Works#中部

名古屋市科学館 あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室

名古屋市科学館 あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室

愛知・名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者について、受賞対象研究の解説や研究にまつわる品々と体験型展示を通じて理解を深めることに加え、生立ちや人柄、観覧者へのメッセージを伝えるために、登録博物館・名古屋市科学館の生命館地下に愛知県と名古屋市が共同で開設されました。可動ユニット展示のため全てを移動・収納しロールバックチェアを展開すると約200席のホールとなるハイブリッドな空間です。当社は、本施設の基本構想・基本計画から施設改修・展示設計、展示物製作・設置工事を担当しました。(制作内容は、ユニット制作、照明・音響設備、映像ソフト・ハード、模型、サイングラフィックなど) 名古屋市科学館生命館:SRC造地上6F/B2F 延床面積6,816.13m² 展示面積(全5室)約2,500u(うち記念室B2F約300u) 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ①ホール(講堂)と展示室の異なる機能を、短時間で転換可能とする「ハイブリッドな改修設計」。 ②大学や研究施設の展示とは一線を画した、受賞者の人となりや科学への情熱の「展示化」、科学館展示としての受賞研究内容の「体験装置化」。 上記二つのご要望をいただきました。 【解決策】 ①について:壁面収納客席(ロールバックチェアー)の採用、自走機能を有する展示ブースと収納スペースの確保、多彩な用途に対応するシーン調光マネージャーの採用をおこないました。 ②について:受賞者への直接取材による、リアルな回答や情報提供のコンテンツ化、受賞研究内容の徹底的な分析から、遊びの要素を抽出した体験・ゲーム化をおこないました。 【お客様の声】 開館時に下記のお言葉をいただきました。 ・日本各地にノーベル賞展示室は数々あるが、ここの展示が最も受賞内容が良くわかります!(天野 浩先生) ・ノーベル賞の展示としては、他に類を見ないさまざまな工夫が凝らされていて、子どもたちも楽しく遊びながら受賞者や研究と向き合うことができます。(科学館学芸課長) <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】菅沼 昭彦、上田 麻衣佳           【クリエイティブディレクション】成田 英樹  【コンテンツ制作ディレクション】堀井 麻央 【調査・プランニング】渡邉 創、中瀬 尚子、堀井 麻央、深尾 望、木内 美和子 【デザイン】芦田 光代、本田 洋一 【施設改修設計】桐岡 栄、川上 洋一 【制作・施工】太田 広成、安藤 慶行、岩間 智史  ~関連リンク~ 【関連実績】 ・名古屋市科学館

#パブリック
熱田神宮 剣の宝庫 草薙館

熱田神宮 剣の宝庫 草薙館

熱田神宮は三種の神器のひとつ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を奉斎するお社であることから、古来、各時代に亘って刀剣の奉納が連綿としてなされてきました。 剣の宝庫 草薙館は、国宝・重要文化財の刀剣をはじめ、古くより祈りを込めて神様に捧げられた刀剣、約450口を収蔵する熱田神宮ならではの刀剣専門展示館です。刀剣類のほか、刀剣にまつわる絵画や文書史料をご鑑賞いただけるほか、実物の日本刀(刀・脇指)や実際の長さや重量で作製した大太刀 朱銘 末乃青江(太郎太刀)と千代鶴國安(次郎太刀)の二振りの重さを感じることができる体験コーナーを設けています。 当社は、館内のグラフィック、刀剣展示の解説、映像制作を担当いたしました。 映像では草薙館の名前の由来でもある、「草薙神剣~伝来神話」をテーマとしました。草薙神剣の誕生神話と熱田神宮がお祀りする由来神話を、たおやかな絵巻物風に紹介しています。 BGMにもこだわり、日本に古くから伝わる雅楽器の調べで始まり、オーケストラの音色を加えた壮大な神宮誕生の瞬間を伝えました。 刀剣展示の解説モニターでは、刀剣展示の鑑賞セオリーを踏襲しつつ、文字を大きく振り仮名を多く振ることで、より幅広い世代の方が読みやすくなるようにしました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】山本 泉一郎、渡邉 恭子 【企画・グラフィックディレクション、映像ディレクション】下國 由貴 【什器デザイン】三宅 大朗

#パブリック
LOQUAT 西伊豆

LOQUAT 西伊豆

西伊豆の土肥地区にある旧鈴木邸という母屋と3つの蔵からなる大きな邸宅は、江戸時代より地域の中心的な存在として親しまれてきました。“古美と過ごす価値”を念頭に、このたび宿泊2室のオーベルジュとして各建屋と外構を改修しました。 母屋は閉塞感のある間取りを見直し、上下左右へと空間の広がりをもたせて現代の快適性を確保しました。3つの蔵は各々がもつ空間的個性を活かして最低限のデザインを加えることで昔の雰囲気を継承したいと考え、2棟を贅沢な屋外露天風呂をもつ宿泊棟へ改修し、1棟をラウンジとスパを兼ねた機能としました。 周辺の宿泊施設とも掛け合わせられ、地域に溶け込みそして愛されるオーベルジュが実現しました。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】 土肥は、長きにわたり温泉旅館街として人気を得てきた一方で、飲食店のバリエーションが少なく、観光拠点となるカフェや西伊豆の食資源を活かした観光コンテンツがないことなどから、観光客の回遊消費の少なさが長年の課題でした。 この施設整備は事業収益性優先ではなく、この地域のためになる施設にすること、そして観光客ならびに地域住民に受け入れられ愛され続けるような施設にして欲しいというご要望でした。   【解決策】 当社では建物がこの土地で積み重ねてきた時間の経過を尊重し、各建屋が持つ味わいを見つけ出し、それらを魅力へと変えられる設計とデザインが必要だと考えました。 既存不適格の建築物の構造的な負担を考慮しながら間取りを見直し、母屋は奥行きのある小屋組み、ラウンジとした一ノ蔵は粗く塗られた左官壁面、宿泊棟の二ノ蔵はダイナミックなワンルームの空間性、三ノ蔵は二階建ての縦への広がりと板壁の裏に隠されていた土壁など、各建屋の味わいを尊重するとそれがそのまま各施設の魅力そのものになりました。   【お客様の声】 短納期のなか、極めて品質の高いデザイン・施工技術をもって土肥の歴史を代表する旧鈴木邸を再生していただいた結果、「LOQUAT 西伊豆」に来られる観光客のみならず、地域住民の方も毎日のように来館いただき、日々の生活のなかでほんの少しの豊かさを提供する憩いの場となることができました。 連日、宿泊棟のみならず、レストラン、ベーカリーやジェラテリアに関しても、満席や売り切れが続くほどの賑わいを見せています。   <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】平塚 慎也、八木 信之 【企画】二宮 咲 【デザイン・設計】小糸 紀夫、井上 裕史、中島 忠宏、手塚 亮太郎 【制作・施工】遠藤 淳、井上 敬之、菊地 野原 

#ホスピタリティ
KADODE OOIGAWA

KADODE OOIGAWA

緑茶・農業・観光の体験型フードパーク。マルシェ、レストラン、カフェ、キッズパーク、テナント店舗で構成される県内最大級のマルシェです。地域の農家の所得向上、地域観光のハブとなる場を創出することを目的とし、大井川農業協同組合、島田市、大井川鐵道、中日本高速道路㈱ 4者連携事業として進められました。 当社は基本・実施計画からデザイン・設計・施工、テナントリーシングまでおこないました。なお、このプロジェクトはトコナツ歩兵団プロデュースのもと、当社を幹事会社とする設計JVを設立し、プロジェクトの中心的な立場で開業までの業務を推進しました。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】 【農業振興】と【地域振興】がキーワード。 この地域は日本有数の緑茶の産地で、お茶農家の方々はその品質について絶対的な自信を持っているものの、緑茶離れが進むなか、その価値の打ち出し方や売出し方がわからないという課題を抱えていました。また大井川鐵道のSLや大井川流域の豊富な観光資源がありながら、観光客を思うように呼び込めていないという課題もあり、この地域の観光のハブとなる拠点を創出するという目的もありました。 特産品を魅力的に発信し地域農家が自信をもって売れる場づくり、地域の方が地元の魅力に気づき誇れる場の創出という課題に取り組みました。   【解決策】 1.地元に愛されること。2.地域の資源を生かすこと。3.わかりやすく伝えること 地域や農家の方にとって「当たり前」のことがいかに価値のあるものであるか、他の地域の人にとって魅力的なものであるかという考えを伝えていきました。そこにエンターテイメント性やデザイン性を加え他にはない体験にすることで、価値を付加し、魅力的な商品・サービスに仕立てていきました。 大井川鐵道の新駅も開設され、これまでこの地域になかった複合商業施設としたことで大きな話題となり、連日多くのお客様で賑わっています。   <当社プロジェクトメンバー> 【営業】西本 彩、岩佐 圭介 【企画】乃村 隆介 【デザイン・設計】田村 憲明、藤村 完、荒井 翠 【制作・施工】中村 美行、才木 祐来、吉田 明弘、宇田川 宙、川谷 隼裕 【リーシング】西本 彩

#パブリック
AW MUSEUM

AW MUSEUM

アイシン・エィ・ダブリュ様が日本初となる純国産AT、カーナビ開発へと挑戦した歴史、そして世界一へ登り詰めた先人たちの熱き情熱と技術を、若き社員たちへ、そしてステークホルダーへと伝承する施設です。 メイン空間では、欧米の模倣から始め、手探りで独自の技術を築くまでの苦難の姿を、当時の社員たちの目線に近づくような感覚で伝えるため、若者が好むMANGA表現+象徴的シーンの造形による6つのストーリーを展開しました。MANGAを読むような気軽さで感情移入を促し、先人たちの熱量をしっかりと感じ取れる展示としました。さらに当時の社員たちの息吹が残る40 年前の建屋を敢えて利用し、展示の舞台装置として部分的に残しながら機能させ、工場で実際に使用しているATパレットやグレーチング材を什器やステージとして展開することで、社員やお客様の間で「対話」のきっかけが生まれるよう演出しました。 旧会議室エリアは小部屋を繋ぎ、大きな細長い空間とし、空間全体を年表に見立て、製品技術の変遷を紹介。ステージ造作にはAWが世界へと製品を届けてきたATパレットを活用し、社員が親しみと共に誇りをも感じられるものにしました。この空間は、世界初・世界一をつくり続けているAW の技術力のスゴさを一目で、直感で感じられる巨大AW年表となっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【クリエイティブディレクション】LHC:吉永 光秀  【デザイン・設計】LHC:小阪 雄造、田中 悠史、村山 明宏 【造形】岸川 研一 【営業・プロジェクトマネジメント】藤岡 拓哉、丹下 由加里 【制作・施工】伊藤 駿

#コーポレート
設楽町奥三河郷土館

設楽町奥三河郷土館

愛知県山間部の豊かな自然に育まれた「設楽町奥三河郷土館」は、旧館のメッセージ「ふるさとのくらしとこころを伝える」を継承。新設の道の駅したらに併設し、まちづくりの中核施設として一新しました。大正期から収集してきた地域の宝、数多の貴重な資料で展示空間を埋め尽くしています。設楽町産の桧材格子組をモジュールにした、更新が容易な格子の展示空間は、将来にわたって地域固有の空間インフラとして活用が可能です。 来館者は、豊かな森の情景から生きものの多様性、考古・歴史をたどり、民俗の豊富なコレクションに包まれ、いまも受け継ぐくらしの知恵を知ることができます。作り手と使い手の関わりから、行動と意識変容のリレーションを生み出し表現することで、持続可能なライフスタイルへの気づきを目指しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 1)町の総合計画、森づくり計画に位置付けた、設楽町産材の利用拡大による施設づくり 2)旧郷土館の老朽化に伴い、継承してきた数万点にも及ぶ資料展示と充実した展示環境 3)南の玄関口に立地し、北部や域内資源への案内、フィールドミュージアムとしての再生 4)旧郷土館の手づくりの展示物の再利用、受け継がれてきた“結”の精神の可視化 5)国指定重要無形民俗文化財「田峯田楽」をはじめとして地域資源の映像アーカイブ化 【解決策】 設楽町の指針に沿った奥三河郷土館の展示室は、設楽町産の桧材を現地調達して格子組に加工し、設えています。展示物である民俗資料は、江戸~大正・昭和期当時の木材による自作した民具コレクションを守り受け継いでいます。100年の時を超えてつながる人びとの豊かな森への意識や価値を考え、メッセージする地域固有の空間としてデザインしています。 展示は、豊かな森の情景再現ジオラマから始まり、生きものの多様性・地質などの自然史、考古・歴史をたどることで地域の資源を知るとともに、民俗では往時のくらしをシーン造形で再現。“結”の精神を表現し、民具コレクションを活き活きと感じさせています。展示により「ふるさとのくらしとこころ」に触れ、厳しい山間部を生き抜いた先人たちの知恵と工夫を伝えています。 【お客様の声】 旧館の「ふるさとのくらしとこころを伝える」の継承、分かりやすい展示テーマ構成、展示の更新性、設楽町産材の活用など、多肢にわたる課題を貴社の豊富な経験と技術によって実現していただきました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】栗田 徹也、髙井 照子 【デザインディレクション】志水 俊介 【企画・デザイン・設計】井戸 幸一、宮越 庸一、遠藤 信之 【制作・施工】高橋 浩一郎、末崎 武

#パブリック
浜松こども館

浜松こども館

浜松こども館は、児童に健全な遊びと創造的な体験、および交流の場を提供し、次代を担う児童の健全な育成と子育ての支援を図ることを目的に、2001年11月に開館しました。本プロジェクトの目的は、開館以来約18年が経過し、遊具などの老朽化・陳腐化が進んでいた同館の遊具を含む内装環境のリニューアルデザインをし、利用者により安全で快適なサービスを提供することでした。   「浜松こども館理念」 子どもは、内面に飽くなき好奇心を持っています。浜松こども館は、この子どもたちが子どもらしさを十分に発揮して、安心して思い切り遊ぶことができる愛情ある環境づくりを目指します。その中で多くの人とかかわりを持ち、社会性や創造性を高めていくことを期待します。 なお、未来を担う大事な子どもを育てている親たちが、相互扶助のネットワークを広げ、併せて、子育ての専門的支援を受けながら、子育てを楽しむ環境を醸成します。子どもたちがこの時期、心理的に安定した環境の中で体験し、心に思い描いたことは脳の長期記憶に組み込まれ、人生を豊かに人として幸せに生きる肥沃な土壌となるものと考えます。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】  1)施設開設当初からの運営理念や施設の機能を保持しつつ、館内の一部の遊具および内装を更新。 2)臨時休館期間を最小限に設定し、1年間という短期間の中で設計・施工を完了。 3)リニューアルにあたり、浜松市が推進している天竜材(市産材)活用に取組み、FSC®プロジェクト認証を取得。 上記のご要望をいただきました。   【解決策】 1)浜松の自然・産業技術といった地域の特色を取込んだ遊び場をデザインし、地域への興味関心と愛着を育む仕掛けづくりをしました。 2)浜松っ子の人間性や学びの土台を育む“浜松ならではの遊び場”を創るために、人間形成の理論にもとづいたオリジナルの遊具・空間としました。 3)ホール・だいちゾーン(床・壁・一部遊具)・ワークショップ室・廊下に浜松市産材である天竜杉を活用。浜松市様を管理責任者、弊社を副管理責任者とするFSC®プロジェクトチームとして、公共の類似児童施設としては日本で初めて国際的な森林認証制度「FSC®プロジェクト認証※」を取得しました。 ※FSC®プロジェクト認証 ・FSC®規格はドイツに本拠地を置く国際的森林認証制度で世界最高水準の規格です。 ・FSC®認証を取る=適切に管理されている森の木材を活用していることが保証されます。 ・浜松市はSDGsへの具体的なアクションとしてFSC®認証材活用に特に力を入れています。   <当社プロジェクトメンバー> 【ディレクション】鈴木 敦 【デザイン】渡邉 美香 【企画】阿部 麗実 【制作】高橋 昭伸、太田 広成、一條 武寛 【営業・プロジェクトマネジメント】小笠原 明徳、田代 春佳   ~関連リンク~ 【リリース】 乃村工藝社、全国初の国産材を使用した FSC®プロジェクト認証施設「浜松城」「浜松こども館」をオープン

#パブリック
浜松城

浜松城

浜松城天守閣は、1958年に市民からの寄附などをもとに建設された公園施設です。竣工後60年が経過し施設内の展示や装飾の老朽化が進んでいました。本プロジェクトは、徳川家康公が浜松城を築いてから450年という節目の年に、セントラルパークとして浜松城公園の魅力を高めるとともに市民や来園者の満足度の向上を図ることを目的とした展示エリアのリニューアル業務です。当社では、内装を含む造作、サイングラフィック、映像ソフトハード、照明電気工事、什器家具の設計施工を担当させていただきました。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・浜松城の前身である引間城から浜松城の築城・改築・廃城、浜松城公園へと至る歴史を通史的に紹介。 ・市内に所在する見学可能な城跡を紹介し、浜松城が有する重層的な歴史と市内各地の城郭の姿を伝える。 ・現在の展示物や時代背景などに統一感を持たせる。 ・多言語にも対応したパネルやデジタル映像コンテンツの制作・展示。 ・コロナ禍での運営を加味した動線・デザインの検討。 ・FSC®認証の天竜材(市産材)を活用しFSC®プロジェクト認証を取得。 上記のご要望をいただきました。   【解決策】 ・「若き家康公」が浜松城に確かに居城していた事実と、その17年間を中心に当時家康公が置かれていた時代背景や家康を取巻く人々に焦点を当て、「情熱」「情勢」「情景」の層にゾーニングした企画設計をしました。 ・若き家康公の「情熱」を表現したパッションステージを演出。浜松城の前身である引間城から浜松城の築城・改築・廃城、浜松城公園へ至る歴史を、既存模型を活用したパノラマシアターで通史的に紹介しました。 ・3階の「情景」の層に浜松市産材である天竜杉を活用。リニューアルにおいて、城としては全国初のFSC®プロジェクト認証を取得しました。 【お客様の声】 今回のリニューアルにあたり、天守閣の現状と課題を的確に整理し、最新技術を使った映像や、近年の発見・研究内容を取入れ、全面的にリニューアルしました。また、市内の見学可能な城跡の紹介、家康公ゆかりの地や伝説・食文化などの解説もあり、装いを新たにした浜松城は、学びの場としてはもちろん、復興天守閣など、浜松の歴史を改めて振り返ることができる施設になりました。 来園者からは、「浜松城の成り立ちがよくわかる」、「お洒落になった」などの声をいただき、本市としても、セントラルパークとしての魅力を高めるとともに市民や来園者の満足度の向上を図ることに加え、さらなる地域の活性化・観光交流の拠点的施設としての機能向上につながったと認識しています。   <当社プロジェクトメンバー> 【ディレクション】鈴木 敦 【デザイン】堀越 さやか 【企画】稲垣 美麻 【制作・施工】高橋 昭伸 【営業・プロジェクトマネジメント】小笠原 明徳、田代 春佳   ~関連リンク~ 【リリース】 乃村工藝社、全国初の国産材を使用した FSC®プロジェクト認証施設「浜松城」「浜松こども館」をオープン

#パブリック
木内建設100年史ギャラリー

木内建設100年史ギャラリー

静岡の木内建設様が創業100周年事業として新社屋を建設。その一角に、リクルーティングやクライアントとのコミュニケーションを目的とし、自社の100年史を展示・紹介するギャラリーをつくりたい、というご依頼を受けて計画しました。 創業から今日までの100年にわたる歴史年表や、建設技術への挑戦の軌跡をショーケース化して見せることにより、歩んできた歴史への理解を深めていただくと共に、木内建設様が次の100年を紡いでいくためのコミュニケーションツールとして有効活用できる空間づくりを意識しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・木内建設様の特徴をよく表し、かつ、品格のある設えとすることをご要望されました。 ・リクルーティングやクライアントが理解しやすい情報の見せ方とし、また、協力社の方々にとっても、過去に携わったプロジェクトを思い出して木内建設の社員のみなさまとの会話が生まれるような内容であってほしいとのご依頼を受けました。 ・展示に関しては更新性の担保を求められました。 【解決策】 自社工場を有し、コンクリート事業へ積極的に取り組むことで発展を遂げてきた企業の特性を表現するため、コンクリートを空間表現の核としました。成長を下支えしたコンクリートが展示什器にもなっていることで、歴史の重みを感じることができ、インパクトのある見え掛かりを生んでいます。 壁面は、創業から戦後復興、好不況の波を乗り越えながら常に時代のニーズに応え、成長してきた企業の変遷を見せるグラフィックシート貼りの年表となっています。 中央のショーケースでは、100年の歩みの中でマイルストーンとなってきた技術への挑戦の瞬間を切り取り、ジオラマ模型として見せています。完成した建築の姿を並べるのではなく、建設シーンの模型とすることで、図解として分かりやすくしました。また、建設作業に携わった人々も模型として精巧に表現することにより、現場の音や、木内建設と協力社の人たちの息づかいや声までもが聞こえてくるような臨場感のある展示とし、コミュニケーションのきっかけが生まれやすい内容としました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】 熊谷 健 【デザイン・設計】 北村 喜裕 【制作・施工】 前田 和生

#コーポレート
グリーンスタンプ軽井沢寮 蕉雨館

グリーンスタンプ軽井沢寮 蕉雨館

「蕉雨館」は1892年東京市本郷区西片町に建てられた旧福山藩前藩主阿部伯爵邸の一部を、1971年グリーンスタンプ株式会社創業者、春日節雄(ときお)様が軽井沢に移転復元し、グリーンスタンプ軽井沢寮の記念館として使われてきました。 2020年グリーンスタンプ株式会社とケネディクス株式会社両社が利用するリトリート施設として、新しくなったアネックスと同時に「蕉雨館」のリノベーションをおこないました。 耐震改修を含む蕉雨館改修設計および設計監理、ならびに施設全体のFFE設置工事を当社で担当しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 当初の移築からさまざまな増築改築がおこなわれ、別棟とのつながりが廊下のみの点でしかなされていなく、また構造的に負担を受け沈下が見られました。 施設全体の老朽化、蕉雨館については軽井沢の気候上、冬季の利用難しく、またもともとは畳の仕様でしたが日本人の生活様式の変化から、その利用の頻度が低下していたものの、当時の面影はできるだけ残し改修をしたいと考えられていました。 【解決策】 蕉雨館の調査により、できるだけ移築当時のシンプルな形態へ戻し、耐震診断をおこない建築基準法同等の地震力に耐えうる構造補強をしました。中庭を接してアネックスと向かい合い、施設全体としての一体感を与えました。 できる限り当時の意匠を尊重しつつ見えない部分の断熱・空調設備の設置で厳寒期以外の冬季も含めた利用期間の長期化を目指しました。床暖房を設置しフローリングへ、耐震上追加した壁はもとからある壁・建具・当時のイメージの表現をおこない、空間の上半分は当時の意匠をできる限り残しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】 辰巳 果由 【調査・デザイン・設計・設計監理】 N.A.U.1:小糸 紀夫 【制作・施工】 藤高 幹也

#コーポレート
浜松科学館「みらいーら」

浜松科学館「みらいーら」

既存科学館の施設及び展示アイテムの老朽化に伴う、科学館のリニューアル。設計・施工・運営を一体としたDBO※方式によるプロポーザルを獲得し、基本設計から約1年半という短期間で工事竣工しました。アクティブラーニング型の学びを提供することを最大の目的とし、体験から興味を誘発することで自発的な行動により深層学習へと導く体験ストーリーを基本方針として展示企画しています。自然・力・音・光・宇宙・新技術からなる6つのテーマでゾーニングされた展示空間には、多人数で参加可能な各ゾーンを象徴する大型の目玉展示を中心に、100を超える科学体験装置をほぼすべてを新設しました。浜松を代表する企業様にもご協力頂き、地元産業への興味を喚起する展示を館内各所に展開した。また、科学館としては世界初となるAI(人工知能)を搭載した科学情報学習システム(アプリ)を導入し、対話によって興味と知識が広がっていく、これまでにない新しいコミュニケーションデザインのあり方を実現しています。展示室以外にも、地元出身のアーティスト鈴木康広氏のアートによるエントランスのウエルカム展示や、キッズサイエンスランド、カフェ、ショップ、屋外のサイエンスパークも刷新し、科学館としての要素を取り入れつつ、子供だけではなく大人も居心地良い場となるようデザインしました。※DBO 方式(Design, Build, Operate):設計・建設・維持管理・運営を民間事業者に包括的に一括発注するもので、官民連携の一つの方式

#パブリック
ひだ宇宙科学館 カミオカラボ

ひだ宇宙科学館 カミオカラボ

宇宙と素粒子の謎を探求するための研究拠点が集まる岐阜県飛騨市神岡町。「ひだ宇宙科学館 カミオカラボ」は、飛騨の山中地下1,000mに人知れず存在する実験装置を用いておこなう研究の魅力を広く伝え、科学と社会の新しい関係性をつくるためにすべての人に開かれた場所として道の駅「宙(すかい)ドーム・神岡」にオープンしました。世界中で研究が進められている謎の多い不思議な素粒子「ニュートリノ(※1)」。これを観測する世界最大の地下ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ(※2)」は、ニュートリノ研究を通じて未解明である宇宙の謎を解き明かす鍵を握っています。カミオカラボでは、そんなニュートリノの不思議な特性紹介や、宇宙というマクロな世界とニュートリノというミクロの世界を行き来するような日常と離れた体験ができる空間を目指しました。 ※1:「ニュートラル=電気を持たない中性」「イノ=(イタリア語で)小さい」という意味の名前を持った素粒子のひとつで、謎の多い不思議な素粒子として、世界中で研究が進められている。 ※2:スーパーカミオカンデ:東京大学宇宙線研究所が運用する世界最大の地下ニュートリノ観測装置。ニュートリノそのものの性質を調べるとともに、ニュートリノを使って宇宙の歴史を明らかにしようとしている。   【お客様の課題/ご要望】 ・一般の方は年間1,000名程度しか見学できないスーパーカミオカンデを今回の施設で多くの人に体感してもらうこと。 ・施設を通してスーパーカミオカンデの活動及び物理に多くの来館者が興味を持ってもらうこと。 【解決策】 ・来館者が理解しやすいように臨場感ある大画面映像及びゲーム等を通して、多くの来館者に体験・体得してもらう。 【お客様の声】 展示対象の研究領域を専門とする学芸員を有しない体制で本施設が魅力あるものとして生まれた背景には乃村工藝社様の企画力が存在していると思われます。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】三輪 晴也 【企画】原 克己、岸田 匡平 【デザイン・設計】水野 考基、湯浅 忠 【制作・施工】一万田 隼人、堀 七重、鈴木 俊幸、山田 克己、下出 宜精

#パブリック
PAGE TOP
Contactお問い合わせ

お問い合わせ/お見積もり依頼/資料請求は下記よりお気軽にご連絡ください。
お問い合わせの多いご質問や、よくいただくご質問は別途「よくあるご質問」ページに掲載しておりますので、
ご活用ください。