藩祖300年祭記念 産業観光博覧会
藩祖公(伊達政宗)三百年記念行事の一環で開かれた博覧会。仙台市役所前の第1会場入口に楼門をつくり、仙台大博覧会と大書した額が掲げられていた。場内正面には日の丸と日章旗を並べ、入口が戦車となっている国防館(日露戦役三十年記念館)が建てられ、その両側に演芸館と不思議の国がつくられた。第2会場の塩釜町築港には中心の広場に、こどもの汽車を走らせ、その周りに入口が戦艦三笠の東郷館が大きく建てられ、両側に産業館、観光館、海底旅行館、演芸館などがならんだ。第1会場と第2会場を結ぶために、バス券付き入場券を発行したり、福引したりして人気を煽り、団体客の申し込みも殺到して、ついに3日間の会期延長となった。乃村工藝社実績・特設館構成で施工(社史「70万時間の旅2」より)
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