アメリカ博覧会
アメリカに対する国民の夢と憧れを包んで、会場いっぱいにアメリカの全貌を紹介した博覧会。第1会場の球場本館にアメリカ合衆国の歴史、政治、経済、教育、芸術、文化、生活などを多岐にわたって紹介した。また、最新の生産品を展示して、アメリカの現在の文物風習まで知らせる内容であった。ここには間口約32メートル、奥行き約14メートルのホワイト・ハウスのほか、新日本産業ホール、農業館、自動車館などが建てられ、スクエアダンス場、移動児童図書館やPXの払い下げ品即売会も設けられた。テレビ館には東芝の国産テレビと、アメリカから空輸された大型テレビが放映され人気を呼んだ。第2会場の北口広場はアメリカ一周の大パノラマで、サンフランシスコの金門橋からシカゴやマンハッタンの摩天楼群、ナイヤガラの瀑布、グランドキャニオン、アラスカまでの名所旧跡がリアルに再現された。娯楽性の高いものとしては、クラブ・ゴールドラッシュには、スロットマシン、ピンボールなど、アメリカのゲーム機械が多数設置された。また、タイから子象のメリーちゃんも来て愛嬌をふりまき、ラッキーサーカスも空中サーカスで妙技を見せた。会期も11日延長して、入場者は200万人を越えた。乃村工藝社実績「本館全施設」「農業館」「宗教館」「リンカーン像」「エンパイヤステートビル塔」(社歴&社史「70万時間の旅3」「ディスプレイ100年の旅」より)
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