福島県産業復興博覧会
戦後、躍進途上にある福島県が、生産、貿易復興の向上と、生活文化の進展に資す目的で、2千万円の予算を投じて開催した。会場は県全体が会場という広域型で、演芸館は中央公園に、商工貿易館は公会堂、公民館と中合デパート、農業第1館と児童遊園地は福島競馬場、美術館は県会議事堂、観光館は福島高等洋裁学院、食品館は福島第1小学校、電気通信館は福島電気通信部、農業第2館は福島第3小学校、貿易館は図書館の分館というようにそれぞれに分散。既存の建物を利用した会場で、建設予算は削減されたが観客は不便であった。とはいえ電氣通信館などではテレビジョンが東北に始めてお見得して、花形館となる人気であったし、会期も3日間延長するという予期以上の好成績を収めた。この博覧会は東北に向かって万丈の気を吐き、地方の活性化に貢献した。
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