国防科学大博覧会
管理コード:839
開催日程:1941年04月01日(昭和16年)~1941年05月31日(昭和16年)
開催地:兵庫県
会場:西宮球場及外園宝塚新温泉
主催:(財)科学動員協会・日刊工業新聞社
入場者:1,000,000人
戦時下、新東亜建設を叫んで、国防と工業、工業と科学、科学と戦争という相互関係を明らかにして、科学振興の重要性に認識を与えようという目的で開催された。このころ、資材は統制下にあって、調達は大変であったが、軍、官民一致協力ということで、軍需関係の各社が特設館をつくって、国防への協力を示した。会場の西宮球場本館1階には陸軍兵器館のほか、代用工業館、燃料館、化学工業館が建てられ、2階には海軍館、科学動員館、能率増進館、防空館、航空館、南地館、傷病軍人館などがつくられた。また驚異の科学館では、太陽熱利用による湯沸かしや、鋼硝子の橋、声の見える機械、超音波、合成ゴム、合成石油などによる実験など、未来の科学戦争の知識を披露した。外園には独伊館、満州館、電気科学館などの特設館と、明室科学映画館というのもあって、活動写真が上映された。第2会場の宝塚には、婦人と子供の科学道場と遊戯施設がつくられ、子供たちの人気を集めた。
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