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日本万国博覧会

日本万国博覧会

管理コード:600
開催日程:1970年03月15日(昭和45年)~1970年09月13日(昭和45年)
開催地:大阪府
会場:大阪府下千里丘陵
主催:日本万国博覧会協会
入場者:64,220,000人

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【資料件数:2015件】

アジアで初めての博万国博覧会で、BIE承認の第一種一般博であった。日本の近代化100年を記念して、世界の産業、文化の国際的交流と国際平和に寄与することを日的とした。テーマは「人類の進歩と調和」で、20世紀前半の万国博覧会のように、もっぱら技術文明の進歩をうたいあげるのでなく、その進歩がもたらすさまざまなひずみにも目を向けようという主張であった。これは第二次大戦後の万国博覧会が一頁してとりあげている人間性回復への関心を、より高い次元へ発展させようと試みたものである。海外参加は外国政府77、国際機関4、政庁1、州6を数え、国内出展も日本政府をはじめ地方公共団体、政府関係機関、民間企業・団体2499にのぼった。会場は大阪千里丘陵330万平方メートル。人の交流を中心に考えた会場設計で、会場中央に木の幹に当たる「シンボルゾーン」を置き、ここから東西南北に総延長2・6キロメートルの「動く歩道」が枝として伸び、それに展示館が花として連なる、という配置であった。シンボルゾーンは幅約150メートル、長さ約1000メ一トルの大屋根で、中央口を中心に南北にのびた長方形の地域であった。ここにお祭り広場、太陽の塔、テーマ館などの主要施設が設けられた。その大屋根を貫いて高さ65メートルの「シンボル」「太陽の塔」が建っていた。お祭り広場では収容能力1万人、照明、音響、スクリーン、ロボットなど広場の装置や設備はすべてコンピュータで操作され、近代劇場の性格を備えていた。そこでは開・閉会式、ナショナルデー、スペシャルデーのほか、世界各国の民族舞踊やショー、日本各地の民謡、踊りなど、国際色豊かで多彩な催し物が連日繰り広げられた。テーマ館はシンボルゾーンの内に、生きた人間を表現するため、地下、(過去・根源の世界)、地上(現在・調和の世界)、空中(未来・進歩の世界)の3つの要素から構成された。会場に花と咲くパビリオンは、各曜日広場を中心にブロックごとに分かれ、それぞれのお国柄の建築様式と展示デザインで競い合った。日曜広場には日本政府館、地方自治体館、電気通信館、といった政府関係のバビリオンが3つあった。月曜広場は、三菱館、生活産業館、虹の塔、鉄鋼館、クボタ館、リコー館タカラ・ピューティリオン、コダック館、アイ・ピー・エム館など、火曜広場にはドイツ、フランス、、カナダ、フイリッピン、韓国、中華民国などの外国関係のパビリオン、水曜広場は、アメリカ、オーストラリア、マレーシアなどのパビリオンとサンヨー館、ガスパビリオンが入り交じっていた。木曜広場には、日本自動車館、住友童話館、東芝館、電力館、みどり館、富士グループ館、日立グループ館など。金曜広場は、イタリア、キューバ、チリ、アルゼンチン、イギリス、ブラジル、香港館など、土曜広場には、繊維館、スイス、オランダ、インド、ソビエト、ベルギー、メキシコなどのパビリオンが立ち並んだ。また会場の東南部にエキスポ・ランドがあり、総面積17万2500平方メートルに遊戯施設が勢揃いした。日本庭園は会場北側にあり、広さ26万平方メートル、束西に細長く、中央は山、両側は谷となっており、わが国の伝統と最新の造園技術でつくられた。この博覧会は参加国数も多く、入場者6421万8770人と驚異的で、すべての面で万国博覧会史上最大、最高の成果をおさめた。乃村工藝社実績「テーマ館」「政府1号館」「日本化学工業館」「万博美術館」「国連館」「東芝 I H I 館」「自動車工業館」「コダック館」「ニュージーランド館」「宝くじドリームコーナー」「生活産業館(佐藤製薬、読売新聞社)」「アメリカンパーク」「住友館」「アメリカ館」「繊維館」「サントリー館」「クボタ館」「スイス館」「お祭り広場」(社内資料より)

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