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国防と産業大博覧会

国防と産業大博覧会

管理コード:964
開催日程:1935年03月27日(昭和10年)~1935年05月10日(昭和10年)
開催地:広島県
会場:呉ニ河公園 川原石海軍用地
主催:呉市
入場者:0人

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【資料件数:23件】

第1会場は二河(にこう)に、第2会場を川原石海軍用地が当てられた。第1会場には正門内に大噴水があり、正面に大きく産業本館が建てられ、その右側と左側分かれるように、朝鮮館、満州館、台湾館、拓殖館、郷土産業館、農林水産館、観光館,呉線開通記念館などが入り乱れてならび、左側に軍需工業館や演芸館、子供の国などが設けられた。拓殖館には仏領印度支那、ペルシヤ、シャム、パラオ、南洋庁、土耳古、印度、ハワイ、フイリッピン、ブラジルなどの出品と南米ペルーで発見された刑罪者の珍奇なミイラ5体が展示された。教育館では乃木将軍・東郷元帥武勇伝のパノラマや、佐久間艦長の勇気を表す段返しの仕掛けなどで、札止めをする盛況であった。また、魚雷の発射や水中爆雷の実演も行われた。また、本願寺館では親鸞上人御一代パノラマ14場面と、明如上人御事蹟パノラマ12場面をつくり、国民精神高揚の啓発に役立てようと企画された。第2会場には大きな日章旗を描いた海軍館、正面に大きな星をつけた陸軍館、航空館、軍事記念館、上海事変の激戦で尊蔵だけ残ったという、弘法大師を移奉安置した「弾丸除け大師」があった。特設館では、100後のラジオ都市を展示したラジオ館、水族館、国防戦史パノラマ館、世界一周館、海女館、米人リンゲンス大冒険館などがあり、場外興行として、金丸管弦楽犬大サーカス、宮川犬猿サーカス館、庄司オートバイサーカス団と揃い、呉検番と羽田歌劇による演芸館、カフェ、芸妓、遊郭ほか素人師匠連による野外劇場が賑やかに開かれた。後援は陸軍省・海軍省・商工省・呉鎮守府、乃村工藝社実績「教育館」「宗教館」(社歴&社史「70万時間の旅2」より)

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