日本万国博覧会-絵葉書-193
エキスポタワー、シンボルゾーン南端、標高65メートルの丘に立つ高さ120メートルの展望塔。会場のランドマーク(位置標識)であり、無線中継基地ともなる。「先細りの塔」の常識を破り、上から下までずん胴。3本の鉄柱を垂直に立てたポール・ジョイント工法で、平面的な広がりの限界に挑戦した大屋根と対照的だ。昔懐かしい阪本牙城の傑作マンガ「タンク・タンクロー」そっくりのコブは展望室。三つが一般用で1つがVIP用である。昇り降りは二基のエレベーター。一回30人を約50秒でてっぺんまで運ぶ。窓がついていて、刻々会場の展望が広がって行く。もちろん会場内随一の絶景だ。建築家、菊竹清訓氏の野心設計で、新工法の塔だけに建設の苦労は大きかった。[TS]
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