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大東亜建設博覧会

大東亜建設博覧会

管理コード:833
開催日程:1942年09月24日(昭和17年)~1942年(昭和17年)
開催地:福岡県
会場:福岡市百道海岸
主催:西日本新聞社
入場者:0人

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【資料件数:1件】

わが子、わが夫、わが父、わが兄弟が戦い、あるいは殉忠の英霊となって眠る。大東亜戦争を戦い抜く姿を祖国に移した博覧会。北辺警備から南方攻略まで戦史を飾る幾多の激戦地を、パノラマやジオラマで再現。さらに実感胸を打つ歴戦武勲の荒鷲をはじめ、皇軍将兵が血と汗で握りしめていた様々な兵器、敗戦の哀れを語る戦利品がある。戦闘や兵器の解説もあり、大東亜戦争を闘うための戦闘でなく、平和のための避け難い手段であることが、観客に分かるよう解説。戦争に併行して臨む共栄圏の建設が実物や模型により展示。開会は9月20日としていたが、災害その他の事情で24日に変更されたが、会場には陸軍館、海軍館、航空館と出揃い、大東亜共栄館、武勲館、馬事館、交通館、科学館、新興産業館などが建ち並び、総力奉公館というのもあった。、朝鮮、台湾、満州などの殖民地国の出展もあり、娯楽施設として映画館、演芸館と芸能奉仕館もあった。陸軍館には入口に皇軍が捕獲した米、英、蘭の戦闘機の残骸が展示され、館内は寒い北から暑い南までの各戦線のパノラマがつくられ、更に「兵営の一日」が入念なパノラマで仕上げられた。海軍館は無敵海軍が戦史を飾る数々の大海戦をパノラマにし、海軍の兵器や落下傘の活躍、水兵生活など海軍の知識普及に努めた。航空館では実物、模型、パノラマ、ジオラマ、写真すべてを使って、あらゆる角度から飛行機を解説、空への憧れを高揚させた。大東亜共栄館は共栄圏の全貌を紹介するとともに、先覚者の活躍をパノラマとジオラマで構成。武勲館は皇国の御柱を玉垣のように抱いている館で、軍神加藤少将の愛刀、軍衣、兵装などの遺品を展示。馬事館には兵士に劣らぬ武勲の名馬、天覧に浴した甲功章「黒星」乙功章「秋宮」丙功章「青将」の3頭が展観された。会場入口の大バノラマは、陸海軍共同作戦の壮烈な激戦場面で、敵将兵投降の姿と対象して、日本人の誇をわゆさぶった。各館の絵画もすべて傑作ぞろいで、「戦争美術展」の観があった。乃村工藝社実績(社史「70万時間の旅2」より)

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