ユネスコこども博覧会
1951年に日本がユネスコに加盟を認められたことを記念して開催された。会場は東京の豊島園と埼玉県の西武園(ともに西武鉄道経営)の二ヶ所であった。実行委員長・藤山愛一郎の挨拶に続いて、GHQ(連合国軍総司令部)の代表が祝辞を述べたり、東京都が保護している戦災孤児7000人の中から300人が招かれて出席したりと、戦後の世相を映していた。第1会場の豊島園には、博覧会場としてユネスコ館が建てられ、昭和天皇の生物学研究資料が特別陳列されて大きな関心をよんだ。「わが国青少年の科学精神復興のために」と、天皇が学習院初等科時代に採集した植物や昆虫の標本・写生図などが貸し出された。第2会場の西武園には、早稲田大学の今井兼次教授の総指揮で、当時のユネスコ加盟国60カ国のモデルハウスが建てられ、各国の建築様式からそれぞれの国の風土や民俗風習を学び国際理解を深めようとの趣向で、たとえばイギリスの場合はシェークスピアの生家を模した家が、オランダの場合は大きな風車小屋が出現し、全域がユネスコ村と命名された。[日本ユネスコ協会連盟公式ホームページより要約転載]
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