静岡市歴史博物館は、「静岡の過去を学び、今を知る。そして、未来を考える。」をテーマに掲げ、静岡市の歴史価値と魅力を発信し市民へ歴史をより深く伝え、子どもたちの郷土愛を育むことを目的とした、静岡市として初めての総合歴史博物館です。当社は基本計画から関わり、1階ギャラリーおよび、2階、3階常設展示室の展示設計施工を担当しました。
岡島百貨店の建物老朽化による移転計画です。移転先は近隣にある商業施設”KoKori(ココリ)”となり、当社は本プロジェクトにおいて、コンストラクションマネジメント業務(プロジェクトマネジメント/施設調整/内装監理業務)、設計(意匠設計/建築設計/設備設計)、施工(建築/設備)を担当しました。
パナソニック様は創業以来、生活者の日々のくらしに寄り添い、一人ひとりに最適な健康なくらしを実現するためさまざまな取り組みを進めています。高齢化が進む中国で、パナソニック様が中国協業パートナー様と共同で高齢者向けウェルネススマートタウンを2022年に開業しました。「養老健康マンション」と言われる住居のうち約1,000戸は、オールパナソニックとなる住宅設備が採用されます。中国社会に深く浸透しているスマートフォンひとつの操作で健康的で快適な空間を実現します。乃村工藝社グループでは、養老健康マンションを紹介するためのVIP向けのショールームのデザイン・設計などを担当しました。商品を展示する機能に加えて、足湯やカフェなど、来場者をおもてなしすることに特化した迎賓館のような場となっています。
横丁ブームの元祖「恵比寿横丁」、 「渋谷横丁」などを手掛けた浜倉的商店製作所様が運営する歌舞伎町の次世代エンターテインメントフードホールです。 約1000㎡のフロアには「祭り」と「全国の食」をテーマとした、食と音楽と映像が融合した全10店舗が並ぶ食祭街となっています。北は北海道から南は九州、沖縄、お隣の韓国まで、生産者の顔が見える厳選された産直食材をはじめ、地域料理、B級グルメ、丼、麺、焼鳥、餃子、お酒などの各地の 「ソウルフード」が集結しています。
世界中の置かれる場所・時間・環境に合わせて表情が変わる、スライド可動式のキオスク(Kiosk)です。キッチンユニットとさまざまなシーティング形式のユニットを必要数組み合わせて構成するスタイルのデザインは、設置場所の広さにとらわれない展開が可能です。最大の特徴は、閉じていると周囲の環境に溶け込み、開くとカフェ空間が現れる点です。ミラーのファサードは周辺環境を映し込み、カメレオンのように表情を変えていきます。世界展開する% ArabicaならではのKioskとして、どの国のどんな場所の店舗であっても、全くのコピー&ペーストのデザインではなく、その土地ならではの姿となります。写真は1店目としてオープンした Ningbo Heyi Avenueにある、4つのユニットで構成された店舗です。洗練されたその姿は高級ショッピング施設のアトリウムという環境に溶け込んでいます。昨今のパンデミック下でカフェの在り方について考えさせられるなか、屋外でコーヒーを楽しめるKioskの需要は増えています。スタンド方式でただ販売だけを行う従来のKioskではなく、営業中はスライドして開くとユニット内は半屋外のシーティングとなり、またその周囲にもシーティングエリアを設けられる新しい考え方の店舗です。
パナソニックセンター東京の1階が、小中学生が環境について学び考え、行動へとつなげる体験型展示空間へとリニューアルされました。この空間では、パナソニックのCO2削減への取り組みである長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を紹介しながら、子どもたち一人ひとりが「ACT」へのアイデアを見つけ、環境問題へACTIONしていく仲間となることを目指しています。環境問題という明確な答えのない課題に対して、一人ひとりが答えを探りながら学ぶことのできる場として、空間に散りばめられたさまざまな形状は、これから子どもたちが自らつくってゆく未完成のかたちを表現しています。また、大きな4つのサインで問いを投げかけることで、ゲームコンテンツやハンズオン展示を体験しながらヒントを探ることができます。スケールの大きな環境問題を自分ごとに置き換えながら日常の行動につなげられるように、コンテンツは身近な家の中や暮らしを舞台としています。加えて、「押す」「回す」といったアナログ的なギミックとデジタルコンテンツを融合させたゲームや、仲間との共同作業を通じて、リアル空間ならではの体を使った楽しさや学びを得られるよう工夫しました。
「浅草」と「東京スカイツリータウン®」を結ぶ新たなエリアが誕生しました。「東京ミズマチ®」は東武鉄道株式会社と墨田区の連携による、鉄道高架下複合商業施設です。「Live to Trip ~人・地域・文化が行き交い、旅するように過ごし、暮らすように旅する~」をコンセプトに、イーストトーキョーに根付くバイプレイヤーとイーストトーキョーで拠点を持ちたいプレイヤーたちなど路面型のプレイヤーを中心に、小さな個性の集合体として「東京ミズマチ®」という街づくりを行うことで、浅草や東京スカイツリーと連動し、本エリアの回遊スポットとして、【地域密着×観光レジャー消費】の融合を目指しました。
パナソニックグループの大方針である「Panasonic GREEN IMPACT」を展示として来場者に伝えつつも、全体の空間デザインでそれを具現化し、可能な限りロスを出さない展示ブースを実現しました。環境負荷に配慮し、最小限の建築物や床材を使い、リサイクル素材を多く使用することで、ブースの施工・ロジスティックの面から、カーボンフットプリントを削減でき、同グループの方針を世界に伝えました。また、各エリアに配置したシンボルサインはそれぞれプロダクトを使って造形をデザインしました。シンボルとして人びとが集う場を提供しつつ、それらをプロダクトで構成することで、来場者・メディアに向けて共にわかりやすくメッセージをアピールしました。
「道の駅かでな」では極東で最大の米空軍基地「嘉手納飛行場」が一望できます。本プロジェクトは、建物3階にある「学習展示室」の改装事業で、修学旅行生・観光客を対象とした「平和学習の場」、地元の人びと・子どもたちの「地域学習の場」として充実させることを目指しました。展示の内容は、嘉手納町が、町域の82%を米軍基地が占める、まさに「基地の町」であることを伝えるプロローグに始まり、経済・文化・交通の中心地として栄えた戦前、嘉手納基地形成の始まりとなった沖縄戦、ますます基地が拡大されていく米軍統治時代、基地負担が継続していく復帰後、そして現代に至るまでの基地をめぐる嘉手納町の歩みを辿りながら、「なぜ、基地はここにあるのか? なぜ、基地はなくならないのか?」を考える構成となっています。「ぼくの町には基地がある」をキーワードに、嘉手納基地と隣り合わせで生きてきた〝ぼく〟や〝ぼくの家族〟の視線から基地の存在を紐解く展示として、嘉手納町に暮らす人びとへのインタビュー映像や、〝ぼく〟と〝ぼくの家族〟が登場するマンガ解説を導入しています。基地の町のくらしを、騒音や匂いを体験しながら考える展示や、嘉手納基地を地図上の自分の町に配置して大きさを実感する展示など、人びとが自分に引き寄せて考えることができるよう、工夫を凝らしました。
大気社様は、エネルギー、空気、水に関わる先進技術で社会へ貢献する、世界トップクラスのグローバル環境エンジニアリング企業です。本プロジェクトは、大気社様のお客さま・パートナー企業とのオープンイノベーション創出を目的としたコミュニケーションスペースの計画です。本社を構える新宿グランドタワー29階の受付エリアをショールームに改修し、ビジネスパートナーの課題や社会課題の解決を目指す、新しい価値を共創していく入り口「TAIKISHA INNOVATION GATE Shinjuku」として、企画・デザイン設計・デジタルコンテンツ制作などを当社で担当しました。
計画当初、秋草学園様よりお話いただいたのは、体育館耐震改修工事のご相談でした。 耐震工事と、体育館ファサードと内装の一新に伴い、校舎と体育館をつなぐ通路が「ジメジメした雰囲気で暗く、明るくて清潔感のある通路にしたい。学園としても次代に残せるような空間としたい」とのご要望があり、秋草学園のアイデンティティが表現された通路空間をデザインすることになりました。 本計画で、最も重要視したのは、“愛着を持ち続ける空間”とすることです。 そこで今回は、デザインの原点をワークショップにて学生と共に創りだし、愛着を生み、かつ継承されていくための“経過のデザイン”に取組みました。 生徒には、「秋草らしさ」が表現される写真を持参してもらい、“#〇〇”という形で言語化したものから込められた想いを抽出し、デザインとして昇華させ、通路にあしらうこととしました。 生徒が自分ごととしてデザインを咀嚼し、周囲に拡散することで、「秋草らしさ」が代々受け継がれ、愛着をもって空間と接し続けてもらえるよう推進しました。
SCビジネスフェアは一般社団法人日本ショッピングセンター協会が主催する、ショッピングセンター関係者が一堂に会する業界最大級のイベントです。当社も2023年1月25日~27日までの3日間出展しました。2023年2月に発刊された書籍『「しあわせな空間」をつくろう。-乃村工藝社の一所懸命な人たち』※と連動させ、白を基調としたブースデザイン、壁面はミラー、什器や棚に書籍を並べ、コーヒーのおもてなしなど、来場者にとって"しあわせな空間"となるような演出をしました。当社ブースには、3日間累計で約670名の方にお越しいただきました。 ※『「しあわせな空間」をつくろう。-乃村工藝社の一所懸命な人たち』:人々の「しあわせ」を呼び起こす空間をアミューズメント施設からホテル、ミュージアム、オフィスまで、当社が手がけた最先端の空間づくりを紹介している書籍です。
スペイン・バルセロナ発祥のアートキャンディショップ PAPABUBBLE(パパブブレ) 町田店です。 商業施設内のエスカレーター横に位置する細長く特徴的な区画を活かしながら、町田エリアにおいてPAPABUBBLEブランドの発信拠点となるようなシンボリックなデザインを目指しました。出店区画はもともと商業施設のエントランスからの視認性が低く、エスカレーターからの上下の視点変化、さらに複数の動線からアプローチできるがゆえに、主となるビューポイントが定まらず店舗の“顔出し”が難しいことが集客の課題でした。 そこで当社は、エスカレーターや複数の動線によって上下左右あらゆる角度から見られる立地をうまく利用し、集客の強みに変えられるよう計画を行いました。具体的には、PAPABUBBLEの象徴であるキャンディーバーに見立てた約7m×90本のアルミ棒を空間に対して大胆に配置し、面ごとに色を塗り分けることによって見る角度によって色が変化する仕掛けを施しました。この視覚的効果によってお客さまを店舗内に誘引し、お買い物を楽しんでいただけるような平面計画としています。 グラデーショナルな色の変化は、魔法のようなパフォーマンスによって生み出されるPAPABUBBLEのキャンディとそのフレーバーの多彩さにも通じています。
設計・デザイン監修を担当した2013年の15周年リニューアルに引き続き、企画業務から参画させていただいた20周年リニューアルです。数回のリニューアルを経て全体のリニューアルが完了する節目のプロジェクトとして、2019年にオープンとなりました。1階のウェルカムスペースおよび5階のレストランフロアの全面改装、館内サインの刷新とデジタルサイネージの新設を行いました。15周年の際のコンセプト「Romanticship海ほたる」を基にリニューアルし、全面海側の開口を取った4階とは異なり、内向きの開口部のみで特殊装飾を施しながら空間のイメージをつくり上げました。
バルセロナの路地裏で始まり、世界30か国以上に広がったアートキャンディショップ PAPABUBBLE(パパブブレ)のさいたま新都心店です。店舗内で繰り広げられるキャンディ製造パフォーマンスを通じ、飴職人とお客さまが一体となってキャンディを楽しめる体験型店舗となっています。 さいたま新都心店では、キャンディづくりをより臨場感を持って楽しんでいただけるよう、 パフォーマンスが行われる厨房スペースとお客さまの境界を極力取り除いたシームレスな店舗を目指しました。そこでインテリアデザインは、お客さまがあたかもキッチンの中にいるかのような感覚を味わえることをコンセプトとし、メインマテリアルには厨房と同じステンレス素材を使用。厨房機器や厨房用資材を店内にちりばめています。 また、店舗内のストックスペースにおいては工場用のビニールカーテンを用いて敢えて飴の材料を見せることで、目の前でアートキャンディが生み出される臨場感を最大限に演出しています。 体験消費やSDGsを意識した次世代型のキャンディショップとして、お客さまにも製造に参加していただける企画の発信や、今までは切れ端として処分されていたキャンディの端っこを、入手困難なプレミアム商品に生まれ変わらせる新サービスもスタートしています。
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