Works#2020

ザ・ホテル青龍 京都清水

ザ・ホテル青龍 京都清水

京都 清水の地に残された約90年の歴史を持つ旧清水小学校の校舎を活用し、ホテルへとコンバージョンさせたプロジェクトです。特徴的な意匠を継承しながら、現代にふさわしい快適性をあわせもつホテルへと生まれ変わりました。当社は建築デザイン監修、内装デザイン・設計、FF&Eデザイン・工事を担当しました。 清水小学校は、立地や外観上の装飾、内装デザインに唯一無二の特徴をもつ建築として評価された学校のうちのひとつです。ホテルのコンセプト「記憶を刻み、未来へつなぐ」のもと、歴史的な趣を持つ西洋建築とその内部空間に最大限の敬意を払い、保存継承しながら記憶を蘇られせるデザインとしました。また、新しい機能としての建築と内部空間を融合させ、懐かしさと新しさを表現しました。 【お客様の課題/ご要望】 歴史ある既存の小学校の建築を活かしつつホテルとして機能するよう設計する必要がありました。また京都の地域にも受け入れられるホテルのあり方について議論を重ねていく必要がありました。 【解決策】 建築、ランドスケープ、インテリア、FF&E、アートワーク、グラフィック、ユニフォームと細部に至るまでクリエイターとともに取り組み、全く新しい他にはない空間を創出しました。 かつて小学生が走り回っていた廊下や階段は残しつつ、子供たちが学んでいた教室の扉を開けると、コンテンポラリーな全くの別世界に入り込むことができます。 建築と内部空間の歴史を刻んだ価値ある既存のディテールを最大限に引き立てるため、マテリアルは主張せず素材を引き立たすものにこだわりました。半光沢に映り込む素材の反響が、より既存の建築意匠を引き立たせてくれます。そこにアートワークやグラフィック、ユニフォームなどのデザイントータルコーディネート、内装・FF&Eのデザインをバランスよく調和させ、ここでしか味わうことのできない「見立て」による空間構成を目指しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 萠抜 徹 【デザイン・設計、デザイン監修】 A.N.D.:小坂 竜、浦田 晶平、安田 紘基 / 西川 裕之 【FF&Eデザイン】 A.N.D.:佐野 香織 

#ホスピタリティ
新宿健診プラザ 女性専用フロア

新宿健診プラザ 女性専用フロア

都内最大規模を誇る健康診断施設のレディースフロアを1フロアから2フロアに増床し、新たなデザインにリニューアルするプロジェクトです。 “都心で働く女性に、快適でスマートな健診体験を提供すること”をコンセプトに、受診者様と働くスタッフの皆さま双方の動線、目線、居心地の良さに配慮した空間づくりを目指しました。 多くの関係者様と議論を重ねながら機能と意匠の細部までを丁寧に設計し、ホスピタリティ性の高い健康診断サービスの創出につなげることができました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 女性受診者枠のキャパシティと業務効率を大幅にアップさせることがお客様の一番のご要望でした。 そのために課題としたのは、検査室数と待合エリアの席数を最大限に確保しながらも、使い勝手と居心地の良さを担保することでした。 また一方で、健康診断施設マーケットの中の「新宿健診プラザ」のさらなる優位性を築くため、特別感や付加価値を高めることを目標としました。 【解決策】 「SMART HEALTH RESORT」を施設全体のコンセプトとして新たに掲げ、既存の7Fレディースフロアを“COMFORT RESORT”、7Fよりさらなる特別感が得られるフロアとして新設する8Fを“PRIME RESORT”と設定し、デザインを構成しました。 都心で働く女性に快適でスマートな健診体験を提供することを目的として、空間表現はホテルライクなラグジュアリー感をベースとし、カラー構成ではベージュや薄い色合いの木目を基調としました。 金物素材は、ゴールドやシルバーといった一般的な色ではなく、特別感を出すためにピンクブロンズ色で統一しました。 また検査室の内装は、一般的には無地の落ち着いた壁紙の医療施設が多い中、当施設においては少しでもリラックスして受診いただけるよう各室に柄物の壁紙を用いて差別化を図りました。 限られたフロア面積の中で、必要とされる検査室数、待合席数を確保することは非常に難しい問題でしたが、検査技師の方々や医療機器メーカーの皆さまと協議を重ねることで、“スムーズな検査業務”と“受診者様に窮屈さを感じさせない”という2点が両立できる各検査室の最小サイズを導き出し、プランすることで、必要数を実現することができました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 小笹 恒、二ノ宮 由香子 【企画】 今泉 宏優 【デザイン・設計】 大石 久美子、渡辺 芽衣 【制作・施工】 酒井 麻衣、菊地 野原

#パブリック
川原湯温泉あそびの基地NOA(ノア)/ 川原湯温泉駅キャンプ場

川原湯温泉あそびの基地NOA(ノア)/ 川原湯温泉駅キャンプ場

本プロジェクトは、八ッ場ダム建設にともない水没対象地域の住民の皆さまが生活を再建し、生きがいを見出すための事業の一つです。当社では該当地域のうち、「川原湯地区」と「横壁地区」の「地域振興施設」における基本計画、基本設計、実施設計、監理および地元運営会社を支援するコンサル業務を約6年間にわたって担当しました。 川原湯地区は、800年以上の時を紡ぐ川原湯温泉を有した観光地で、JR川原湯温泉駅に隣接しています。立地特性・景観・事業規模の観点から「駅前×キャンプ場&BBQ(バーベキュー)×温浴施設」事業をご提案しました。地区の皆さま、長野原町様、群馬県様のご意見をうかがいながら、地元運営母体の発足・支援からキャンプ場の運営協力会社の誘致、事業計画のコンサルティングから施設デザイン・設計までを、総合的に企画・プロデュースしました。  施設構成は、JR吾妻線を境に、上段はカフェや温泉を持つ「川原湯温泉あそびの基地NOA」、下段はBBQや焚火が楽しめる広場や薪風呂やテントサウナ、ダム湖でのカヌー、カヤックも楽しめる「川原湯温泉駅キャンプ場」となっています。    【社会課題/お客様の課題/ご要望】  [事業面]地域住民の皆さまにとっての生活再建、生きがい創出とは何か、からの紐解きが必要でした。皆さまと話し合いを重ねる中で、温泉街との共生、地元の特に若い年代の雇用促進、流出した人口のUターンを促すなどの地域活性化を旨とした課題が見出されました。 また、他地区で計画されている施設や類似施設との差別化や集客力・独自性を持つことが要望されました。    [デザイン面]ダム見学の観光客が通る橋と、交通量の多い対岸からの視認性に配慮し、当地域ならではのデザインで通行客を引き入れること、複合多用途(温浴、飲食店、休憩所、展望所、テナント、会議室等)を調和させて運営しやすい施設とすることをご要望されていました。    【解決策】  [事業面]計画から完成まで70年を要した八ッ場ダム事業ですが、ダム建設への賛否両論もあり、多くの住民が転出しているという背景を踏まえ、事業立ち上げの観点から重視したことは、多視点・俯瞰的な事業計画のご提案でした。地区住民の皆さまが希望する多様な事業アイデアをヒアリングし、その実現可能化への提言、周辺地域にある企業との非競合化への調整、各施設の差別化などを踏まえ、それぞれの地域・地区らしさを強調した事業を目指しました。    [デザイン面]旧川原湯地域の地名の由来となった、「吾妻川」をコンセプトとしました。デザインを進めていく中で、地元の方から「地域を乗せて浮上する舟」のようだというご意見をいただき、2つのコンセプトを象徴した特徴的な建築としました。内部空間は、東西に細長い形状に合わせて、諸機能を融合させた緩やかなカーブを描く動線やスロープを計画し、回遊性を持たせた使いやすい空間としました。    <当社プロジェクトメンバー>  【営業・プロジェクトマネジメント】新井 智、山本 仁美  【企画・コンサルティング】坂爪 研一、下國 由貴  【デザイン・設計】NAU:桐岡 栄、小佐野 菜々 

#エンターテインメント
八ッ場 湖の駅 丸岩

八ッ場 湖の駅 丸岩

本プロジェクトは、八ッ場ダム建設にともない水没対象地域の住民の皆さまが生活を再建し、生きがいを見出すための事業の一つです。当社では該当地域のうち、「川原湯地区」と「横壁地区」の「地域振興施設」における基本計画、基本設計、実施設計、設計監理および地元運営会社を支援するコンサル業務を約6年にわたって担当しました。  横壁地域振興施設では、施設計画だけでなく、地区で設立する運営母体発足の支援から、参入企業誘致、住民の皆さまが運営する飲食店のコンサル、メニュー開発、開業備品等の運営監修を含む企画・プロデュースをいたしました。  施設デザインは、「町の記憶の継承と発展」をコンセプトに、建設後約90余年を経て役目を全うし、解体予定だった旧長野原町役場*を地区のシンボルとして再現。町の歴史を、将来 、地区を担う子どもたちや、訪れる観光客の目に触れる機会創出によって、ここで新たに営まれる事業が地区再生・復興、発展につながるよう、設計しました。  *1929年(昭和4年)に建てられた旧庁舎は、木造2階建て、寄棟造り、外壁は下見坂張ポーチ上部には入母屋造りの屋根を加えた和洋折衷の建物で、「群馬県内唯一の木造庁舎」ともいわれていました。      【社会課題/お客様の課題/ご要望】 [事業面]八ッ場ダム建設にともない、水没対象地区の住民の皆様さまが生活を再建し、生きがいを見出すための施設として、本地域では未経験の新規事業を成立させることが求められました。また、他地区で計画されている施設や類似施設との差別化や集客力・独自性をもつことが要望されました。    [デザイン面]人びとの想い出が詰まった旧庁舎を何らかの形で活かすこと、集客の観点から交通量が多い国道からの視認性に配慮し、通行客の誘引が可能となる計画とすること、八ッ場ダムを正面に遠望でき、湖を一望できる眺望を活かした計画とすることなどが要望されました。    【解決策】 [事業面]ご要望を実現するために重視したことは、一つめに地区住民による事業アイデアの実現可能化への提言をすること、二つめは、「横壁地区」と「川原湯地区」との地区地域振興施設の差別化をすること、三つめは地元運営母体会社の発足を強力に支援することです。  本プロジェクトでは地区の方々全員が未経験である「飲食店の開業」を目指し、地域特性・事業者特性に寄り添った形で推進しました。  特に、「横壁地区らしさ探し」や「郷土レシピの活用」などについて対話を重ね、一緒にメニュー開発をおこない、地域に密着した計画を進めました。  試作・試食会ではプロの料理人を招聘し、地区の方々の意識向上、調理技術向上による地域活性化、自活力の強化をサポートしました。    [デザイン面]庁舎から湖(みず)の駅へと機能変換するにあたり、既存庁舎を調査した結果、かつての町役場庁舎の郷愁を感じられように配慮しながら現代的にアップデートする再現を選択しました。旧庁舎のレトロで特徴的な意匠を再現し、視覚的なアピールをしています。また、八ッ場ダムに向けて開放的な開口部を設けることでダム湖周辺施設の中でもトップクラスの眺望を有する場所としました。  また、現在の法規に準じた建築としながら旧庁舎の趣を保つため、構造設計についても十分配慮し設計をおこないました。    <当社プロジェクトメンバー>  【営業・プロジェクトマネジメント】新井 智、山本 仁美  【企画・コンサルティング】坂爪 研一、下國 由貴  【デザイン・設計】NAU:桐岡 栄、小佐野 菜々 

#パブリック
パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロン

パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロン

「居心地のよい森をつくる技術」 パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロンは人々がくつろいでいただけるように、Well Being になれるようにそんな願いを込めて、パナソニックの技術で心地よい森をかたちにした空間です。音響、映像、素材加工、気流制御など様々な技術と自然素材を掛け合わせ自然界における天地を巡る循環を表現し、五感に響く心地よさへと誘います。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 施設テーマである「もっと、くらしを、豊かに」のメッセージをパナソニックの技術を使って、いかに具現化していくかが当社の役割でした。 【解決策】 くらしを豊かにする癒しの要素を取り込み、「森」というデザインコンセプトを軸に空間全体を構成しました。自然要素で構成された空間の中にパナソニックの技術を取り入れ、実際に心地よさを体感できる空間になっています。デザインと技術を掛け合わせ、空間を具現化することで施設全体のメッセージを伝えられる場をつくりました。 【お客様の声】 パナソニックの空間ソリューションの技術をデザインされた森の中に物理的に組み込み、より多くのお客様に自然に体感いただける空間になっております。 現在も多くのお客様が自然と集えるサロンエリアになっており、パナソニックセンター大阪の入口の顔として、機能していると実感しております。企画段階より、乃村工藝社の営業・デザイナー・施工部隊がともに考えていただき、このスペースを具現化するサポートを多くしていただいたと感謝しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】森 祐介、熊谷 秀信 【企画】大樋 真彦 【デザイン・設計】橋本 麻子、森 浩昭 【制作・施工】小川 正翁   ~関連リンク~ 【関連実績】 ・パナソニックセンター東京 ROOM S ・パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館 ・パナソニックセンター大阪「Re Life Story 無邪気に遊び、無にひたれる自然とつながる家」 ・Wonder Life-BOX 2020(パナソニックセンター東京内) ・パナソニックセンター大阪

#コーポレート
キッザニア東京 「出版社」パビリオン

キッザニア東京 「出版社」パビリオン

キッザニアはKCJ GROUP 株式会社が運営する、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。 ららぽーと豊洲内にある「キッザニア東京」の一角にオープンした「出版社」パビリオンは新刊を作るまでの企画/編集の流れを通じて、「本を創る喜び」を体験することができます。 本パビリオンでは編集者として「図鑑」と「絵本」の編集の仕事をおこないます。 「図鑑」の編集では、生きものの写真を使い、読者がおどろくようなページや表紙を考え、「絵本」の編集では、絵本作家の先生からおあずかりしたジオラマの写真を撮り、絵本のページや表紙を考えます。 また体験者が編集した「図鑑」や「絵本」は、持ち帰ることができます。 空間・アプリケーション共に監修をおこなうKCJ GROUP様の作成した空間コンセプトや、コンテンツの企画要素を理解し、運営に配慮した計画をおこない提案。制約のあるスケジュールとコスト面でコンセプトに基づく品質で提供をおこないました。   <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクトマネジメント】 諏訪部 香織、川本 大智 【クリエイティブディレクション】 川﨑 英治、青江 佳奈 【プロダクトディレクション】 木村 博基、山口 悠太 【クリエイティブエンジニアリング】 西川 雅博、宮本 直弥 【デジタルコンテンツディレクション】 NOMLAB:吉武 聡一

#エンターテインメント
セイバンミュージアムパーク

セイバンミュージアムパーク

“天使のはね”のテレビCMでおなじみのランドセルメーカー株式会社セイバン様が、創業101年目となる2020年、本社とランドセルの製造工場に、大型直営店とランドセルミュージアムを併設した「セイバンミュージアムパーク」を新設されました。 1階は全国最大規模の直営店「ファクトリーショップ」とランドセル工場、2階は日本初のランドセルミュージアムとなる「セイバンミュージアム」を設けています。 「ファクトリーショップ」の入口では、フォトスポットとして大好評の巨大ランドセルオブジェがお出迎え。売場には子どもたちがプレ通学する気分で楽しくランドセルを選べるよう、通学路をイメージした道路や坂道、階段、平均台などを設置しました。 「セイバンミュージアム」では、各エリアに教室や実験室をイメージした空間をつくり、ランドセルの歴史文化やセイバン様のものづくりへの想い、製品の性能や魅力を多彩な展示演出でご紹介しています。また実際にランドセルを製造している工場ラインが見学できるエリアも用意しています。 ご家族3世代が楽しみながら、ランドセルを見て、触って、体感できる魅力的な施設となっております。 当社は企画段階からデザイン設計・施工まで、業務全般を担当させていただきました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 疋田 雄毅 【企画】 瀧 このみ 【デザイン・設計】 出口 智彦、山地 好古 【制作・施工】 多湖 康人、岸本 大司

#コーポレート
JR日南線・日南駅舎

JR日南線・日南駅舎

~電車を待つだけじゃない、だれもが心地よく過ごせるコミュニティスペースとしての駅舎~ コミュニティを育む場づくりをコンセプトに、構想段階から地域住民とのワークショップ、アンケート調査を実施。ユーザーニーズを顕在化し設計に反映しています。 駅舎で過ごす時間に、書籍を通じてさまざまな文化に触れる機会を創出するため、本や絵本が閲覧できるコーナーも設置しました。 駅舎利用を通じて地域資源の魅力を伝えるために、地元特産「飫肥(おび)杉」を空間の各所に積極的に採用し利用者の体感を通じて飫肥杉の魅力に触れる空間づくりを企画プロデュースしました。 【お客様の課題/ご要望】 改装前は居場所がなく電車乗降のみの場であった日南駅舎を地域コミュニティを育み、「地域の魅力」を感じる場としたい、というご要望をいただきました。 【解決策】 駅舎利用を通じて地域資源の魅力を伝えるために、地元の設計事務所、株式会社良品計画と連携し、地元特産「飫肥杉」を空間の各所に積極的に採用し、利用者の体感を通じて飫肥杉の魅力に触れる機会創出に向けて、駅舎後方に広がる樹木林との調和を図りながら、駅舎ファサード・窓枠に木材を採用。併せて、遠方からも駅の存在が認識できるサイン計画を実践し、木材を基調に周辺環境と駅舎との調和・融合する空間づくりのプロデュースをおこないました。 【お客様の声】 JR利用者以外の方も駅舎を訪れるようになり、地域の人が集える魅力的な空間として改修されました。 今後も駅舎を活用したイベントを実施するなど、地域コミュニティの場として活用していきたいと思います。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】 井部 玲子 【企画プロデュース・ワークショップデザイン・デザイン監修】 松本 麻里   ~関連リンク~ 【ニュースリリース】 ・乃村工藝社、官民連携による宮崎県日南市の地域活性化プロデュース第1弾 古民家再生施設がオープン ・宮崎県日南市と乃村工藝社が「地域活性化に関する包括的連携協定」を締結 ・宮崎県日南市と乃村工藝社が 「地域おこし企業人交流プログラム」に調印 ・乃村工藝社がクリエイティブ・パートナーとして取り組む、地域共創のまちづくり 【メディア掲載情報】 ・2019.07.05 「建設通信新聞」 ・2020.04.01 「日南テレビ」 ・2020.04.07 「宮崎日日新聞」 【関連実績】 ・Plus D 日南支社 ・季楽 飫肥 合屋邸 ・DENKEN PJM 撮影:パークデザイン株式会社

#パブリック
UNIQLO TOKYO

UNIQLO TOKYO

“LifeWear”は、あらゆる人々のライフスタイルのニーズを満たす、完璧な服づくりを目指すユニクロ様のコミットメントです。ユニクロ様は2020年、これまでのユニクロ店舗をさらに進化させ、LifeWearを体現する新しいユニクロを横浜、原宿、銀座にオープンさせました。これらの店舗は佐藤可士和氏がトータルプロデューサーおよびクリエイティブディレクターとして関わり、ご来店いただけるすべてのお客様に、ユニクロ様が考え得る最高の服と最大限のサービスを提供していく店舗です。 当社は、銀座のマロニエゲート銀座2にオープンした新しいグローバル旗艦店「UNIQLO TOKYO」における建築家の選定プロセスの段階からサポートし、内装の基本設計~施工までを担当しました。 また内装の一部と外装のデザインは、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞や高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したスイスの建築家ユニット、ヘルツォーク・アンド・ド・ ムーロンが担当しました。本店舗は、今、そして未来のユニクロの魅力が詰まった情報発信店舗になっています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・「LifeWearのすべてをここに」をコンセプトに、「世界で一番進化している小売店」として今までにない店づくりが必要となりました。 ・ハード面:マロニエゲート銀座2の7階にあったユニクロ マロニエゲート銀座店を、1階から4階までの4フロアに移転・拡大し、8年ぶりのリニューアルでした。建築と内装デザインを総合的に考え、新たな価値を生み出す大規模な改修が求められました。 ・ソフト面:再開発が進む銀座・有楽町エリアへの出店は、ユニクロ様の出店戦略として重要かつ大きな挑戦であり、街を訪れるお客様に向けた新しい店舗づくりが求められました。 【解決策】 この課題に対して 1.ハード面では「現状の建築躯体をそのまま露出させた大胆な店舗デザイン」により新たなユニクロをつくり出しました。 1984年に竣工した建物の躯体は大半の状態がよく美しかったため、建物表層を剥ぎ落し、構造体として力強い印象を打ち出し建物内外をつなげています。既存スラブを切り落とし大胆に計画された4層を貫くVOID空間※が上下階を視覚的につなげ、開放的でダイナミックな空間構成に寄与しています。 ※VOID空間:意識的につくられた構造物がない吹き抜け空間のこと 2.ソフト面では「各売り場に特性をもたせ、ユニクロ商品の全てが揃うフルラインナップ」により、新たなユニクロの発信地として位置付けました。 また、考えぬかれた回遊導線計画によって、ワンフロアの売場面積をいかした商品展開や心地良い買い物体験を実現しています。 当社は設計施工という強みをいかして「ショッピング体験だけではなく、未来のユニクロの魅力が詰まった情報発信店舗」「ユニクロがより上質で高品質な店舗を目指した、LifeWearを体現する店舗」の実現をサポートしました。 そして、店舗の特性や場所性はもちろん、土地の歴史や場所へのリスペクトを重要視し、出店する地元の方々にも自分たちのお店と思っていただけるようなソーシャルな存在になるよう、全体のストアコンセプトもお手伝いさせていただきました。   ※展示は撮影当時のものです。シーズンによって展示内容は異なります。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 高橋 宗明、宮浦 英典、渡辺 祐太 【企画】 山崎 誠、冨永 荘次 【デザイン・設計】 NODE:中 和哉、山口 博司 【制作・施工】 波多野 篤志、吉田 理紗、山上 史泰、大原 由香、小田嶋 佳太嘉、大前 敦、宮下 康武/乃村工藝建築装飾(北京)有限公司:土屋 祐哉

#アーバン & リテール
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