産業総動員工業大博覧会
管理コード:966
開催日程:1935年04月01日(昭和10年)~1935年05月20日(昭和10年)
開催地:大阪府
会場:大手前 大阪府庁前 偕行社北側 天満橋駅前 特別会場・天王寺
主催:日本工業新聞社 夕刊大阪新聞社
入場者:473,006人
わがの国工業は内に国内の自給自足をみると同時に、外においては世界市場も席巻して「世界のニッポン」を現出した。この間、国の科学研究と、友邦満州の発展と相俟ってますます進展、台湾も資源開発に寄与した。全工業界に関する内外の出品を網羅展示し、最新で効果ある内容を盛り、工業知識の啓発と国防思想の普及を図る目的で開催した。第1会場の大手前大阪府庁舎前には陸海軍をシンポライズして、館全体を軍艦づくりした国防工業館が建つ、入り口には前艦橋を装備して、人形の兵士を立たせて海軍のイメージを出した。館内にはネオンを応用した投下爆弾や海戦バノラマを見せた。第2会場の偕行社北側には、機械製作専門会社出品の機械実演館、電光型の屋根をデザインした電氣会社出品の電氣実演館、モデル住宅を展示した建築土木館があり、第3会場の京阪電車天満橋駅前には、清楚な外観で工業文化を見せる工業教育館、当時流行の流線型の建物で、35年型一流自動車オンパレードの自動車館、ほか、染織工業館、化学工業館があり、この8館がテーマ館を構成していた。余興では第3会場に博覧会放送局を設け、JOBKのラジオ放送をし、アナウンサーを募集した。
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