躍進日本航空博覧会
帝国飛行協会が創立20余年を迎え、航空日本を再認識し、この事変に対する航空報国の結晶を見せようと展開。会場を6部に分かち第1部は飛行機及び航空機資料とし、今回の事変で武勲をたてた九三式重爆撃機を初公開した。空中戦の花形・九一式戦闘機、魚雷を抱いて敵艦に発射、撃沈させる雷撃機などと多くの機材を公開。第2部は航空機の今日に至るまでとし、人間が始めて飛んだ時代から今日までのかずかずの資料を写真や遺品などで展示。第3部は知っておきたい航空知識で、大空への憧れ、航空機に対する知識を模型やポスター、写真や記録資料により展示。第4部は支那事変と我空軍で、陸海軍荒鷲隊の空爆日誌や戦利品などを公開。第5部は讃えよ空軍大パノラマで、菊人形15段返し劇場の舞台と、観覧席1.300平方メートルを全部パノラマにして、荒鷲隊が敵地を爆撃する実写を、臨場感あふれるつくりものと照明や音響で観客を圧倒した。第6部は航空機実験館で発動機の実験や機上操縦を体感させた。また別に八幡石清水八幡宮参拝と航空博割引もあり、朝日新聞社の後援もあってマスコミの宣伝も利き多数入場した。
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