加わって、施設を利用する人びとと街との新たなつながりを目指しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】西村 昭彦 【営業・プロジェクトマネジメント】吉田 圭助 【デザイン・設計】小林 敬之、鈴木 健一、三浦 牧雄 【設計管理】中村 和延 【制作・施工】齋藤 丈平

#コーポレート
シャープ八尾事業所 「八尾第一食堂 Isshoku」

シャープ八尾事業所 「八尾第一食堂 Isshoku」

当社は、2021年11月1日シャープ株式会社(以下:シャープ)八尾事業所にオープンした、社員食堂「八尾第一食堂 Isshoku」の、企画・デザイン・設計・施工を担当いたしました。 企画提案にあたり、単におしゃれな空間ではなく“ノムラだからこそできる提案”を意識し、組織の垣根や世代を超えて「SHARPらしさ」を発見できるインナーブランディングの場であると同時に、来社される取引先や関連会社の方々にも体感していただけるアウターブランディングの場としての食堂をご提案しました。 lunch、work、salon の3つのゾーニングをおこない、社員食堂としてだけでなく、くつろいだり、社内外のゲストとの打ち合わせに使ったり、人びとがつながり、コミュニケーションが生まれる場となるように工夫しました。 食堂の中を貫く、一筋の赤いライン(シャープレッド)で、シャープのこれまでの歴史とこれからの未来を表現しています。 約65年にわたり、白物家電の生産拠点として歴史を紡いだ八尾事業所で今回のプロジェクトでは、その特徴を残しつつ衛生面も担保できるデザインを考えました。また生産製品の製造ラインで使用していた中2階部分を、SHARPを象徴する歴代製品の展示スペースとして活用することにより、廃棄物や撤去コストを低減する、SDGsな視点での取り組みも行いました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 事業部間でのコミュニケーションが希薄なため、社内のつながりをより活性化できるような空間にしてほしいといったご要望をいただきました。 【解決策】 ただ食事をとるためだけの場所ではなく、“働く場所” “リラックスする場所”としての活用ができる提案を行い、また、“社員同士のコミュニケーションが活性化し、シャープの歴史を感じられる・発見できる場所”として、過去の製品展示を提案いたしました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】高橋 由衣 【デザイン・設計】梅谷 翔太、大和 涼葉、中村 裕輔、三浦 彩花 【制作管理】向山 吉嗣 ~関連リンク~ 【お知らせ】 ・乃村工藝社のソーシャルグッド活動:シャープ八尾事業所 「八尾第一食堂 Isshoku」の事例

#コーポレート
パナソニック クリエイティブミュージアム AkeruE(アケルエ)

パナソニック クリエイティブミュージアム AkeruE(アケルエ)

パナソニックセンター東京内に2006年に開設されたRiSuPia(リスーピア)の後継ミュージアムとして、オープンしたクリエイティブ・ミュージアム。STEAM教育をベースに、SDGsなどをテーマとした探求学習を実践する場です。 子供たちの知的好奇心とひらめき力を育む場として、学びと、モノ・コトづくりの双方を体験できる環境を提供しています。 空間は、好奇心と創造へのモチベーションを自由に開放するために「よごしていい感」「自分でつくれそう感」「組みかえられる感」「枠にはまらない感」「みんなでセッション感」の5つを軸にデザイン。 さらにSDGs視点からも、既存環境をうまく再活用し、デザインモチーフとして取り入れながらアップデートしました。前身ミュージアムの歴史に、また新しい歴史を積み重ねたいというプロジェクトチームの想いも、空間デザインの中で表現しています。   <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 山崎 圭 【ディレクション】 山口 茜 【デザイン・設計】 古賀 紗弥佳、谷 清鳳、佐々井 歩、中出 未来之 【制作・施工】 熊澤 勇汰、浅倉 優美   ~関連リンク~ 【リリース】 ・乃村工藝社のソーシャルグッド活動:AkeruE(アケルエ)の事例 これからの、よりよい循環社会のために子どもたちの知的好奇心とひらめき力を育む空間づくり 【nomlog(ノムログ)】 ・AkeruEができるまで。空間デザインを語る。(前編) ・アップサイクル発想で、地球に後ろめたくないデザイン(後編)

#コーポレート
オパス有栖川

オパス有栖川

本プロジェクトは、リビタ様が展開されている「都心の100㎡超の専有面積を有し、立地と資産価値にこだわり、リノベーションにより本質的な生活を提供していくブランド」=「R100 TOKYO」の集大成プロジェクトです。 当社はデンマークのデザイン会社OEO Studioがデザインを手がけた専有面積約198㎡の東京を代表するレジデンスである「オパス有栖川」のリノベーションにあたり、施工面でお手伝いさせていただきました。 「CROSS-CULTURAL(文化の交差)」と「COMPELLING MINIMALISM(魅了するミニマリズム)」をコンセプトに、スカンジナビアと日本に共通する感性をベースとした、新しい提案を盛り込んだデザインの住空間です。 使い込むほどに味が出る無垢材などの自然素材を多用することで、長く暮らせば暮らすほど、人生に多くの恵みをもたらしてくれる今回の住戸は、「R100 TOKYO」が目指す「100年先を見据えた価値ある住まい」を実現させています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 昨今の都心高級レジデンス市場では、不動産相場や住宅の機能といった従来の価値観に限らない唯一無二の価値を持った住宅の需要が高まっています。 「日本の住宅・不動産の価値を再生し、未来に残していくために次の常識をつくり続ける。」ということを目指されているリビタ様のプロジェクトの中でも、自然素材や伝統工法を重んじる今回のプロジェクトは、住宅性能として成立するのかという点が課題でした。 【解決策】 多種にわたる石材、左官材、無垢材、版築、陶芸タイルなど、住宅性能を考慮した上で自然素材と工芸を住空間に活かせるように、打ち合わせを重ねて推進しました。 一般住宅では国内初の導入となるデンマークのキッチン工房「Garde Hvalsøe(読み:ガーデ・ヴェルス)」の無垢材製キッチンは、今回の住空間で大きな存在意義を持っており、代替えとなるような無垢材のキッチンが存在しないため、当社のグローバル事業部でデンマークから輸入しました。 【お客様の声】 難しい施工に関する解決策のご提案、ディティールの収まりの精度、工事スケジュールの順守など、高い技術と管理力を発揮してくださったおかげで全体スケジュールに狂いなく進められたことはもちろん、設計者の意図をくんだ素晴らしい空間をつくりあげることができました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクトマネジメント】原田 雅寛 【プロダクトディレクション】藤高 幹也 【グローバルサプライ】中込 大之

#ホスピタリティ
エスパル郡山

エスパル郡山

JR郡山駅に隣接するエスパル郡山の本館1階南側ゾーンをリニューアルオープンしたプロジェクトです。デイリーユースの回遊性を高め、お客様の多様なシーンに応え、暮らしのコーディネートができる多数のショップが出店しています。 提案した環境デザインコンセプトは【RAMBLING STATION TOWN】です。「ぶらぶら街歩きを楽しむように、駅に集い、心地の良いトキを過ごす都市型ショッピングセンター」をテーマに、モードかつ優しげな雰囲気で全体を包みました。具体的には施設ファサードに福島県郡山市=音楽活動の盛んな“楽都”から連想される、間接光をまとった『リズムラインボーダー』を配置しました。駅コンコースを包み込むように展開し、街行く人びととエスパル郡山の新しいパティオを作り出します。また施設内には『譜面』をデザインエレメントとした木と白のリズムラインで構成された折り上げ天井を中島テナント環境と連動させて配置しました。リズムある導きで、人びとを施設奥へ誘引します。エスパル郡山は都市型ショッピングセンターとして、幅広い年代のお客様に支持される場を目指します。  【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・2020年秋のコロナ禍と同時期に推進していたこともあり、集客商業の在り方が問われました。 ・2021年春の震災もあり、安全設計が強く求められました。 ・主動線を変えず既存リースラインを利用する環境のアップサイクルが求められました。 【解決策】 回遊動線のラインは既存ながら、床マテリアルを石畳風に一新し、一部に施設全体をつなぐ木マテリアルを取り込み、ぶらぶら街歩きを楽しむようなストリートとしました。施設の縦回遊の軸となる吹き抜け環境では既存意匠に“楽都”から連想される『リズミカルラインゲート』を追加することで施設全体のデザインシンボルとなる、“新・センターコート”としてリニューアルし、来館者に“モノ× コト× トキ” を複合したナチュラルでシンボリックなパーク環境を提供しています。街行く人びととエスパル郡山の新しいステージをつくり出しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プランナー】岡崎 広子、綿本 有里 【営業・プロジェクトマネジメント】上杉 宏之 【デザイン・設計】鈴木 健一、三浦 牧雄 【制作・施工】齋藤 丈平

#アーバン & リテール
エスパル仙台II

エスパル仙台II

エスパル仙台IIでは、2008 年の開業から13 年となる2020年6月に全面リニューアルに向けたプロポーザルコンペが開催され、当社が選定されました。 東北一の感度の高さに磨きをかけ、お客様のライフスタイルの一歩先を行く提案ができる新たなセレクトショップゾーンへ生まれ変わるために提案した環境デザインコンセプトは【MORI TERRACE】です。「どこよりも居心地が良く」「日常にインスピレーションを」をテーマに、有機的なラインとアースカラーを基調に全体を構成し、モードかつ優しげな雰囲気で全体を包みました。 具体的には『ビッグオーニングとグリーン』を外部広場に展開し、街行く人びとと本施設の新しい結節点を作り出しています。また施設内には『木漏れ日』をデザインエレメントとした天井部のライトコートを通路環境と連動させて配置しており、木漏れ日の導きで人びとを施設奥へと誘引します。洗練された感度の中に“くつろぎ×遊びゴコロ”を感じさせ、次世代の価値観を持つ幅広い年代のお客様に支持される場を目指します。  【社会課題/お客様の課題/ご要望】 本プロジェクトのスタートは2020年8月で、コロナ禍に計画を推進することになり、集客商業の在り方が問われる開発案件でした。 テナント出店交渉も難航する中、主動線の9割を既存ライン利用する、環境のアップサイクルが求められました。また、集客の場だけではなく、“街行く人びととエスパル仙台との新しい結節点”を作り出し、さらに人びとを施設奥へ誘引し拡散することも要望されました。  【解決策】 街行く人びととの結節点として外部広場に「どこよりも居心地が良いビッグオーニングとグリーン」と、「日常にインスピレーションを提供するLEDビジョン」を設置し、エスパル仙台の最北端にある本施設の情報発信型広場として、イベントやテナントに関する情報を街行く人びとに発信しています。 また、今後のコンテンツ開発のヒントにもなり得る、施設側とお客様側の双方向からメディア媒体へ発展していくことも視野に入れた、訴求性の高い映像が流れることで、街行く人びととエスパルとのつながりを生み出し、人びとを施設奥へ誘引し、通過型施設から、「感じて・触れて・発信して」いただける場となることを目指しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 上杉 宏之 【企画】 渡会 ちひろ、中村 真悠 【デザイン・設計】 鈴木 健一 【構造設計】 小松 泰造 【制作・施工】 佐藤 辰夫

#アーバン & リテール
森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)

森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)

「森永エンゼルミュージアム MORIUM」は、森永製菓創業120周年記念事業の一環として誕生しました。当社は、空間デザイン、展示設計・制作、シアター映像をはじめとする各種コンテンツ制作など、トータルにプロデュースをおこないました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 「森永エンゼルミュージアム MORIUM」に来場されたお客様に“森永製菓のファン”になっていただくこと、森永製菓の歴史・技術・想いをお伝えすることを大事に汲み取り、寄り添いながら、企画・計画を策定していきました。また改修物件のため、柱などの既存物の存在感を薄め、展示空間としていかに圧迫感なく演出できるかも課題となりました。 【解決策】 「脈々と受け継がれてきたパイオニアスピリット」「“おいしく、たのしく、すこやかに”と願う想い」をメインテーマに据え、空間や展示に反映させています。 メインの空間には、主力商品を模した造作物を設置し、存在感を放ちつつも、空間としては広く見える仕掛けを施しました。シアターでは、創業者の森永太一郎氏の想いや、さまざまな商品のこだわりについて、没入感のある映像コンテンツで紹介しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】山口 誠二、小川 大海、酒井 謙太 【企画】柳原 朋子、小林 慶太、廣田 晃平 【デザイン・設計】上田 薫、山際 真理子、山縣 明日香 【制作・施工】遠藤 淳、杉浦 悠斗 【クリエイティブエンジニアリング】CIC:西川 雅博、宮川 祐輔 【造形デザイン】CIC:岸川 研一、蓜島 資之

#コーポレート
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