日本万国博覧会-絵葉書-197
ソ連館、炎のスクリーンが風をはらんだ赤旗を思わせる大壁面が、会場全体を包み込んでしまう勢いで広がっている。てっぺんまでの高さが109メートル。金枠のふちどりがついた赤いカマとハンマーの国章だけで、長さ6・5メートル、重さが4トンもある。背面は雪山を思わせる純白で、「赤は進歩、日は調和をあらわす」と説明されている。内部は柱がほとんどない大ホールで、その広さだけでも、観客のどぎもを抜くのに十分だ。展示は宇宙開発からファッションまで。レーニン誕生百年目にあたるソ連のお国ぶり、暮らしぶりをすみずみまで紹介している。ロシア料理の大食堂は760人を収容できる。このパビリオンにかかった費用は73億円。本国から来る従業員が総勢500人超えるのも、ずば抜けている。[TS]
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