興亜時局博覧会
戦局が日増しに緊迫するなか、国民に軍事意識を高めるために開いた博覧会。会場の西公園には桜岡大神宮が鎮座し、それを挟むように左側に、メインの紀元2600年館と第1、第2、第3聖戦館が建ち、それに続いて銃後報国館、東北資源館、潜望鏡装置台があり、英霊追悼館や物言わぬ戦士館という特殊な建物もあった。その右側のスペースにニュース館や参考館が建ち、満州館と朝鮮館が独特の建築様式で競っていた。その奧に興亜産業館と防空館が建てられ、前の空間がコドモ自動車コースやサーリングなどの遊戯施設となっていた。そこから繋がる陸橋を渡ると、逓信館やラジオ館、娯楽の演芸館が建ち、トーチカなどもつくられた。時局柄とはいえ会場は軍事色に溢れたムードであった。
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