支那事変聖戦博覧会
この前年、西宮球場で開かれた聖戦博覧会と同類のもの。とはいえ、ここの会場は天下の名峡嵐山16.500平方メートルの地域。支那の城壁に囲まれた会場の門を入ると、敗走する敵軍から獲得した飛行機、迫撃砲、高射砲など硝煙の匂いの残る戦利品が展示してあり、参考館にはわが国の最新鋭機をはじめ、皇軍兵器の数々を並べ、事変の認識を深めさせた。その一角には30メートルの大梯子の上から下の水槽に、火だるまになって飛び込む決死のダイビングをする曲技場があり、その前に野外演芸場が設けられていた。メインはもうひとつの門を潜った会場の大パノラマ館で、会場周囲を取り巻くように延々700メートルに及んで、大砲、戦車、機関銃、爆音高らかな飛行機などすべて電動で、23場面を実戦さらがらに構成した。
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