日本貿易産業博覧会(神戸博)
管理コード:777
開催日程:1950年03月15日(昭和25年)~1950年06月15日(昭和25年)
開催地:兵庫県
会場:王子公園一帯・港川公園
主催:兵庫県・神戸市
入場者:2,260,363人
市街の約7割を戦災で焼失した神戸は、昭和23年ごろから復興の転機として博覧会開催の構想はあったが、資材配給のメドもたたず機を逸していた。ようやく熱意が実って開催にこぎつけたのである。別名を神戸博覧会とも呼ばれた。この博覧会は従来の展示方式を破って、企画委員会を設けて「テーマ展開」を行うという、博覧会にテーマを採用した最初のものであった。例えば「序曲館には」には′′大戦後の日本′′′′大戦後の世界′′などのテーマを付け、それに沿って展示を行った。第1会場にはこれらのテーマに沿って展示された建物が並び、特別施設として府県特別館、娯楽街、こどもの国、野球王国、野外セット、サーカスなどが人気を呼んだ。第2会場には農業機械館、衛星館、日光館などがつくられた。同年、同時期、同沿線のアメリカ博覧会と競合した影響もあり、不景気な時期とも重なり、悪戦苦闘の連続であったが、ミナト神戸の貿易産業の発展に力を与え、市民に復興意欲を促進させた効果は大きかった。乃村工藝社実績・出品小間施工(社歴&社史「70万時間の旅3」より) ※入場者数について『兵庫県大百科事典 下巻』では2,263,158人と記載)あり。
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