始政40周年記念 台湾博覧会
管理コード:980
開催日程:1935年10月10日(昭和10年)~1935年11月28日(昭和10年)
開催地:台湾(戦前)
会場:台北公堂及び以南
主催:始政40周年記念台湾博覧会 (後援・台湾総督府)
入場者:2,578,895人
台湾が日本の統治以来40年になるのを記念して開いた博覧会であるが、当時、日本が南進政策を図る上で、台湾が重要な位置にある現状を示す、極めて軍事色の濃い博覧会であった。この博覧会は総予算の60%を台湾総督府が負担するのを前提に計画された。日本からも1道3府32県が出品した。ほか朝鮮、満州、南洋庁、南洋諸島、南支も参加して出品が総数30万点を越えた。会場は第1会場、台北市公会堂一帯43.000平方メートル。第2会場、台北市公園79.470平方メートル。分場、台北市大稲堤1.324平方メートル。草山分館、草山温泉地2.649平方メートルの4カ所、規模は14万平方メートルであった。第1会場に産業館、林業館、陶業館などのほか日本歴史館、満州館、朝鮮館などが建てられ、日本製鉄館、三井館など日本企業も出展した。第2会場には国防館、船舶館と東京、大阪など主要都市も展示館を建てた。パビリオンは直営館14館、特設館18館であった。余興として演芸館、映画館、海女館などもあった。なかには日の丸迎敬館という日本の国体をパノラマにした館もあった。
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