文部省博覧会(湯島聖堂博覧会)-錦絵-1
「元ト昌平坂聖堂ニ於テ博覧会図」昇斎一景。近代になると江戸時代の物産会(薬品会)の流れは、国家的な殖産興業などの政策と関係しながら展開する。明治5年(1872)の「湯島聖堂博覧会」は、文部省博物局が博物館を建設する目的で集めた工芸品や遺跡出土品、動植物標本類など、約620点を展示する。画面中央に描かれた名古屋城の金鯱 (金のしゃちほこ)が評判で、2ヶ月間で19万人が訪れたが、回廊を埋める動物標本に物産会(薬品会)の雰囲気も感じられる。このときの展示品は翌年のウ イーン万国博覧会に出品された。(以上の解説は大阪大学橋爪節也教授)、「汐留・アドミュージアム東京」「日比谷図書館」「名古屋市立博物館」「堺市立博物館」「江戸東京博物館」でも所蔵、本紙サイズ(H35.6/W72.0)、複製3部あり[NM]
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