ブリュッセル万国博覧会

管理コード：986
開催日程：1935年04月27日（昭和10年）～1935年11月03日（昭和10年）
開催地：海外
会場：ヘイゼル公園(ベルギー)
主催：
入場者：20,000,000人

【資料件数：3件】

ブリュッセルはこれまでに小規模ではあるが、数多くの博覧会を開いて、そのたびに都市づくりに成功してきた。この博覧会は国際博覧会条約による最初の万国博覧会で、第二次大戦無前ただひとつの第一種一般博(参加国に展示館建築の義務を課す)であった。ベルギーの鉄道開通100年とコンゴ独立国建国50年を記念したもので、「民族を通じての平和」をテーマに開催した。会場はヘイゼル公園151・55ヘクタールに、グラン・バレー(大宮殿)を中心に約350の展示館やホールを建設した。テーマの主張するところは、文明の発達と現時点における総合であり、人間がその努力を続けて行こうとする意志の確認であり、実によき未来の征服である。すなわち、文明の進歩への歩みのため、諸民族協力の原理の確認である。このとき1400年から1900年にわたる美術を集めた美術館や、フェアの常設展示場が残された。入場者は2000万人であったが、「古きよきブリュッセル博の再建」がうたわれ、ベルギー最大規模の万国博発会であった。●「主建築のグランパレ(大宮殿)は、1958年の万国博覧会や国際見本市に利用された」「展示では、コミュニケーション、電気、無電が重視された。」

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