福井復興博覧会
福井市は89パーセントを戦火で焼かれ、3年後の地震で98パーセントを失うという壊滅的な打撃をうけた。当然ながら福井県を代表する繊維産業も同時に潰えた。戦災と地震のダブルパンチから再起をかけた福井市復興の悲劇を結実させた博覧会で、別名「繊維博」とも呼ばれた。第1会場の福井大学と第2会場の足羽山公園合わせて132.000平方メートルの敷地に、2億5.000万円をかけて会場づくりをした。正面にはテーマ搭を建て、ゲートを入ると大噴水があり、その前に福井復興館が建てられたほか、ほか道元禅師奉賛館、宗教館、メインの“繊維日本”は6館からなり、繊維ホール、繊維の知識など福井の繊維産業を強調した展示であった。ほか交通館、電話館、郵政館、東日本、中部日本、西日本それぞれ国土の産業などを展示したパビリオンが建てられた。また、遊園地や野外劇場、演芸館、ラジオ1952館という施設もあった。第2会場には僕たちの博覧会、私の博覧会や子供の国、おとぎの国、お菓子の国などと、郷土博物館があった。乃村工藝社実績・このプロジェクトで初めて東西合同の体制を組み「福井復興館」「繊維日本館」「繊維知識館」「国土産業館」「宗教館(道元禅師奉讃館)」「芸能館」「観光ガーデン」施工(社歴&社史「70万時間の旅3」より)
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