概要
物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス様が岩手県金ケ崎町において、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎(きたかみかねがさき)」をオープンしました。当社は外壁グラフィック・サインのデザインとカスタマーラウンジエリアの基本デザイン・デザイン監修を担当しました。
課題・要望
昨今の建設費高騰に対応するために、必要機能を維持しながらもコスト削減を図る新しい建物仕様を採用するにあたり、下記3点のご要望がありました。
① 付加価値を創出するリブランディングデザインの構築
② サステナビリティに配慮したアイデアの導入
③ 今後各地へ展開していくことを見据えた、地域性の表現
解決策
①本プロジェクトでは、倉庫という機能的な建築を、企業の思想や姿勢を伝える「表現の場」と捉え、プロロジス様がこれまで築いてきた姿と、これから目指す未来の姿を視覚的に表現することを目指しました。
外壁のデザイン開発に当たっては、企業CI(Corporate Identity)に内在する要素を丁寧に読み解き、色彩やリズムを継承しながら、新たなグラフィックパターンを構築しています。そこには、プロロジス様が大切にしてきた想いや個性を踏まえつつ、変化する社会の中で進化し続ける企業像を重ね合わせました。
デザインのモチーフには、日本の伝統文様である七宝文様の要素を取り入れ、人と人とのつながりや調和、円満な関係性を象徴するこの文様を、プロロジス様ならではの視点で再解釈することで、企業の顧客に寄り添う姿勢、環境へのやさしさ、地域への想いを抽象的に表現しました。
さらに本プロジェクトでは、開発したグラフィックパターンの個性を空間デザインへと展開し、建築内外で一貫した世界観を構築しました。
外壁だけでなく、日々人が過ごす空間全体にデザインの思想を落とし込むことで、そこで働く人々の快適性を高めると同時に、企業として大切にしている思いやりの心が自然と伝わり、親しみを感じられる環境となることを意識しています。
②・③施設内部の壁面には、外壁で使用しているグラフィックを用いたアートパネルを設置しました。このアートパネルは、地域を代表する農産物であるアスパラガスをはじめとした食品の廃棄物を原料として制作されています。地域で生まれた資源を素材として活用し、その土地ならではの背景やストーリーを空間に取り込むことで、サステナビリティへの配慮と地域性の表現を両立しました。
本取り組みの特徴は、地域で生まれた廃棄物が再び地域の空間を構成する素材として循環している点にあります。単なる環境配慮にとどまらず、土地のアイデンティティを空間に織り込むことで、施設そのものに新たな付加価値を与えるとともに、各地域への展開性も持たせています。
お客さまの声
プロジェクト担当者だけでなく、多くの従業員も参画し、それぞれが持っている自社に対する想いから着想してデザインを創造していただきました。完成した建物を見た方に対して、弊社が大切にしていることを話せるきっかけとなる素敵なデザインだと感じています。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2025
- 所在地
岩手県
- クライアント
プロロジス様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン、サイン・グラフィックデザイン
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